2年次甲斐たいむ「分野別課題研究中間発表」

 10月9日の2年次「甲斐たいむ」は、石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学から12名の先生方をお招きし、「分野別課題研究中間発表」を行いました。

 生徒たちは、7月に大学の先生からアドバイスをいただいて深化させた「研究テーマ」、「研究動機」、「仮説」、「検証方法」等を発表しました。

 大学の先生からは、改善された点や今後の課題など、丁寧にご指導いただきました。中間発表を終えた生徒たちの表情は、今後の研究への希望に満ちたものでした。お忙しい中ご来校いただいた先生方、ありがとうございました。

 

〈生徒の感想〉

 今回の中間発表で他の班の発表を聞き、自分たちと重なるテーマの話を見つけ、自分たちにはなかった研究方法を知ることができた。また、「仮説に対する研究方法を考える」ということに改めて気づかされ、自分たちの研究方法を見直すべきだと思った。発表を聞いていただくことで自分たちの内容について客観的な意見をもらったので、その意見を基にこれから自分たちの調べたい本質を見直したり、様々な方向から調べたりして、より伝わる研究を作っていきたい。

  質問や指摘を受け、自分たちが研究に熱中しているうちには気づかなかった改善点や課題が多くあり、さまざまな視点からの見方・考え方を知ることができた。客観的に自分たちの研究を見直すことを常に意識し、誰が聞いても納得のいく研究・発表を目指していきたい。また、他のグループの研究内容と関連する部分が多くあったので、互いに情報や考察結果を共有し合い、協力していくことで自分たちの研究における思考力や視点も更に広げていけたらと感じた。

  中間発表を通して、言葉の定義づけの大切さが改めて分かりました。きちんと定義を示すことで、結論も少し違ったものになると思ったし、理解を深められるなと思いました。また、私の研究では予知・予測といったキーワードがカギになるのですが、予知と予測の若干のニュアンスの違いが研究方法や結論に影響するので、予知か予測かのどちらかに統一してまとめた方がいいのかなと感じました。

 

 中間発表で自分たちの発表をして、今後の課題が明確になった。問題や結果、考察をまとめるときに、主語と述語を忘れずに、何に対しての説明なのか言葉不足にならないように注意する。発表で、ところどころ声が小さくなったり、相手に伝わるように前を見て発表できなかったので、研究を進めつつ発表の仕方も工夫し改善していきたい。

  大学の先生に質問されたことで、より自分の研究方法等が明確になった。今後の研究では、「テーマを仕上げればよい」という意識から、「早く研究したい!面白い!」と研究を楽しむ意識に変え、「理解できる」発表より「聞いていて興味深い」という発表に仕上げたい。

  中間発表で先生方からいただいたアドバイスをふまえ、今後は具体的な調査、考察に入ります。試行錯誤することを楽しみながら、計画的に進めていきましょう!