令和6年度 甲斐たいむ
3年次甲斐たいむ「グループディスカッション③」
10月2日(水)の3年次甲斐たいむでは、グループディスカッション③として「グループディスカッションⅠ」を行いました。 各クラス5~6人のグループを組み、同時進行でグループディスカッションを行いました。今回のテーマは「10年後に流行っているものは?」です。司会進行、書記、タイムキーパー、発表者等の役割を決め、ディスカッションに入りました。テーマについて自分の考えやアイディアを付箋に書き出し、記録用紙に同じ内容をまとめて貼り、グループ化してタイトルをつけたり、グループの関係性を線や矢印でつないだりして意見やアイディアを整理していきました。
そこからグループの新しいアイディアや提案を作り出し、最後に全体で発表し、この日の活動を終えました。この日も前回のディベート同様に各クラスとも活発な討論が交わされていました。
次回も「グループディスカッション」に取り組みます。新しいグループ、テーマとなりますが、さらに実りあるディスカッションになるように頑張りましょう。
3年次甲斐たいむ「グループディスカッション②」
9月25日(水)の3年次甲斐たいむでは、グループディスカッション②として「ディベート」を行いました。
ディベートのテーマは「日本の死刑制度は廃止するべきか」です。各クラス10チームに分かれ、同時進行で5試合を行いました。前回のガイダンス終了後に「死刑制度」について情報収集を行い、今回はその情報をチームで共有してからディベートを開始しました。内容としては、普段の会話ではなかなか話題に取り上げることは少ないと思いますが、どのクラスも活発なディベートが繰り広げられました。
次回から2週連続で「グループディスカッション」に取り組みます。ディベートとは形式が異なりますが、「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めることを意識して臨んでほしいと思います。
1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動中間発表」
9月25日の1年次甲斐たいむは、中間発表を行いました。現段階までの探究活動をポスターにまとめて発表し、NPO団体の方々にご助言をいただきました。
他のグループの発表を聞くことで、発表の仕方やポスターを見やすくするための工夫について検討し、また、NPO団体の方々と話をすることで考えが深まった様子でした。また、聞く側の生徒も質問や感想を述べており、集中して聞くことができていました。
<生徒の感想>
・似ているテーマであっても、解決策が各グループで異なり、新たな発見があった。人口が増加しているにもかかわらず漁師の人口は減少しているなど自分たちが調べられていないこともわかったので、もっとたくさんの情報を調べていかなければならないと思った。
・発表をしてみたら、テーマと調べていることが少しずれていることがわかった。自分が本当に解決したい課題を改めて考え、自分たちで解決できることを見つけていきたいです。
・他の班の発表を聞いて、グラフを提示することで説得力が増したり、写真を載せると見やすかったりと、わかりやすい発表があり、参考になりました。NPO団体の方からのアドバイスを聞いて、表面的だった内容が具体的になり、考えが深まりました。今回の発表を受けて、内容の修正や新たな視点での探究を行い、よりよい探究活動にしたいです。
今回ご協力いただきました団体は次の通りです(敬称略)。ありがとうございました。
①フードバンクいしのまき ②フィッシャーマン・ジャパン ③まちづくりスポット仙台 ④TEDIC ⑤こども∞感ぱにー ⑥にじいろクレヨン ⑦ベビースマイル石巻
3年次甲斐たいむ「グループディスカッション①」
9月11日(水)の3年次甲斐たいむでは、グループディスカッションのガイダンスおよび情報収集を行いました。ガイダンスでは、「どの意見が正しい、間違っていると対立するわけではなく、意見を出し合うことで納得できる合意形成を見いだす」つまり、「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めていくことを目的としてディスカッションに取り組んでいくことや、ディスカッションの進め方や今後の活動計画が説明されました。その後、次回からの活動に向けて情報収集を行い、この日の活動は終えました
次回9月25日(水)は、まず「ディベート」に取り組みます。グループディスカッションとは形式は異なりますが、「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めていくことができるはずですので、しっかりと取り組んでほしいと思います。
2年次甲斐たいむ「課題研究」
9月11日の2年次「甲斐たいむ」は、グループごとに研究活動を行いました。
先生方やグループの仲間と相談しながら、新たなアイデアを得ているグループ。
前回作成した研究企画書をもとに、図書室で書籍や論文を活用して調査するグループ。
10月の中間発表に向けて、見通しを持って進めていきましょう!
1年次甲斐たいむ「石巻の魅力や課題」を考える
8月21日の1年次「甲斐たいむ」は、グループで「石巻の魅力や課題」について話し合いました。7月17日に実施したフィールドワークの報告書を参考して、自分が感じた魅力・課題とその理由を発表し合い、グループでテーマに関する地域の現状、課題となっていることをまとめました。
次回は課題に対する解決策を考えます。自分が行えることは何か、身近なことをから考えてみましょう!!
2年次甲斐たいむ「課題研究」
8月21日の2年次「甲斐たいむ」は、グループごとに「研究企画書」を作成しました。7月に大学の先生からいただいたアドバイスを生かし、テーマや検証方法を再検討しています。テーマ設定や問い立てに苦戦しているグループもあれば、先生方からチェックをいただいた後、早速研究を進めているグループもありました。いよいよ課題研究が本格化します。計画的に進めていきましょう!
1年次甲斐たいむ「フィールドワーク」
7月17日の1年次甲斐たいむは、フィールドワークを行いました。
NPO法人や市役所などにお話を伺いに行ったり、海岸で実際にゴミ拾いをしてごみの種類を調べてみたり、今までの探究活動で見つけた課題について調査しました。
NPO法人や市役所に伺ったグループは、実際に課題解決に向けて動いている方々の話を聞くことで考えが深まり、新たな発想が生まれるなど、有意義な時間になったようでした。
図書館での調べ学習や校内の先生方にインタビューしているグループは、様々な視点から物事を見ることの大切さを実感していました。
ほかにも、自分たちが生活している石巻市の良さに気づいたり、逆に課題を発見することで悩んでいたり様々な生徒がいました。
<生徒の感想>
・実際に話を聞きに行った団体がどんな活動をして課題解決をしているのかを詳しく知ることができた。また、自分たち高校生ができることやイベントに参加することで地域の活性化に貢献できるとわかり、今後の自分たちの役割を明確にすることができた。
・インターネットには書かれていない石巻の現状や働いている人の心情など、現地に行ったからこそ聞けることがたくさんあり、勉強になった。また、今回の話を生かして、若者が集まる町おこしを考えていきたい。
・専門家に話を聞くことで、新たな視点を得ることができた。また、実際にインタビューをした後にグループで話し合うことで、より探究が深められたので、他の人の話を聞くことは探究を深める重要な体験であるとわかった。
・インタビューの最初はとても緊張したが、他の人たちが質問していくにつれて初めて知ることが増えて楽しくなり、最後は緊張せずに質問したり話したりすることができた。今後、積極的に様々なイベントに参加してたくさんの体験をしてみたいと思う。
今回、お世話になった団体は次のとおりです(敬称略)。ありがとうございました。
①石巻商工会議所、②石巻じちれん、③こども∞感ぱにー、④みやぎ東日本大震災津波伝承館、⑤イシノマキ・ファーム、
⑥フィッシャーマン・ジャパン、⑦フードバンクいしのまき、⑧石巻海さくら事務局、⑨住吉地区学校給食センター、
⑩石巻市役所(SDGs推進課、健康推進課、子育て支援課、危機対策課)、⑪石巻専修大学、⑫TEDIC、
⑬にじいろクレヨン、⑭ベビースマイル石巻、⑮やっぺす
2年次甲斐たいむ「大学教授出前講義」
7月17日の2年次「甲斐たいむ」は、「大学教授出前講義」。石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学から12名の先生をお招きしました。
5校時は大学の先生の講義を体験し、6校時は研究グループごとにテーマを発表してアドバイスをいただきました。生徒たちは、興味のある分野の講義に熱心に耳を傾け、高校とは異なる大学での学びの一端に触れることができました。また、大学の先生から、研究の手法や方向性について具体的なアドバイスをいただくことで、新たな視座を得ることができました。今後の研究の方向性が見えてきて、やるべきことが明確になったと話す生徒もいました。
―生徒の感想―
・研究するにあたって、大切なことを改めて知ることができました。まず①研究に耐えられる「問い」を立てること。この際、「どうすれば~を解決できるのか」というHowなテーマではなく、「なぜ~できるのか」というwhyのテーマにすると調べやすくなる。また、②どのような研究にするのか決めること。「なぜそうなるかわかる」質的研究と、「関係があるかどうかわかる」量的研究がある。Whyのテーマにするなら質的研究にするとよい。最後に③ポジティブなテーマにすること。人が不快に思わない、人のためになるテーマを立てるのがよい。この3つのことを知ることができた。
・大学の先生の話を聞いてみて、テーマや仮説を明確にするためには、現実的かつ自分に知識が備わっていることが大切だとわかりました。また、アンケートを取る場合は、人の気持ちを考慮することが前提であると知りました。アンケートの内容や考察を考えて、テーマ・仮説に合った調査をしていけるように頑張りたいです。
・結論が未来の話になっていくようなテーマを設定していたので、先生にアドバイスしていただいたように過去の事例を調べた上で、「何をすべきか」が結論になるようなテーマを試行錯誤しながら決めていきたいです。
・自分のやりたい探究をして、高校生のできる範囲でやっていくことが成功につながることがわかり、何度も聞いて何度もやっていきたいと思いました。
・今回の授業でテーマについて意見をもらい、まずそもそも定義を示せていないことが分かりました。具体的に対象を絞って考えていきたいです。また、先行研究がたくさんあることも教えてもらったので、たくさんの人の研究を読んで色々な視点から調べたいです。子どもに関する研究だからといってその情報だけにとらわれるのではなく、地域、家庭、制度などの現状も含めてテーマと向き合っていきたいです。
今回いただいたアドバイスを踏まえ、次回は研究計画書を作成します。大学の先生から学んだ、研究を行う際の注意点やテーマ設定のコツを生かして研究を進めましょう。
夏休み期間を使って、文献調査やフィールドワークなど、それぞれができることを積み重ねていけるといいですね。
大学の先生方には、貴重なご講義と丁寧なアドバイスをいただきました。本当にありがとうございました。
1年次甲斐たいむ「探究計画書」作成
7月3日の1年次甲斐たいむでは、「探究計画書」を作成しました。
7月17日のフィールドワークに向けて、自分たちのテーマに合った活動場所になっているのか、フィールドワークで何を知りたいのかを担当の先生やグループで話し合いながら深めていきました。
生徒同士で話すだけでなく、先生方と話をすることで、新たな視点を見つけ、より具体的な活動がイメージできたようでした。
ぜひ、有意義なフィールドワークにしてほしいと思います。
2年次甲斐たいむ「課題研究テーマ決め」
7月3日、2年次の「甲斐たいむ」は、前回作ったグループで「テーマ・仮説決め」を行いました。
「文学・語学」、「医療・看護」など分野ごとのゼミに分かれ、「問い」の形のテーマを考えていきます。「学生による災害時の後期高齢者への看護は可能なのか」、「部活動の地域移行により教員の業務の負担軽減は可能なのか」など、具体的な問いを立てている班もありました。
次回の大学教授出前講義では、今回立てたテーマや仮説について、大学の先生方からご指導をいただきます。今後の研究を見通しを持って進められるよう、現段階での悩みを解消しより多くのことを吸収したいですね!
1年次甲斐たいむ「情報収集の仕方」
6月26日の1年次甲斐たいむは、情報収集の仕方について担当の先生から話を聞いた後、実際に自分たちの探究活動ではどんな情報収集を行うのかを検討しました。
授業前半の講義では、情報収集の仕方はたくさんあり、それぞれの良さがあるので複数の方法で調べることが大切だと話がありました。
授業後半のグループ活動では、7月17日のフィールドワークの時間について話し合いをしました。どこで、どんな活動をするのか、具体的な活動方法についてまとめました。
なかなか活動のイメージが湧かない生徒もいましたが、授業前半の講義を振り返ったりインターネットを使って調べながらグループ内で話し合ったりすることで、どんな情報収集のやり方が自分たちの探究活動に必要であるかを少しずつわかってきたようでした。
2年次甲斐たいむ「課題研究ガイダンス」&「グループ決め」
6月26日、2年次の「甲斐たいむ」は、「課題研究ガイダンス」と「グループ決め」を行いました。前半の「課題研究ガイダンス」では、図書館司書の先生から「情報収集の方法」について丁寧にご説明いただきました。図書館の本を探すコツや、論文の探し方など、今後の参考になるお話ばかりでした。
後半の「グループ決め」では、テーマが似ている人同士で集まり、2~4人の研究グループを作りました。次回から、グループで研究テーマを決めていきます。どんな研究が進んでいくのか、楽しみです。
1年次甲斐たいむ「探究計画シート作成」
6月19日の1年次甲斐たいむは、探究計画シートの作成を行いました。
先日決めたテーマをもとに仮説を立て、検証方法を考えました。仮説や検証方法を考えたとき、テーマが大きすぎることに気づき、テーマを再検討しているグループが見受けられ、探究活動のイメージができたようでした。
<生徒の感想>
・研究テーマを「世界の貧困」から「石巻の海」としぼることで、仮説や予想が立てやすくなった。また、何かを調べるときは、むやみに調べるのではなく自分の考えや予想を持って調べることが大切だとわかった。
・「若者が地元に残りたいと思う街」について考えたとき、ただ都会のようなお店を作っても地元らしさがなくなってしまうため、この町ならではの魅力を生かした地域活性化の方法を考えることはとても大変だった。もう少し情報収集をしてより具体的な方法を考えていきたい。
・研究方法には文献調査だけではなく、アンケートやフィールドワーク、実験など様々な方法があることがわかった。それぞれの方法の良さがあると思うので、目的に合った方法で調べていけたらいいと思う。
次回以降、検証方法をより具体的に考えてくことになります。
よりよい探究活動になるよう、頑張っていきましょう。
3年次甲斐たいむ「進路探究~進路の手引き~」
6月19日(水)の3年次「甲斐たいむ」では、進路探究として配布されたばかりの最新版進路指導資料(進路の手引き)を使い、進路探究を行いました。
進路指導資料(進路の手引き)とは、進路に関する統計資料や卒業生の進路達成状況、大学・短大・専門学校の入試、大学入学共通テスト、面接の基本、就職と多種多様な進路に対応できるようにまとめられている好文生にとって欠かせないマストアイテムです。その他にも卒業した先輩の受験報告や合格体験記が収録されており、毎年、進路探究や受験対策に活用されています。
第1回考査が終了し、再び受験生としての日々が始まった3年次、ぜひこの進路の手引きを存分に活用して希望進路達成につなげてください。
1年次甲斐たいむ「研究テーマを作る②」
6月12日の1年次甲斐たいむは、前回からの続きで研究テーマを作りました。
まず、テーマに対して5W1Hの問いを立てます。その問いがオープンクエスチョンかクローズドクエスチョンかを考え、問いの転換を行い、グループでどんな探究活動をしていきたいかを考えました。
生徒たちは、なかなか問いが立てられず、苦労していましたが、グループのメンバーと考えを共有することでより深い問いを立ててテーマを考えることができたようです。
<生徒の感想>
・自分たちでテーマを深めることで、新しい視点に気づくことができた。SDGsの目標との関連も考えることで、社会での繋がりや影響を改めて知ることができた。
・研究テーマを決めるとき、大きすぎるテーマだと調べきれず、有意義な探究活動にならないため、5W1Hを使った問いづくりをすることで、何を調べたらいいのか具体的にイメージができるようになった。また、身近なところから研究して積み重ねることが大きな問題を解決するのにつながるのかなと思った。
・問いには、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンという2種類があることを初めて知った。クローズドクエスチョンよりもオープンクエスチョンのほうがより深く探究できると思ったので、さらにクローズドクエスチョンを考えて、探究の質を上げていきたい。
次回からいよいよ探究の計画シートを作って実際に探究を進めていくことになります。
頑張っていきましょう!
2年次甲斐たいむ グループ研究「テーマ決め」
6月12日、2年次の「甲斐たいむ」は、グループ研究のテーマ決めを行いました。興味のあるテーマに関するキーワードを挙げ、5W1Hを用いて問いを立てていきます。
個人探究のテーマを引き継ぐ人、新たなテーマを立てる人、様々ですが、進路やキャリアにつながるテーマ設定を行っています。
次回から、テーマを絞り、グループ研究が本格化していきます。研究の面白さや難しさに触れながら、楽しく活動していきたいですね。
3年次甲斐たいむ「進路探究」
6月12日(水)の3年次「甲斐たいむ」では、進路探究として総合型選抜・学校推薦型選抜のガイダンスを行いました。
今回は、進路指導部長より総合型・学校推薦型選抜の内容や手続きについて説明を受けました。また、出願先決定に際してはしっかりと調べ、その大学等が進路希望に合うのか、受験方法についても自分に合うのかを見極めて行うこと、授業第一であり、一般選抜を視野に入れて受験対策を行っていくなど心構えについての話もありました。熱の入ったガイダンスに皆、真剣な表情で聴き入り、自らの進路達成に向けて気持ちを高めていました。
2年次甲斐たいむ「個人探究発表会」
6月5日、2年次の甲斐たいむは、「個人探究発表会」を行いました。
2年次はこれまで、①個人の興味関心に基づいて問いと仮説を立てる、②情報収集・情報の整理分析をする、③問いに対する結論を導く という流れで活動を行ってきました。4月に大学の先生から「研究とは何か」に対するお話をいただき、問いを立てることの楽しさや難しさを実感しながら始まった個人探究でしたが、発表会で他者の発表を聞きながら、今後につながる気づきを得られた生徒が多くいました。
発表では、自分でスライドや資料を持参するなど、工夫して説明する生徒もいました。オリジナリティ溢れる問いを立てて探究してみたり、身近な問題に切り込み自分で実験をしてみたり、興味深く刺激的な発表もありました。
【生徒の感想】
・様々なジャンルのテーマがあって、聞いていて楽しかった。身近にあるものだが深く考えたことのないものばかりで、身近な問題に目を向けるきっかけになった。グループ研究では、身近にあるが、あまり詳しく知られていないようなものをテーマにしたいと考えた。
・自分が調べたことについてグループの人にわかりやすく説明することはできたけれど、インターネットでの情報しか扱うことができなかった。次のグループ活動では、フィールドワークやインタビュー、実験などを行い根拠を強めた発表にしたい。
・調べたことや考えたことを、わかりやすく順序立てて発表することができた。他のみんなは実験を行って実際に出た数値や結果を述べていたけれど、私はインターネットでの情報のみだったので、論理性や具体性に欠けていた。テーマ設定の時点から、次回はより深い探究に取り組めるような問いを考えたいと思った。
・テーマや仮説を立て、結果まで自分の言葉でしっかりまとめることができました。また、調査や実験を通して考えることで、自分が理解を深めたいものがより明確な形になることを学びました。次の活動では、具体的な定義づけや調査の範囲などに気をつけて、新しい問いを探究したいと思いました。
次回は、グループ研究のテーマ決めを行います。個人探究で得られた気づきや反省を活かし、自分の問いを様々な視点から深めていきましょう!
3年次甲斐たいむ「分野別課題研究まとめ」
6月5日(水)の3年次甲斐たいむは「分野別課題研究まとめ」として、今年4月から作成してきた論文の本提出と3年次で行ったポスター発表と論文作成について自己評価を行いました。昨年の9月からスタートした分野別課題研究ですが、今回でその研究が終了となりました。
課題研究で身に付けた知識や技能、自己管理力、発想力、発表力、課題解決力といった様々な力を今後は、進路決定に生かしていきましょう。そして将来、「甲斐ある人」として活躍するための大きな財産にしていってください。
1年次甲斐たいむ「研究テーマをつくる①」
6月5日の1年次「甲斐たいむ」は、各クラスで「研究テーマ」について考えました。前回のSDGs講演会で興味を持ったことを書き出し、自分は何に関心があるのかをまとめました。その後、グループで共有し、グループ全体でどんなテーマについて研究したいかを考えました。
【生徒の感想】
・SDGs講演会で同じ話を聞いたのに、人によって感じたこと、学んだことがそれぞれ違っていて、新しい考えを得るいい機会となりました。改めて人と交流して意見を広めたり、話し合ったり、教え合ったりすることは大切だと思いました。
・自分たちの視点で、石巻の課題を話し合うことができました。抽象的すぎても伝わらないし、自分たちとあまり関連のない話題でも説得力がなくなってしまうので難しいと思いました。
・住んでいる地域が違っていても、地域の課題が似ていて驚きました。今日決めた目標・課題を解決できるよう、具体的な案を出したいです。
・みんなそれぞれ考えが違うのでまとめるのは難しいと思いました。しかし、それぞれが違う考えのおかげで、自分が知らなかったことや考えつかなかった意見が出てきたので、話し合い活動の良さに気づけました。
・地域を良くしていくためにしている活動は、どれもSDGsを解決するための取組であることに気づきました。SDGsを解決することは身近なものにも深く関係していることも理解することができました。
・SDGsに関連している取組は町の活性化や、人の笑顔をつくることにつながるということを学びました。人の考え方は人それぞれ違っていても、実現しようとしていることや目標はみんな同じ方向を向いていることを今回の活動で気づくことができました。
・自分一人では考えもつかないことを、グループのみんなが教えてくれたり、1つのテーマに対してたくさんの問題や解決策を出し合って考えを深めることができました。
いよいよグループでの探究活動がスタートします。その探究活動を有意義なものにするためには、テーマ決めがとても大切です。次回もテーマ決めの続きを行い、よりよい探究活動にしてほしいと思います。
2年次甲斐たいむ「個人探究」
5月22日(水)の2年次甲斐たいむは、個人探究③。集めた情報を整理・分析し、自分の結論を導きました。
先生方や友達にアドバイスをもらいながら進めています。
次回は個人探究発表会です。探究したことを相手にわかりやすく伝えられるよう、準備を進めていきましょう!
1年次甲斐たいむ「SDGs講演会」
5月22日の1年次「甲斐たいむ」は、石巻で活躍されているNPO団体の方々をお招きしました。団体の方々から、「NPO設立のきっかけ」、「実際の取り組み」、「SDGs17の目標との関係」、「高校生に考えてほしいこと、期待すること」などを話していただきました。生徒たちは身近なことに結びつけながら話を聞くことができ、とても刺激を受けていました。
<生徒の感想>
・SDGsと聞くと規模が大きくて自分にできることでは無いと思っていたが、実は自分の人生に関わっていることが多く、協力できることがたくさんあるということがわかりました。よりよい社会になるように、少しずつでも自分にできることに取り組みたいと思います。
・一見SDGsとは関係ないような話題でも、実はSDGsと関わっていて、地域貢献の重要性に気づきました。話をいてくれた人に共通していることは、「自分には何ができるのか」を考え、行動したことだと思います。その一歩としてこれからの総合探究を頑張りたいです。
・今回の授業を通して、石巻だけでもこれだけ多くの団体が地地域をよりよくする活動をしていることに驚きました。今後の探究活動では、大きく抽象的な課題の解決ではなく身近で小さい課題から考えていくことが大切だとわかりました。そのために、まずは現状や自分の本当の気持ちをよく考え、他者とその考えを共有し、課題解決に取り組みたいです。
・ある団体の話にあった「心のひとりぼっちのいない街」というビジョンが印象に残りました。悩みを誰かに打ち明けられる環境や、話を聞いてもらえる環境こそ、子どもにとって安心できる環境だということが学べました。また「親は子どもが楽しそうにしている姿を見て安心する」という言葉も印象に残りました。
・食品ロスをなくす活動は海外でも活動が行われていることを知りました。しかし、この活動を知っている人は少なく、情報発信をして一人でも多くの知ってくれる人を増やしたいと思いました。飢餓をゼロにというSDGsの目標に近づけると思います。
・私たちが海産物を食べられるのは、第一次産業に従事している人が一生懸命に働いてくれているおかげなので、感謝したいです。体験もできるようなので、農業や水産業など自然とともに働いてみたいです。
・農業や水産業を石巻やSDGsにつなげる発想力や行動力がすごいと思いました。今日の話を参考に、今後の進路や探究に生かしたいです。
・ジェンダーレス問題に力を入れ、女性が活躍できるように講話やセミナーなど実施していることがわかりました。何事もチャレンジしてみることが大切だと思いました。
・動画を見て平等について考えさせられました。すべての人が同じ場所からスタートすることは難しいことを知りました。
ご協力いただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ありがとうございました。
①やっぺす ②こども∞感ぱにー ③石巻震災伝承の会 ④ベビースマイル石巻 ⑤イシノマキ・ファーム ⑥フードバンクいしのまき ⑦りとりーと ⑧フィッシャーマン・ジャパン ⑨にじいろクレヨン ⑩TEDIC
3年次甲斐たいむ「進路別ガイダンス」
5月22日(水)の3年次甲斐たいむは「進路別ガイダンス」を行いました。
大学・短大・専門学校等への進学希望者は、各校の入試担当者から学校や学部の情報、入試結果、傾向や対策、学費や就職状況等について幅広く説明を聴きました。また、公務員志望の生徒は採用結果や採用予定の傾向を聴きました。講義形式、個別相談、オンラインなど様々な形態で行われましたが、どの会場でも熱心に聴き入る姿が見られました。
これから、進学希望者は模擬試験や課外講習が、公務員希望者は採用試験の申し込みがスタートする時期を迎えます。今回のガイダンスで得たことを明日からの学校生活に生かし、希望進路実現をぜひ、果たしてほしいと思います。
1年次甲斐たいむ「プチ探究」
5月15日の1年次「甲斐たいむ」は、「プチ探究」を行いました。
まず、生徒自身が興味・関心のある記事をいくつか調べ、その内容と関連した課題を見つける活動をしました。その後、グループを作り、自分の調べたことを共有しました。この活動を通して、自分の興味・関心を新しく見つけた生徒や再発見した生徒が多く見受けられました。
【生徒の感想】
・自分の強みを仕事にしている人の記事を読んで、将来のことをより詳しく考えるいい機会になった。
・人それぞれ興味があって、自分はあまり興味が無かった分野のことも知ることもでき、新たな興味が湧いた。視野を広くして様々な分野から自分の本当に興味があることを見つけていきたい。
・色んな記事を読んだり、グループの人の話を聞いたりして、様々なジャンルの課題解決に動いている人の考えを知ることができ、勉強になった。課題の見つけ方や解決方法などを今後の探究活動に生かしていきたい。
次回は、実際に様々な地域の課題解決に取り組んでいる外部の先生方をお招きし、設立の目的や活動内容のお話をいただきます。今後の探究活動の一助にしてほしいと思います。
2年次甲斐たいむ「個人探究②」
5月15日(水)の2年次甲斐たいむは、個人探究。前回考えた「テーマ」に関する情報収集を行いました。
図書館の本や辞典を利用したり、インターネットを駆使したり、情報を吟味しながら調べを深めています。
次回は、集めた情報を整理・分析し、自分なりの結論を導き出します。どんな個人探究になるか、楽しみです。
1年次「甲斐たいむ」探究ガイダンス
5月1日の1年次の「甲斐たいむ」は、まちづくりスポット仙台の玉田氏を講師としてお招きして「探究ガイダンス」を行いました。
「総合的な探究の時間」は自分の好きなこと、大切にしていることを生かして、世の中の課題解決を考える時間であることをお話いただき、次に玉田さんが最近取り組んでいる「探究」テーマについてお話いただきました。
大切なことは解決に向けて考え行動するという思考のプロセスを身に付けることで、テーマが自分の在り方生き方と結び付いていれば、どんなことでも「探究」できるということを学びました。具体的な取組事例を挙げながらお話いただき、「探究」のイメージが変わったという生徒が多くいました。
また、情報収集の際は、ネットや本の情報だけでなく、実際に話を聞きに行くなどして足で情報を得る方が身近な気づきが得られるためよりよい探究になるとアドバイスをいただきました。
<生徒の感想>
・印象に残った言葉が2つあります。1つ目は時間はつくるものということです。2つ目は探究の解決ができなくとも、解決に向けて行動するということが大切だということです。経験は財産ということを知り、もっと経験を積みたいです。
・探究の時間に苦手意識があったのですが、日常の些細な気付きや自分の趣味から探究を広げられると知り、考え方が変わりました。
・私は「甲斐たいむ」や「SDGs」に対して漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、講演を聞いて、日常から接続すればいいこと、大切なことはプロセスだということを知りました。
・これから自分がどう生きていくのか、自分探しを兼ねているのが「甲斐たいむ」だとわかりました。
・私はこの授業のイメージが湧きませんでしたが、「社会人の営み」と聞いて、進路につながる大事な学習で、社会人の予備体験みたいなものだとわかりました。
・自分の趣味が探究につながることに驚きました。テーマを決めるときには身近な課題を見つけたいです。
・人との交流でたくさんの学びや気付きがあることを知り、いろいろな体験に自分から取り組んでいくべきだと思いました。
これから、実際に探究サイクルを回していくことになります。今回のお話を生かし、よりよい探究活動ができることを期待します。
ご協力いただきました、まちづくりスポット仙台の玉田様、ありがとうございました。
2年次甲斐たいむ「研究とは何か」講演会
4月27日、2年次「甲斐たいむ」は、石巻専修大学、宮城学院女子大学、東北福祉大学より講師の先生方をお招きし、「研究とは何か」講演会を実施しました。
はじめに、石巻専修大学の三木先生から、「研究事始め」と題して、研究を始めるにあたって必要なことなどを説明していただきました。その後、各教室に分かれ、講師の先生方が研究されている分野について具体的なお話を伺いました。大学の先生方からのお話は、生徒一人一人の興味関心を引き出す、大変興味深いものでした。今後行う「分野別課題研究」へとつながるヒントを得られた生徒が、数多くいました。
<生徒の感想>
今日の講話で、テーマ設定から最後までで初めて「研究」になるということを知った。テーマに具体性がないと、結局自分が求めていたものは何なのかを理解できなくなってしまう。なので、「○○において△△を実現する□□技術を提案する」のようにテーマ設定をし、何について自分は研究するのかより具体的に示したいと思う。
また、研究は「しっかり実施するものが可能なもの」、「興味深く面白いもの(自分にとって)」、「オリジナリティがあるもの」、「倫理性があるもの」、「社会的に重要であるもの」が必要条件となる。特に「倫理性」とは、人の約束ごとのようなもので、自分で倫理性があるのかはわからないから、先生や他の班の人にチェックをしてもらうなどしていきたいと思う。
今日気付けたいろいろな「研究」についてのことを忘れずに、個人探究、グループ研究をしていきたい。
研究は、調査したことを淡々と整理するのではなく、メカニズムを推測するなど、一歩先のテーマについて調べることであるとわかった。世の中ではどこまでが知られていて、どこからは知られていないかなどの知識が必要で、データなどを集める時の行動力、自分が調べたいと思っていることから逸れた時に修正する判断力も必要なのがわかった。研究したことをまとめる時には、全否定、全肯定する言葉を使わずにまとめたい。研究する際には、研究倫理を守りながら進めていきたい。
研究するには基礎知識が必要なので、一つの教科だけでなくいろいろな教科を勉強するようにしたいと思った。研究のタイトルを決めるときには、自分にだけ伝わる言葉を使わないで、「何を」、「どこから」、「どこまで」、「どうするか」がわかるようにしたい。
今回の講話でわかったことは、テーマをより深く考えて決めることで、自分が問いを立てたときに、調査を具体的に行うことができたり、実践できるものの範囲が広がったりすることです。自分は今、音楽に関連するテーマと問いを立ててまとめるつもりですが、テーマが少し抽象的な部分があったので、もう一度テーマを見直し、具体的かつ定義づけをしっかりした上でのテーマを立てたいと思います。そうすることで、問いも今よりも明確なものになるはずなので、そのような観点からもテーマ決めというのを大切にしていくべきだと思いました。この分野別課題研究は自分の進路に大きく関わってくるものの一つだと思うので、次回の活動も楽しみながら真剣に取り組んでいきたいです。
今日の講話を聞いて、小児看護や幼児教育などの子どもに関する職業にとても興味を持つことができた。子どもの成長には周りの環境がとても重要で、その環境を作っていくためには大人が親身になって向き合っていくことが大切だとわかった。
それから、幼児の世界は小さな「なぜ?」から始まり、その「なぜ?」が研究の第一歩になるという話を聞いて、自分も幼児のように周りにある疑問に注目して探究していこうと思った。そして、その疑問を解決していくために、基礎知識を増やしていきたい。この探究で得たものをこれからの進路に活かしていけるように積極的に行動して、自分でしっかり満足できるような研究をしていきたい。自分の将来についても深く考えて頑張っていきたい。
三つの講話で、研究の意味から実際の研究までたくさんの学びがあった。一つ目の講話で、私は、興味を持ったものについて深く知り、自分の疑問を解決することが研究だと思っていたため、「知りたいことが研究することになるのではない」という話にとても驚いた。また、テーマ設定では、対象を絞って壮大なテーマにしないようにすること、たとえば高校生のアルバイト率についてのテーマだった場合、「なぜお金を稼ぎたいのか」、「仕事をすることで人は変わるのか」など、テーマを別の視点から見直すことが大切だと知った。
単に「探究(研究)活動」といっても、ただ自分の知りたいことやわからないことを闇雲に考えてテーマを設定すれば良いのではなく、後からの自分が苦労しないテーマかどうかや、既に自分の知らないところで探究のほとんどが進められているテーマかどうかなど、そのテーマや関連する分野について事前に十分に調査をしておく必要があることを知りました。また、探究の中で行ったアンケート調査などのデータをうまく活用できないと、学問的な研究には繋がらないため、行う調査方法もよく吟味していかないといけないことを学びました。このような事前調査やデータの取り扱いによって、探究の精度や評価も変わってくると気づいたので、自分の探究の際にどちらも忘れないように取り入れたいです。研究の第一歩は、日常に潜んでいる「なぜ?」や「当たり前」を問うことから始まると教えていただいたので、普段の学習の範囲に囚われず、様々な分野に目を向けてから、一つ一つの「疑問」を大切にしながら慎重にテーマを選んでいきたいです。また、学問分野を限定し、より専門的な探究にできるようにしていきたいです。
次回からいよいよ個人探究が本格化します。今回学んだことを活かし、試行錯誤しながら取り組んでいきましょう!
お忙しい中貴重なお話をいただきました石巻専修大学、宮城学院女子大学、東北福祉大学の先生方に心より感謝申し上げます。
1、3年次甲斐たいむ「分野別課題研究ポスター発表会」
4月27日の「甲斐たいむ」は、3年次生が1年次生に分野別課題研究ポスター発表会を行いました。1年次生が、3年次生が1年間をかけて研究してまとめたテーマやその研究方法を知るための「課題研究見学会」です。また、当日は3年次の発表を保護者にも参観していただきました。
1年次生は、これまで「甲斐たいむ」で「探究とは何か」や「SDGsを知ろう」という話を受け、今回3年次の発表を聞いたことで、探究活動イメージがついたようでした。
3年次の先輩方の発表を、今後の活動に生かしてほしいと思います。
【1年次の生徒の感想】
・ためになる知識も多く、わかりやすくまとめてあるので、理解に苦しむことなく聞くことができました。3年生の発表を参考に、これからの探究を考えていきたいです。
・結果がすべていいものになるとは限らないということがよくわかりました。そのときの結果をどのようにまとめていくのかを考えていかなければいけないと感じました。
・先輩方の発表を聞いて、自分がどんなことを探究したいのか、イメージがつきました。自分も聞いている人が驚くような発表をしたいと思いました。
1年次生に発表をした3年次生は次のように振り返りをしていました。
・聞き手の反応を意識することができた。
・前回よりも落ち着いて発表することができた。
・質問への回答を用意していたため、同じような質問にスムーズに回答できた。
・声のトーンや姿勢、目線にも気を遣った。
今回のポスター発表は、3月に発表したということもあり、その時の反省を生かして、聴衆である1年次の様子をしっかりと見ながら説明する姿が多く見られ、余裕のある発表でした。
発表を終えた3年次生は、課題研究論文の作成を行い、当日の活動を終えました。
3年次生は、課題研究やポスター発表を通して身に付けた力を、これからは普段の生活や授業、受験などで発揮してください。このことを意識して学校生活を送りましょう。
1年次甲斐たいむ「SDGsを知ろう」
4月24日の1年次の「甲斐たいむ」は、「SDGsを知ろう」を行いました。前半は、担当の先生から「SDGs17の目標」について説明があった後、生徒たちはワークシートにある二次元コードから自分の興味・関心のある目標の動画を視聴しました。SDGs17の目標は世界レベルで掲げている目標ですが、自分にできることを実践することが、SDGs17の目標を達成することに関連しているということを生徒たちは感じたようです。
後半は、「今後のSDGs探究活動のスケジュール」について説明があり、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。次回は先輩たちの課題研究を聞きます。どのようにテーマを立てたのか、仮説を実証するためにどのように情報収集をしたのかなど、探究サイクルの回し方について学びましょう。
【生徒の感想】
・SDGsを達成することで、世界中の人々が幸せになり、よりよい循環が生まれることがわかりました。その上でしっかりと、今、自分にできることは何かをよく考え普段の生活から換えていきたいです。SDGsの主役は自分という言葉が印象に残りました。
・「飢餓をゼロに」という目標については、私たち日本人にとっては、かけ離れた問題だと思っていましたが、動画を視聴すると、毎日一人当たりお茶碗一杯分の食料を捨てていることを知り、身近に感じました。私は、これからご飯を残さず食べたいと思います。
・「平和と公正をすべての人に」の動画を視聴して、民族や宗教が原因で戦争・紛争が起きていて、世界では7,000万人以上の人が住む場所をうばわれていることを知りました。日本でも外国人、障害者、LGBTの人を差別したり、その人たちが生きにくい社会になっている現状があると思います。相手のことが理解できなくとも、受けとめてあげることが重要なのではないかと思いました。
2年次甲斐たいむ「個人探究~テーマ設定~」
4月24日の2年次「甲斐たいむ」は、「個人探究」の「テーマ設定」を行いました。
身近な問題で解決したいこと、できたらいいなと思うこと、授業で気になったことなどを挙げていき、その中から中心となる「問い」を見つけていきます。生徒たちは、「雨の日に飼い犬を散歩に連れて行くにはどうしたらよいか」、「赤ちゃんの泣き方と要求の種類に関係はあるのか」、「部活動でより高くジャンプするにはどうしたらよいか」など、実生活に根ざした様々な問いを考えていました。
次回は、テーマに関する仮説を立て、情報収集をしていきます。「個人探究」のねらいは、実際に一通り探究サイクルを回し、そこで得た気づきを「グループ活動」につなげることです。うまくいかないことも経験として、楽しみながら活動を続けていきましょう!
3年次甲斐たいむ「分野別課題研究まとめ~研究論文作成ガイダンス~」
4月24日(水)の3年次「甲斐たいむ」は、研究論文作成ガイダンスを行いました。
4月27日(土)に、2年次で行った分野別課題研究について、本校1年次向けてポスター発表を行います。その後、課題研究の総まとめとして、研究論文を作成し形にしていきます。今回はその論文作成について、スケジュールや作成方法を学びました。
1年間に渡って行ってきた課題研究の成果をしっかりとまとめていきましょう。
3年次甲斐たいむ「進路探究~進路スケジュール~」
4月17日(水)の3年次「甲斐たいむ」では、進路探究を行いました。
今回は、進学希望者と公務員希望者に分かれ、それぞれ進路決定に向けてどのように進めていけば良いかを学びました。
進学希望者は、実施予定に進路関係行事や昨年度の進路状況について説明を受け、受験スケジュールの確認を行いました。一足早く受験を迎える公務員希望者も同様にスケジュールを確認しました。
皆、真剣な表情で説明を聴き、自らの進路達成に向けて気持ちを高めていました。甲斐ある人を目指す皆さん、希望進路達成も成し遂げることができるよう頑張っていきましょう。
2年次「甲斐たいむ」ガイダンス
4月10日の2年次は、「甲斐たいむガイダンス」を行いました。前半は「2年次の甲斐たいむについて」、後半は「分野別課題研究について」説明がありました。
前半の説明では、「甲斐たいむで学んだことを今後どのように活かしていくのか」について具体的なお話がありました。生徒たちは、「甲斐たいむ」での学びを「次なる探究」、「教科の学び」、「進路探究」へと発展させられるよう意気込んでいました。
後半の説明では、分野別研究の目的や一年間の流れについてお話がありました。次回から、いよいよ個人探究が始まります。実りある活動となることを期待します。
【生徒の感想】
「私は震災についてもっと深く学び、伝えていきたいと考えているため、地理・地学に力を入れて生活したい。また、被災された方の声、やってもらってうれしかったことなどを直接聞き、自分なりに内容を深め、わかりやすくしていきたい。外国人観光客が来ているときに災害が起きた場合、対応できるように英語力も高めていけたらなと思う。」
「スケジュールを立て、効率よく作業を進めていきたい。調べるべきことが決めた時間内に調べ終わるように、空き時間も効率的に活用していきたい。調査の方法も、インターネットだけでなく近場に出てみたり、発表の際に、見やすい資料を作成したりできるようにしたい。」
「分野別課題研究が進路に大きく関わることを改めて知った。私は幼児に興味を持っているのでそれと結びつけたテーマを設定し、甲斐たいむを自分のためになる時間にしていきたい。」
1年次「甲斐たいむ」ガイダンス
4月10日、1年次の「甲斐たいむガイダンス」が行われました。
まず、担当の先生から、「甲斐たいむとは、真心を持って世のため人のために尽くすよう努力をする人(甲斐ある人)を目指すための時間であること」や、「3年間の甲斐たいむを通して身につけてほしい8つの力」などのお話がありました。
その後、第1回目の「甲斐たいむ」として、「身近で気になったこと」、「解決したいこと」などからテーマを作り、整理・分析をして表現するという探究活動の流れを、プチ探究を通して学びました。生徒からは、次のような感想が寄せられました。
「今回の活動で、日常生活などにはたくさんの課題があり、その1つの課題に対しても様々な解決策があることがわかった。グループ活動によって多様な案が出ることで最善の解決策が見つかるのかなと思った。」
「人それぞれ視点が違うため、多くの人と関わって探究活動を行うことが大切だとわかった。」
「周りの人の意見を聞くことで自分が思いつかなかった考えや、相手の話を聞いて思いつく考えもあり、知識を得て、身近な課題についてより深く考えたいと思った。」
「甲斐たいむ」では、様々な人と関わりながら、学びを深めていきます。
今後の「甲斐たいむ」に、どうぞご期待ください。
3年次甲斐たいむ「ガイダンス」
4月10日(水)の3年次甲斐たいむでは、ガイダンスが行われ、3年次の探究活動「自己実現研究」をどのように進めていくかを学びました。今年度は、2年次で行った分野別課題研究ポスター発表を入学したばかりの1年次に行い、研究の成果を論文にまとめます。さらに、グループディスカッションや進路探究を通して「発展的対話力」、「論理的思考力」「論理的文章作成力」を養っていきます。
皆、真剣な表情で説明を聴き、メモをとっていました。高校生活最後の年です。真の「甲斐ある人」を目指して「甲斐たいむ」に取り組んでいきましょう。