令和6年度 甲斐たいむ
2年次甲斐たいむ「1年間の振り返り」
2月26日の2年次「甲斐たいむ」は、「1年間の振り返り」を行いました。「研究とは何か」からスタートし、研究テーマを決め、書籍やインターネットで調べて実験をしたり、アンケートを取ったり、校外に出て活動したり・・・。
1年間の活動を通して自分の力がどのように変化したのか、丁寧に振り返りました。
振り返りでは、来年度分野別課題研究を行う1年次生へのアドバイスも寄せてもらいました。「納得のいくテーマになるまで沢山調べて沢山悩んでください。」、「自分がふと疑問に思ったことが意外と深い意味を持っていたりするので、それを追求すると自分の知らなかったことをいっぱい知ることができます。」、「総合型選抜で使う使わない関係なく、この探究サイクルを回すことに意味があると思います。研究を進めていく中で、どれだけ自分の研究を客観視できたかが鍵だと思うので、難しいことだけど「客観視」を大切に頑張ってください。」「インターネットで調べるだけでなく、実際に自分でも検証や実践できるものなら、した方が信用性が増すと思います。」など、具体的なアドバイスがありました。
今年度の分野別課題研究では、「知識・技能」、「自己管理」、「発想力」、「発表力」、「課題解決力」を養うこと目標に活動を進めてきました。今年度の活動で学んだことを忘れず反省点は来年度の活動につなげ、「甲斐ある人」への一歩を踏み出しましょう!
1年次甲斐たいむ「1年間のまとめ」
2月26日(水)1年次「甲斐たいむ」は、1年間の振り返りを行いました。
1年間の取り組みで得た能力を、「教科」、「次なる探究」、「進路」につなげるという3つの視点でどのように生かしていくのかを考えました。
特に、今後頑張りたい「教科」では、次のような決意がありました。
・文章や意見文を組み立てるときの構成、どのような言葉を使うことでより説得力が向上するかなど、語彙や表現方法を増やしたいため、国語を頑張りたい。
・より多くの人とコミュニケーションを取り、自分との考え方の相違について理解を深めたいから、英語を頑張りたい。
・医療系に興味があり、人の身体の仕組みについて深く知りたいため、生物を学びたい。
自分で不足していると感じた能力を補うための学習、将来を見据えた学習など、様々な経験を通して今後の教科の学びにつなげて考えることができたようでした。
また、「次なる探究」では、自分の興味のある部活動のことや今年度探究したことを深く調べたいなど、人それぞれの課題を見つけていたようでした。
進路につなげるという視点でも、社会に出たときに必要な能力を鍛え、将来につなげたいという意見が多くありました。
今回の振り返りを生かし、言葉だけでなく、行動に移していきましょう。そして、来年度も甲斐ある人といわれるために、精進していきましょう。
1年間の甲斐たいむにご協力いただいた方々に、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
1年次甲斐たいむ「自己発見活動全体発表会」
2月20日(水)1年次甲斐たいむでは、自己発見活動のまとめとして、クラス代表の発表会を行いました。
先週のクラススピーチで選ばれた各クラス3名の生徒に、今年度の甲斐たいむを振り返り、この経験を今後どのようにつなげていくかについて発表してもらいました。
今まで知らなかった自分の良さを見つけた生徒、他人からのアドバイスを受け入れる難しさと大切さに気づいた生徒、主体的に行動することの重要性を改めて感じた生徒などそれぞれの学びがあり、その発表を聞くことで、聞いている生徒にも新たな視点が加わったようでした。
<生徒の感想>
・聞き手にわかりやすく興味をひく発表が多かった。私が発表するときは、台本を読んでしまうこともあったので、今後発表の場では、人に伝わるように、聞き手の方をみて話せるようになりたい。また、ジェスチャーのような非言語のコミュニケーションを意識したい。
・自分の経験から得た、「努力をする姿勢が大事」「失敗しても落ち込みすぎないで良い経験と捉える」という言葉が印象に残った。私は、失敗した際、マイナスな思考になってしまっていたが、それを成長の糧と捉え、前向きな思考に変えることは、自分にも取り入れたいと思う。
・私は、「自分の満足できる選択をする」という言葉が心に残りました。私は、よく人に流されて物事を決めてしまい、後悔することがあります。また、正しいと思っても楽な道を選んでしまうこともあるため、大変な道でも自分の満足できる選択をして、後悔しない人生を送りたいと思います。
発表後は、校長先生をはじめとする3名の先生方に審査をしていただき、最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞が授与されました。
講評では、甲斐たいむでの具体的な活動を一般化すること、この一般化した学びを「教科の学び」、「次なる探究」、「キャリア」という3つの視点を意識して、具体的な行動につなげていくことが重要であるというお話しをいただきました。
今までの甲斐たいむの学びを様々な場面で生かしていきましょう。
1年次甲斐たいむ「自己発見活動クラススピーチ」
2月12日(水)1年次甲斐たいむは、クラススピーチを行いました。
今までの甲斐たいむや各教科での授業を振り返り、来年度の抱負や将来に向けて頑張りたいことについて発表をしました。
SDGs探究活動を通して、様々な人からの意見を聞き入れることの大切さ、人に伝えることの難しさでなど、生徒は新たな気付きを得たり、様々な職業で活躍している社会人講話を通して、進路を考える上でのたくさんのヒントを得たりして、自分のことを理解しつつ自ら積極的に行動し、たくさんの人からアドバイスをもらい、自己実現につなげていきたいと、多くの生徒が抱負を述べていました。
今年度の甲斐たいむを、来年度の探究活動、各教科への学び、進路へとつなげ、「甲斐ある人」となれるよう頑張りましょう!!。
2年次甲斐たいむ「分野別課題研究ポスター発表会」
2月5日の1~4校時、体育館で「分野別課題研究ポスター発表会」を行いました。発表する2年次生と発表を聞く1年次生が集まり、多賀城高校、石巻北高校、古川黎明高校(ポスター掲示)の生徒の皆様にも参加していただきました。さらに、石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学の先生方にご来校いただきました。
発表では、リハーサルの反省を生かし、聞き手に伝える発表を目指すべく、問いかけやクイズを行ったり、実演を行い表情豊かに説明したりと、それぞれに工夫が見られました。
また、発表を通した他校との交流もありました。多賀城高校の発表では災害科学科ならではの視点があり、石巻北高校の発表では独自の取り組みが生き生きと紹介されていました。古川黎明高校のポスターは、実験と分析の成果が分かりやすく表現されていました。
大学の先生方には、たくさんの発表を熱心に回っていただき、貴重なアドバイスをいただきました。
これまでの研究活動では、思い通りにいかないことも多く、研究の難しさや大変さを実感した人もいたと思います。しかし同時に、自分でテーマを設定し、新たな気づきを得ながら研究を続けていくことの楽しさを味わう瞬間もあったのではないでしょうか。分野別課題研究の経験を、次なる探究、教科の学び、進路へとつなげていきましょう!
お忙しい中ご来校いただいた石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学の先生方、他校生徒の皆様、本当にありがとうございました。
2年次甲斐たいむ「課題研究発表会リハーサル」
1月29日の2年次「甲斐たいむ」は、5・6校時連続で「分野別課題研究ポスター発表会リハーサル」を行いました。2月5日に体育館で行う本番に向けてのリハーサルですが、内容は本番同様です。各班で趣向を凝らして作成したポスターを黒板に貼り、8分間の発表を行いました。
どの班も、これまでの研究成果を一生懸命伝えていました。iPadを使って画像や音声を加えたり、補足資料を用いて説明したりする班もありました。
発表後には、質疑応答があり、気になったことを質問し合いました。担当教員や同じゼミの仲間からの鋭い質問に動揺する場面もありましたが、丁寧に説明していました。
本番に向けて新たな課題も見つかったと思います。本番の発表が楽しみです。
(生徒の感想)
・たくさんのグループの発表を聞いて、聞いていてわかりやすいと感じたグループは共通していて、「テーマからずれることなく研究を進め、仮説は正しかったか、間違っていたのかを述べている」、「必要な資料のみを使い、無駄な説明がない」という特徴があった。これらから自分の研究を振り返ると、なぜこの資料が結びついているのかを説明できないところがあったので、見直したい。今まで調べたことをしっかり伝えられるよう改善するところは直して、自信を持って発表できるようにしたい。
・発表「させられている」、「しないといけない」という意識ではなく、自分から相手に「伝える」という意識を持ち、相手に理解をしてもらうためにはどうしたら良いかという考えの下で、相手に寄り添った発表ができるようにしていきたい。相手がより理解しやすくなるために具体的に改善すべき点は、「常に聴衆の目を見て一方的な発表になりすぎないようにする」、「聞き手の立場になって客観的に研究と発表を何度も振り返り、分かりにくい言葉や説明は分かりやすくまとめる」の2点だと思ったので、できることを考えて実行していきたい。
・リハーサルで色々な人の発表を聞いてみて、ポスターの見てほしい部分を指しながら発表したり、聞き手に視線を配りながら発表したりすることによって聞きやすくなると分かったので、自分たちの発表に取り入れていきたいと思います。今回の発表の改善点をふまえて、説明を詳しくし分かりやすくして、興味を持ってもらえるような発表をしたいと思います。
・上手な人の発表は、ほぼ原稿を見ないで、前を向いて、はっきり話していたため、原稿の内容をある程度把握してずっと下を見ながら発表することを防ぐ。また、自分の声にメリハリがなかったため、大切なところは間を取るなど、強調する話し方を工夫したいと思った。
・ずっと探究してきたので、本番が楽しみです!頑張ります!!
1年次甲斐たいむ「自己発見活動③」
1月22日(水)の1年次甲斐たいむは、株式会社オーナーから講師を招いて講演を実施しました。
今までの探究活動を振り返り、自分の在り方生き方について考え、webサイトを使って様々な探究活動を行っている方が探究を始めたきっかけなどを調べました。
講話では、自分の興味・関心と学校生活、社会貢献の3つ全てにつながる課題を発見して探究活動をすることが大切であり、普段の授業だけでなく、様々なことに興味・関心をもって探究していくことで、キャリアイメージにつながっていくと話がありました。探究の重要性を改めて感じるお話でした。
<生徒の感想>
・これから探究活動をする際、ただ興味があるからという理由だけではなく、自分が解決したい地域問題や自分の在り方生き方を得られた知識などをもとに探究することが大切であるとわかりました。改めて、自分はどういう在り方でいたいのか、将来どのような仕事をしたいのかを考えることができました。
・普段の教科の学びが将来にどのように繋がるのか考えたことはなかったけれど、学校のことと自分の興味、地域社会を知ることは全て繋がっていることがわかったので、繋がりを意識して学習したいと思いました。また、言われたことをするのではなく、主体的に自分がやりたいことを追い求めていくことが大切だとわかりました。まずは、2年次で探究したいことを、今のうちから調べ、将来に向けて様々なことにチャレンジしていきたいと思います。
・今回の講義で印象に残ったことは、教科の授業は課題を見つけるためにあるということです。自分は知識を身に付けるためだけだと思っていましたが、その知識から課題を発見していくためにまず知識が必要であり、そのための教科の学びであるというお話を受け、改めて授業をしっかり受けて行きたいと思います。
たくさん学びがあったと思います。自分の在り方生き方について考え、自分の将来に向かって視野を広げていきましょう!
2年次甲斐たいむ「課題研究」
1月8日の2年次「甲斐たいむ」は、グループごとに研究を進めました。1月29日のポスター発表会リハーサルに向けて、アンケートの集計、データの分析、ポスターデザイン、アブストラクト作成など、協力して作業を進めていました。
データの集計や考察で苦労しているグループは、ゼミ担当の先生にアドバイスを受けながら試行錯誤しています。どんなポスターが出来上がるのか、楽しみです。
2年次甲斐たいむ「課題研究」
11月27日の2年次甲斐たいむは、年内最後のグループ研究でした。文献調査やアンケート調査を進めたり、インタビューを通して得られたことを話し合ったりしています。
今後、冬休みを活用するなどして、得られた結果をポスターにまとめていきます。2月にどのような発表が見られるのか、今から楽しみです。
1年次甲斐たいむ「社会人講話」
11月6日㈬の1年次「甲斐たいむ」は地元で活躍されている方や本校OB、OGの方を講師としてお招きして、社会人講話を実施しました。また、11月13日㈬には社会人講話の振り返りを行いました。
様々な分野で活躍されている講師の方の貴重なお話を受け、生徒たちが自分の将来や進路を深く考える機会になりました。
【生徒の感想】
・今回の社会人講話を聞いて印象に残った言葉は、「働いていくうちにやりがいは見つけられる」というものです。自分はまだどんなことをしたいか、どんな仕事に就きたいかはまだ決まっていない。しかし、今後やりたいことが見つかり、望んだ仕事が「なにか違う、自分に合わないのではないか」と思っても、諦めずに続けることで、別のやりがいを見つけられるかもしれない。そう感じる言葉だった。将来のためにも苦手なことから逃げる癖をつけないように挑戦したり、努力を継続したりすることでやりがいを見つけられるようになりたい。
・自分が目指している業界で活躍している方の話を聞いて、心に刺さる言葉がたくさんありました。子どもと大人の世界では大きく異なり、大人になると結果がすべての世界になってしまいがちです。しかし、結果が良くなくても自分の力で壁を乗り越えて「私」という存在を認めてくれる人も必ず存在し、認めてくれる人ができる素晴らしい世界であるということもわかりました。私は、自分のネガティブ思考を前向きで自信が持てるように変えていきたいです。また、会話を中心に日常英会話ができるように今の英会話の塾と英語の映画を見ること、もっている教材の英単語を3年次の2期までに覚えることを目標とし、夢に向かって頑張りたいと思いました。
・私は大人になるのが怖いと思っていたが、講師の先生の体験談を聞いて前向きに捉えられるようになった。私はまだ夢はないが、楽しくてやりがいのある仕事に就きたいので、いざやりたい仕事が見つかったときに学力が無くて選択肢が狭まることのないようにまずは学力をのばしていきたい。
・私は将来、薬剤師になりたいと思っており、実際に薬剤師として活躍している方からの話はとても勉強になった。特に、私が苦手であるコミュニケーション能力や人の気持ちを察する力が必要だということが印象に残った。だから、これからは色んな人とコミュニケーションをとり、人に気持ちを察して気を配ることができる人になりたいと思う。そのために、1日最低でも5人と会話をしてコミュニケーション能力を養っていきたい。また、自信がつくことの大切さも学んだので、目標に近づけるように努力していきたい。
・何事にも感謝することが大事、そう思わされる講話でした。自分はありがたいともったことに対し、感謝の言葉を伝えることを意識しており、今後も継続していきたいと思いました。また、今回の講話を聞いて、今までは自分が感謝する側二なることがほとんどでしたが感謝される人間になりたいと思ったので、「感謝される人になる」ことを目標にこれから頑張っていきたいです。
・今回の講話を聞いて、働くことの大変さを知ることができました。どんな仕事でも求められることがあり、それを成し遂げる責任感が大切だとわかりました。だから私は、責任感のある人になりたいと思います。そうすることで、信頼を得てそれがやりがいになるのではないかと感じました。そのためには、日頃から自分の行動に責任を持ち、今勉強をやらなくて良いのかなど、自分のことは自分で考えて行動できるように日々優先順位をつけて考えた行動を積み重ねていきたいです。
今回の講師の方からいただいたお話や言葉を大切に、自分の将来に向かって日々考えて生活していきましょう。
社会人講話に講師としてご協力いただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
2年次甲斐たいむ「課題研究」
11月20日の2年次「甲斐たいむ」は、グループごとに研究活動を行いました。アンケートを実施する班は、周囲の人に協力を仰ぎながら進めています。アンケート結果を分析しているグループもありました。
外部の方にインタビューを実施したり、大学の先生にお話を伺ったりして、自分たちの研究を深めようとするグループもあります。2月のポスター発表会で課題研究の成果を堂々と説明できるよう、コツコツと準備を進めていきましょう。
1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動発表会」
10月26日SDGs探究活動成果会を行いました。1年次生は、これまで地域の課題に取り組んでいる団体から話を聞き、自分たちなりの地域の課題を見つけたり、魅力を見つけたりして、探究活動を行ってきました。その成果として、調査結果やその考察、結論について、昨年度SDGs探究活動を行った2年次生、お世話になった団体、石巻専修大学の先生、石巻市NPO支援オフィスの方、保護者の皆様に発表しました。また気仙沼高校、石巻商業高校、古川黎明高校、石巻高校の生徒にも参加していただき、相互の議論や交流を行い、大いに刺激を受けたり、新たな気付きを得たりしていました。
【生徒の感想】
・他校や他の班の発表を聞き、その表現力や行動力のすごさに圧倒されました。視野を広げ、多面的に思考する大切さに気付いたので、今後はそれらを意識して探究活動をしていきたいと思います。
・人に伝える難しさを感じました。ポスターを見てしまったり、説明文を見てしまったりしたため、聴衆を見て話すことができませんでした。この反省を生かし、今後は相手を見て話すようにしたいです。
・今回の探究活動を通じて、今まで知らなかったことを知ることができました。発表ではゆっくり話すよう心掛け、聴衆から拍手されたり、質問されたりして嬉しかったです。
・ポスターにフィールドワークで調べたことやグラフなどの資料が使われており、わかりやすく伝えるための工夫がされていた。
・言葉の定義をしっかりすると、もっといい探究発表になると思った。グループで協力して発表しているところが良かった。
・他校の発表を聞いて、プレゼンの仕方、テーマの立て方など参考となることが多かった。今後の自分の探究活動に生かしたい。
ご協力いたただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ご協力に感謝申し上げます。
①石巻専修大学 ②石巻市NPO支援オフィス ③まちづくりスポット仙台 ④フードバンクいしのまき ⑤TEDIC ⑥りとりーと ⑦フィッシャーマン・ジャパン ⑧石巻海さくら
1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動クラス内発表」
10月23日の1年次甲斐たいむは、「SDGs探究活動クラス内発表」を行いました。各班の生徒全員で、作成したスライドを見せながら発表を行い、疑問点や感想を発表し合いました。
【生徒の感想】
・他班の発表を聞くことで、読み方や声量、話す速度など改めて見直したい。これまでの探究活動を発表してみて、石巻の海の現状を知ることができ、ゴミ拾いや節電など自分にできることを積極的に行っていきたいと思った。
・他班の発表を聞いて高校生にもできることがたくさんあることを知りました。現在がネット社会であることをあえて利用し、スマートフォン等を利用して情報発信できると考えました。問題を見る視点を変えることで、問題解決の糸口がつかめると思いました。
・石巻にはたくさんのSDGsに関する課題点があり、それを解決するために一人一人が今の石巻の現状を知ることで、課題解決に取り組んでいきたいです。高校生の私たちにもできることはあると思うので、しっかり向き合いたいです。
・どのグループも地元である石巻のことを考えている探究をしていました。私は、公園があることで子どもがいる家族は助かるかというテーマがいいと思いました。テーマが具体的で練られていました。
・SDGs講演会で学んだことや初めて知ったことをもとに、それぞれの班が工夫して、今の石巻の現状や課題を変えていこうと自分たちが現実的にできる取組を見つけることができました。
10月26日(土)は、2年次、保護者、NPO団体の方に向けて、全体発表を行います。今回の反省をふまえて相手にわかりやすく伝える発表を意識して、準備を進めていきましょう。今回のクラス内発表に磨きをかけた全体発表を楽しみにしています!
3年次甲斐たいむ「これまでの振り返り」
10月16日(水)の3年次甲斐たいむは、「これまでの振り返り」を行いました。
4月10日にスタートした今年度の甲斐たいむは、「分野別課題研究まとめ」「進路探究」「表現力を鍛える」「グループディスカッション」の4つの探究活動を柱に、自己実現研究に取り組んできました。今回は、今年度の甲斐たいむを通じてどのような力をどれだけ身に付けることができたかを振り返り、それを文章にまとめました。まとめということもあり、皆、真剣に取り組んでいました。
10月半ばを過ぎ、石巻好文館高校での生活も残り少なくなってきました。進路決定はもちろんですが、3年間の「甲斐たいむ」も振り返り、「甲斐ある人」として巣立っていくことができるようこれからの学校生活に臨んでいってほしいと思います。
2年次甲斐たいむ「分野別課題研究中間発表」
10月9日の2年次「甲斐たいむ」は、石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学から12名の先生方をお招きし、「分野別課題研究中間発表」を行いました。
生徒たちは、7月に大学の先生からアドバイスをいただいて深化させた「研究テーマ」、「研究動機」、「仮説」、「検証方法」等を発表しました。
大学の先生からは、改善された点や今後の課題など、丁寧にご指導いただきました。中間発表を終えた生徒たちの表情は、今後の研究への希望に満ちたものでした。お忙しい中ご来校いただいた先生方、ありがとうございました。
〈生徒の感想〉
今回の中間発表で他の班の発表を聞き、自分たちと重なるテーマの話を見つけ、自分たちにはなかった研究方法を知ることができた。また、「仮説に対する研究方法を考える」ということに改めて気づかされ、自分たちの研究方法を見直すべきだと思った。発表を聞いていただくことで自分たちの内容について客観的な意見をもらったので、その意見を基にこれから自分たちの調べたい本質を見直したり、様々な方向から調べたりして、より伝わる研究を作っていきたい。
質問や指摘を受け、自分たちが研究に熱中しているうちには気づかなかった改善点や課題が多くあり、さまざまな視点からの見方・考え方を知ることができた。客観的に自分たちの研究を見直すことを常に意識し、誰が聞いても納得のいく研究・発表を目指していきたい。また、他のグループの研究内容と関連する部分が多くあったので、互いに情報や考察結果を共有し合い、協力していくことで自分たちの研究における思考力や視点も更に広げていけたらと感じた。
中間発表を通して、言葉の定義づけの大切さが改めて分かりました。きちんと定義を示すことで、結論も少し違ったものになると思ったし、理解を深められるなと思いました。また、私の研究では予知・予測といったキーワードがカギになるのですが、予知と予測の若干のニュアンスの違いが研究方法や結論に影響するので、予知か予測かのどちらかに統一してまとめた方がいいのかなと感じました。
中間発表で自分たちの発表をして、今後の課題が明確になった。問題や結果、考察をまとめるときに、主語と述語を忘れずに、何に対しての説明なのか言葉不足にならないように注意する。発表で、ところどころ声が小さくなったり、相手に伝わるように前を見て発表できなかったので、研究を進めつつ発表の仕方も工夫し改善していきたい。
大学の先生に質問されたことで、より自分の研究方法等が明確になった。今後の研究では、「テーマを仕上げればよい」という意識から、「早く研究したい!面白い!」と研究を楽しむ意識に変え、「理解できる」発表より「聞いていて興味深い」という発表に仕上げたい。
中間発表で先生方からいただいたアドバイスをふまえ、今後は具体的な調査、考察に入ります。試行錯誤することを楽しみながら、計画的に進めていきましょう!
3年次甲斐たいむ「グループディスカッション④」
10月9日(水)の3年次甲斐たいむは、先週に引き続き「グループディスカッション」でした。
前回と同様に各クラス5~6人のグループを組み、各クラス同時進行でグループディスカッションを行いました。今回のテーマは「幸せの定義とは?」です。2回目ということもあり、各グループともスムーズに役割分担が行われ、活発な意見交換、グループとしての結論の出し方、また、提案の発表にも工夫が見られ、前回よりも充実したグループディスカッションが実践できたようでした。
「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めていくことを目的として取り組んできた「グループディスカッション」ですが、今回の実践を自分自身のためだけではなく、社会にどう貢献していくことができるかにつなげていってほしいと思います。次回は今年度の甲斐たいむの振り返りを行います。もう一度、自身の実践を振り返り、自分の将来や社会に対してそれをどう生かしていくかを考えていきましょう。
3年次甲斐たいむ「グループディスカッション③」
10月2日(水)の3年次甲斐たいむでは、グループディスカッション③として「グループディスカッションⅠ」を行いました。 各クラス5~6人のグループを組み、同時進行でグループディスカッションを行いました。今回のテーマは「10年後に流行っているものは?」です。司会進行、書記、タイムキーパー、発表者等の役割を決め、ディスカッションに入りました。テーマについて自分の考えやアイディアを付箋に書き出し、記録用紙に同じ内容をまとめて貼り、グループ化してタイトルをつけたり、グループの関係性を線や矢印でつないだりして意見やアイディアを整理していきました。
そこからグループの新しいアイディアや提案を作り出し、最後に全体で発表し、この日の活動を終えました。この日も前回のディベート同様に各クラスとも活発な討論が交わされていました。
次回も「グループディスカッション」に取り組みます。新しいグループ、テーマとなりますが、さらに実りあるディスカッションになるように頑張りましょう。
3年次甲斐たいむ「グループディスカッション②」
9月25日(水)の3年次甲斐たいむでは、グループディスカッション②として「ディベート」を行いました。
ディベートのテーマは「日本の死刑制度は廃止するべきか」です。各クラス10チームに分かれ、同時進行で5試合を行いました。前回のガイダンス終了後に「死刑制度」について情報収集を行い、今回はその情報をチームで共有してからディベートを開始しました。内容としては、普段の会話ではなかなか話題に取り上げることは少ないと思いますが、どのクラスも活発なディベートが繰り広げられました。
次回から2週連続で「グループディスカッション」に取り組みます。ディベートとは形式が異なりますが、「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めることを意識して臨んでほしいと思います。
1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動中間発表」
9月25日の1年次甲斐たいむは、中間発表を行いました。現段階までの探究活動をポスターにまとめて発表し、NPO団体の方々にご助言をいただきました。
他のグループの発表を聞くことで、発表の仕方やポスターを見やすくするための工夫について検討し、また、NPO団体の方々と話をすることで考えが深まった様子でした。また、聞く側の生徒も質問や感想を述べており、集中して聞くことができていました。
<生徒の感想>
・似ているテーマであっても、解決策が各グループで異なり、新たな発見があった。人口が増加しているにもかかわらず漁師の人口は減少しているなど自分たちが調べられていないこともわかったので、もっとたくさんの情報を調べていかなければならないと思った。
・発表をしてみたら、テーマと調べていることが少しずれていることがわかった。自分が本当に解決したい課題を改めて考え、自分たちで解決できることを見つけていきたいです。
・他の班の発表を聞いて、グラフを提示することで説得力が増したり、写真を載せると見やすかったりと、わかりやすい発表があり、参考になりました。NPO団体の方からのアドバイスを聞いて、表面的だった内容が具体的になり、考えが深まりました。今回の発表を受けて、内容の修正や新たな視点での探究を行い、よりよい探究活動にしたいです。
今回ご協力いただきました団体は次の通りです(敬称略)。ありがとうございました。
①フードバンクいしのまき ②フィッシャーマン・ジャパン ③まちづくりスポット仙台 ④TEDIC ⑤こども∞感ぱにー ⑥にじいろクレヨン ⑦ベビースマイル石巻
3年次甲斐たいむ「グループディスカッション①」
9月11日(水)の3年次甲斐たいむでは、グループディスカッションのガイダンスおよび情報収集を行いました。ガイダンスでは、「どの意見が正しい、間違っていると対立するわけではなく、意見を出し合うことで納得できる合意形成を見いだす」つまり、「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めていくことを目的としてディスカッションに取り組んでいくことや、ディスカッションの進め方や今後の活動計画が説明されました。その後、次回からの活動に向けて情報収集を行い、この日の活動は終えました
次回9月25日(水)は、まず「ディベート」に取り組みます。グループディスカッションとは形式は異なりますが、「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めていくことができるはずですので、しっかりと取り組んでほしいと思います。