校長挨拶

 

校長 猪股成彦

HISTORY…
明治30年代、牡鹿郡石巻町(現、石巻市)は、仙台に次ぐ人口を有する地でしたが、中学校(12~16歳)のない地域でもありました。牡鹿郡民は、地域間競争のおける危機感から、中学校設立により、地域の近代化の促進と文化的水準の向上を期待しました。そして、日露戦争が勃発した明治37年、本校の前身である「私立石巻女学校」が設立されました。
その後、校名は、私立石巻女子実業学校(明治38年)~石巻町立石巻実科高等女学校(明治44年)~牡鹿郡立石巻実科高等女学校(大正5年)~牡鹿郡石巻実科高等女学校(大正8年)~宮城県石巻高等女学校(大正10年)~宮城県石巻女子高等学校(昭和23年)と変更を繰り返し、平成18年、男女共学化とともに現在の「宮城県石巻好文館高等学校」となり、本年で創立109年を迎えます。
 また、明治37年「聴松館」と呼ばれた鰻を扱う料亭でスタートした校舎は、長い歴史の中で、3回の校地移転を経験し、令和3年度に新校舎が完成することとなりました。


進学重視型単位制高校
  一般的な学年制では、各学年で取得しなければならない単位数が決められています。一方、単位制は、学年で決められた単位はなく、3年間の合計で取るべき単位数が定められています。それぞれメリット・デメリットがありますが、本校は、従来の学年制の良さ(クラス単位で活動するため、例えば団結力や友人を作りやすい)を残しながら、単位制のメリット(進路に合わせた細かい科目選択ができる)を組み合わせたカリキュラムを提供しています。
 1~2年生では、必修科目を中心に幅広い科目を学習します。一人ひとりに丁寧な指導が行き届くよう少人数授業も取り入れています。3年生では、多様な進路希望に沿えるよう進学向けの選択科目や学校独自科目が設定されています。また、充実した学習機会を提供するため授業は45分で展開し、1日7時間を基本としています。3年生になると7時間目以降に「実践科目」の授業があり、より一層の学力の向上を目指しています。

To commit your life to the world with LOVE  
「甲斐ある人といはれなむ」…真心をもって世のため人のために尽くす人になるように、日々努力する
これは、平成18年に定められた本校の校是(教育の根本理念)です。校歌の一節から引用されたもので、作詞者である渡辺義丸先生(大正15年~昭和8年本校勤務)が、人間のあるべき姿を詠んだものです。2011年の東日本大震災を経て、この一節はより鮮明に在校生、卒業生の心に刻まれることとなりました。
生徒は、本校の特徴でもあるとても落ち着いた学習環境の中で、授業や課外活動に真剣に取り組んでおり、また、女子、男子が協力し合い、明るい学校生活を送っています。部活動においては、運動部・文化部とも学習とのバランスを考えながら、目標に向かって日々努力を重ね、インターハイや国体、全国総文祭出場を果たしています。

中学生の皆さんへ…すばらしい環境と優秀なスタッフのそろった本校へぜひ入学していただき、皆さんの将来の希望を実現するととともに、自分と他人、そして社会の発展に尽くす人となってほしいと願います。