令和6年度 甲斐たいむ
2年次甲斐たいむ「1年間の振り返り」
2月26日の2年次「甲斐たいむ」は、「1年間の振り返り」を行いました。「研究とは何か」からスタートし、研究テーマを決め、書籍やインターネットで調べて実験をしたり、アンケートを取ったり、校外に出て活動したり・・・。
1年間の活動を通して自分の力がどのように変化したのか、丁寧に振り返りました。
振り返りでは、来年度分野別課題研究を行う1年次生へのアドバイスも寄せてもらいました。「納得のいくテーマになるまで沢山調べて沢山悩んでください。」、「自分がふと疑問に思ったことが意外と深い意味を持っていたりするので、それを追求すると自分の知らなかったことをいっぱい知ることができます。」、「総合型選抜で使う使わない関係なく、この探究サイクルを回すことに意味があると思います。研究を進めていく中で、どれだけ自分の研究を客観視できたかが鍵だと思うので、難しいことだけど「客観視」を大切に頑張ってください。」「インターネットで調べるだけでなく、実際に自分でも検証や実践できるものなら、した方が信用性が増すと思います。」など、具体的なアドバイスがありました。
今年度の分野別課題研究では、「知識・技能」、「自己管理」、「発想力」、「発表力」、「課題解決力」を養うこと目標に活動を進めてきました。今年度の活動で学んだことを忘れず反省点は来年度の活動につなげ、「甲斐ある人」への一歩を踏み出しましょう!
1年次甲斐たいむ「1年間のまとめ」
2月26日(水)1年次「甲斐たいむ」は、1年間の振り返りを行いました。
1年間の取り組みで得た能力を、「教科」、「次なる探究」、「進路」につなげるという3つの視点でどのように生かしていくのかを考えました。
特に、今後頑張りたい「教科」では、次のような決意がありました。
・文章や意見文を組み立てるときの構成、どのような言葉を使うことでより説得力が向上するかなど、語彙や表現方法を増やしたいため、国語を頑張りたい。
・より多くの人とコミュニケーションを取り、自分との考え方の相違について理解を深めたいから、英語を頑張りたい。
・医療系に興味があり、人の身体の仕組みについて深く知りたいため、生物を学びたい。
自分で不足していると感じた能力を補うための学習、将来を見据えた学習など、様々な経験を通して今後の教科の学びにつなげて考えることができたようでした。
また、「次なる探究」では、自分の興味のある部活動のことや今年度探究したことを深く調べたいなど、人それぞれの課題を見つけていたようでした。
進路につなげるという視点でも、社会に出たときに必要な能力を鍛え、将来につなげたいという意見が多くありました。
今回の振り返りを生かし、言葉だけでなく、行動に移していきましょう。そして、来年度も甲斐ある人といわれるために、精進していきましょう。
1年間の甲斐たいむにご協力いただいた方々に、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
1年次甲斐たいむ「自己発見活動全体発表会」
2月20日(水)1年次甲斐たいむでは、自己発見活動のまとめとして、クラス代表の発表会を行いました。
先週のクラススピーチで選ばれた各クラス3名の生徒に、今年度の甲斐たいむを振り返り、この経験を今後どのようにつなげていくかについて発表してもらいました。
今まで知らなかった自分の良さを見つけた生徒、他人からのアドバイスを受け入れる難しさと大切さに気づいた生徒、主体的に行動することの重要性を改めて感じた生徒などそれぞれの学びがあり、その発表を聞くことで、聞いている生徒にも新たな視点が加わったようでした。
<生徒の感想>
・聞き手にわかりやすく興味をひく発表が多かった。私が発表するときは、台本を読んでしまうこともあったので、今後発表の場では、人に伝わるように、聞き手の方をみて話せるようになりたい。また、ジェスチャーのような非言語のコミュニケーションを意識したい。
・自分の経験から得た、「努力をする姿勢が大事」「失敗しても落ち込みすぎないで良い経験と捉える」という言葉が印象に残った。私は、失敗した際、マイナスな思考になってしまっていたが、それを成長の糧と捉え、前向きな思考に変えることは、自分にも取り入れたいと思う。
・私は、「自分の満足できる選択をする」という言葉が心に残りました。私は、よく人に流されて物事を決めてしまい、後悔することがあります。また、正しいと思っても楽な道を選んでしまうこともあるため、大変な道でも自分の満足できる選択をして、後悔しない人生を送りたいと思います。
発表後は、校長先生をはじめとする3名の先生方に審査をしていただき、最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞が授与されました。
講評では、甲斐たいむでの具体的な活動を一般化すること、この一般化した学びを「教科の学び」、「次なる探究」、「キャリア」という3つの視点を意識して、具体的な行動につなげていくことが重要であるというお話しをいただきました。
今までの甲斐たいむの学びを様々な場面で生かしていきましょう。
1年次甲斐たいむ「自己発見活動クラススピーチ」
2月12日(水)1年次甲斐たいむは、クラススピーチを行いました。
今までの甲斐たいむや各教科での授業を振り返り、来年度の抱負や将来に向けて頑張りたいことについて発表をしました。
SDGs探究活動を通して、様々な人からの意見を聞き入れることの大切さ、人に伝えることの難しさでなど、生徒は新たな気付きを得たり、様々な職業で活躍している社会人講話を通して、進路を考える上でのたくさんのヒントを得たりして、自分のことを理解しつつ自ら積極的に行動し、たくさんの人からアドバイスをもらい、自己実現につなげていきたいと、多くの生徒が抱負を述べていました。
今年度の甲斐たいむを、来年度の探究活動、各教科への学び、進路へとつなげ、「甲斐ある人」となれるよう頑張りましょう!!。
2年次甲斐たいむ「分野別課題研究ポスター発表会」
2月5日の1~4校時、体育館で「分野別課題研究ポスター発表会」を行いました。発表する2年次生と発表を聞く1年次生が集まり、多賀城高校、石巻北高校、古川黎明高校(ポスター掲示)の生徒の皆様にも参加していただきました。さらに、石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学の先生方にご来校いただきました。
発表では、リハーサルの反省を生かし、聞き手に伝える発表を目指すべく、問いかけやクイズを行ったり、実演を行い表情豊かに説明したりと、それぞれに工夫が見られました。
また、発表を通した他校との交流もありました。多賀城高校の発表では災害科学科ならではの視点があり、石巻北高校の発表では独自の取り組みが生き生きと紹介されていました。古川黎明高校のポスターは、実験と分析の成果が分かりやすく表現されていました。
大学の先生方には、たくさんの発表を熱心に回っていただき、貴重なアドバイスをいただきました。
これまでの研究活動では、思い通りにいかないことも多く、研究の難しさや大変さを実感した人もいたと思います。しかし同時に、自分でテーマを設定し、新たな気づきを得ながら研究を続けていくことの楽しさを味わう瞬間もあったのではないでしょうか。分野別課題研究の経験を、次なる探究、教科の学び、進路へとつなげていきましょう!
お忙しい中ご来校いただいた石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学の先生方、他校生徒の皆様、本当にありがとうございました。
2年次甲斐たいむ「課題研究発表会リハーサル」
1月29日の2年次「甲斐たいむ」は、5・6校時連続で「分野別課題研究ポスター発表会リハーサル」を行いました。2月5日に体育館で行う本番に向けてのリハーサルですが、内容は本番同様です。各班で趣向を凝らして作成したポスターを黒板に貼り、8分間の発表を行いました。
どの班も、これまでの研究成果を一生懸命伝えていました。iPadを使って画像や音声を加えたり、補足資料を用いて説明したりする班もありました。
発表後には、質疑応答があり、気になったことを質問し合いました。担当教員や同じゼミの仲間からの鋭い質問に動揺する場面もありましたが、丁寧に説明していました。
本番に向けて新たな課題も見つかったと思います。本番の発表が楽しみです。
(生徒の感想)
・たくさんのグループの発表を聞いて、聞いていてわかりやすいと感じたグループは共通していて、「テーマからずれることなく研究を進め、仮説は正しかったか、間違っていたのかを述べている」、「必要な資料のみを使い、無駄な説明がない」という特徴があった。これらから自分の研究を振り返ると、なぜこの資料が結びついているのかを説明できないところがあったので、見直したい。今まで調べたことをしっかり伝えられるよう改善するところは直して、自信を持って発表できるようにしたい。
・発表「させられている」、「しないといけない」という意識ではなく、自分から相手に「伝える」という意識を持ち、相手に理解をしてもらうためにはどうしたら良いかという考えの下で、相手に寄り添った発表ができるようにしていきたい。相手がより理解しやすくなるために具体的に改善すべき点は、「常に聴衆の目を見て一方的な発表になりすぎないようにする」、「聞き手の立場になって客観的に研究と発表を何度も振り返り、分かりにくい言葉や説明は分かりやすくまとめる」の2点だと思ったので、できることを考えて実行していきたい。
・リハーサルで色々な人の発表を聞いてみて、ポスターの見てほしい部分を指しながら発表したり、聞き手に視線を配りながら発表したりすることによって聞きやすくなると分かったので、自分たちの発表に取り入れていきたいと思います。今回の発表の改善点をふまえて、説明を詳しくし分かりやすくして、興味を持ってもらえるような発表をしたいと思います。
・上手な人の発表は、ほぼ原稿を見ないで、前を向いて、はっきり話していたため、原稿の内容をある程度把握してずっと下を見ながら発表することを防ぐ。また、自分の声にメリハリがなかったため、大切なところは間を取るなど、強調する話し方を工夫したいと思った。
・ずっと探究してきたので、本番が楽しみです!頑張ります!!
1年次甲斐たいむ「自己発見活動③」
1月22日(水)の1年次甲斐たいむは、株式会社オーナーから講師を招いて講演を実施しました。
今までの探究活動を振り返り、自分の在り方生き方について考え、webサイトを使って様々な探究活動を行っている方が探究を始めたきっかけなどを調べました。
講話では、自分の興味・関心と学校生活、社会貢献の3つ全てにつながる課題を発見して探究活動をすることが大切であり、普段の授業だけでなく、様々なことに興味・関心をもって探究していくことで、キャリアイメージにつながっていくと話がありました。探究の重要性を改めて感じるお話でした。
<生徒の感想>
・これから探究活動をする際、ただ興味があるからという理由だけではなく、自分が解決したい地域問題や自分の在り方生き方を得られた知識などをもとに探究することが大切であるとわかりました。改めて、自分はどういう在り方でいたいのか、将来どのような仕事をしたいのかを考えることができました。
・普段の教科の学びが将来にどのように繋がるのか考えたことはなかったけれど、学校のことと自分の興味、地域社会を知ることは全て繋がっていることがわかったので、繋がりを意識して学習したいと思いました。また、言われたことをするのではなく、主体的に自分がやりたいことを追い求めていくことが大切だとわかりました。まずは、2年次で探究したいことを、今のうちから調べ、将来に向けて様々なことにチャレンジしていきたいと思います。
・今回の講義で印象に残ったことは、教科の授業は課題を見つけるためにあるということです。自分は知識を身に付けるためだけだと思っていましたが、その知識から課題を発見していくためにまず知識が必要であり、そのための教科の学びであるというお話を受け、改めて授業をしっかり受けて行きたいと思います。
たくさん学びがあったと思います。自分の在り方生き方について考え、自分の将来に向かって視野を広げていきましょう!
2年次甲斐たいむ「課題研究」
1月8日の2年次「甲斐たいむ」は、グループごとに研究を進めました。1月29日のポスター発表会リハーサルに向けて、アンケートの集計、データの分析、ポスターデザイン、アブストラクト作成など、協力して作業を進めていました。
データの集計や考察で苦労しているグループは、ゼミ担当の先生にアドバイスを受けながら試行錯誤しています。どんなポスターが出来上がるのか、楽しみです。
2年次甲斐たいむ「課題研究」
11月27日の2年次甲斐たいむは、年内最後のグループ研究でした。文献調査やアンケート調査を進めたり、インタビューを通して得られたことを話し合ったりしています。
今後、冬休みを活用するなどして、得られた結果をポスターにまとめていきます。2月にどのような発表が見られるのか、今から楽しみです。
1年次甲斐たいむ「社会人講話」
11月6日㈬の1年次「甲斐たいむ」は地元で活躍されている方や本校OB、OGの方を講師としてお招きして、社会人講話を実施しました。また、11月13日㈬には社会人講話の振り返りを行いました。
様々な分野で活躍されている講師の方の貴重なお話を受け、生徒たちが自分の将来や進路を深く考える機会になりました。
【生徒の感想】
・今回の社会人講話を聞いて印象に残った言葉は、「働いていくうちにやりがいは見つけられる」というものです。自分はまだどんなことをしたいか、どんな仕事に就きたいかはまだ決まっていない。しかし、今後やりたいことが見つかり、望んだ仕事が「なにか違う、自分に合わないのではないか」と思っても、諦めずに続けることで、別のやりがいを見つけられるかもしれない。そう感じる言葉だった。将来のためにも苦手なことから逃げる癖をつけないように挑戦したり、努力を継続したりすることでやりがいを見つけられるようになりたい。
・自分が目指している業界で活躍している方の話を聞いて、心に刺さる言葉がたくさんありました。子どもと大人の世界では大きく異なり、大人になると結果がすべての世界になってしまいがちです。しかし、結果が良くなくても自分の力で壁を乗り越えて「私」という存在を認めてくれる人も必ず存在し、認めてくれる人ができる素晴らしい世界であるということもわかりました。私は、自分のネガティブ思考を前向きで自信が持てるように変えていきたいです。また、会話を中心に日常英会話ができるように今の英会話の塾と英語の映画を見ること、もっている教材の英単語を3年次の2期までに覚えることを目標とし、夢に向かって頑張りたいと思いました。
・私は大人になるのが怖いと思っていたが、講師の先生の体験談を聞いて前向きに捉えられるようになった。私はまだ夢はないが、楽しくてやりがいのある仕事に就きたいので、いざやりたい仕事が見つかったときに学力が無くて選択肢が狭まることのないようにまずは学力をのばしていきたい。
・私は将来、薬剤師になりたいと思っており、実際に薬剤師として活躍している方からの話はとても勉強になった。特に、私が苦手であるコミュニケーション能力や人の気持ちを察する力が必要だということが印象に残った。だから、これからは色んな人とコミュニケーションをとり、人に気持ちを察して気を配ることができる人になりたいと思う。そのために、1日最低でも5人と会話をしてコミュニケーション能力を養っていきたい。また、自信がつくことの大切さも学んだので、目標に近づけるように努力していきたい。
・何事にも感謝することが大事、そう思わされる講話でした。自分はありがたいともったことに対し、感謝の言葉を伝えることを意識しており、今後も継続していきたいと思いました。また、今回の講話を聞いて、今までは自分が感謝する側二なることがほとんどでしたが感謝される人間になりたいと思ったので、「感謝される人になる」ことを目標にこれから頑張っていきたいです。
・今回の講話を聞いて、働くことの大変さを知ることができました。どんな仕事でも求められることがあり、それを成し遂げる責任感が大切だとわかりました。だから私は、責任感のある人になりたいと思います。そうすることで、信頼を得てそれがやりがいになるのではないかと感じました。そのためには、日頃から自分の行動に責任を持ち、今勉強をやらなくて良いのかなど、自分のことは自分で考えて行動できるように日々優先順位をつけて考えた行動を積み重ねていきたいです。
今回の講師の方からいただいたお話や言葉を大切に、自分の将来に向かって日々考えて生活していきましょう。
社会人講話に講師としてご協力いただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。