令和6年度 日々是好文

2年次薬物乱用防止教室

10月2日(水)、石巻警察署より講師の方を迎え、薬物乱用防止教室が行われました。近年では特に市販薬によるオーバードーズが若年世代で増加しているというお話がありました。私たちの身近なところに落とし穴や罠が潜んでいます。ほんの好奇心でやってしまったことが、薬物の依存性に取り込まれ、人生を台無しにしてしまうという悲惨な事例がありました。

 

講話の最後には、2年次の代表生徒が「高校生でも薬物を使用してしまった人がいるという事実に驚き、身近にそのリスクがあることを知りました。薬物乱用で失った時間は取り戻すことができません。それを防ぐためにも、自分は正しい道を進み、間違った道を進もうとしている人を正しい方向に導いてあげられる人でありたいと思いました。」と、お話ししてくれました。本日の講話を今後の生活に活かしていきましょう。

〈以下生徒感想〉

・石巻市内でも逮捕されている人がいると知り、他人事じゃないんだなと思いました。7年間薬物を乱用した人のビフォーアフターの写真や、脳の写真、うずまきの絵の比較などを見て、改めて薬物の恐ろしさを実感しました。

・今までは覚醒剤や大麻、コカイン、危険ドラッグなどが薬物乱用の主だと思っていたけれど、市販薬を過剰に摂取するオーバードーズが過半数を占めていることが分かりました。最近、小学生のオーバードーズのニュースを目にすることがあったので深刻な問題になっているのだと思いました。

・自分もよく頭痛薬を飲んでいるので、過剰摂取に気をつけたいと思いました。少しの気の迷いで、自分の人生を狂わせたり、周りに迷惑をかけたりしてしまう、そして抜け出せなくなる、本当に怖いものだと思いました。これから先、絶対に薬物には関わらないよう、自我をしっかりもって生活していきたいです。

・ちょっとした好奇心から薬物に手を出し、すぐやめられると思っていても、依存症になってしまい、自分の意志ではやめられなくなることが分かりました。また、後遺症が残るということも知り、後戻りできなくなるので、絶対にしてはいけないことだと思いました。

・薬物乱用の定義として「一度だけの使用でも乱用」ということを初めて知りました。薬物乱用をした人の写真で、使用前と使用後で顔つきが全く変わってしまったのを見て、心だけでなく身体などの見た目すらも変わってしまうのだと改めて怖くなりました。

2年次性教育講話

 9月25日、2年次生徒を対象に「性教育講話」を実施しました。講師の先生から、男女のからだや妊娠のしくみ、性感染症、LGBTQなどに関するお話をいただきました。1人1人が正しい知識を持ち、自分らしく豊かな人生を実現するための、貴重な学びの機会になりました。

 

〈生徒の感想〉

 LGBTQなどの性的指向、性自認をもつ人が10%もいて、制服や更衣室、トイレなど、生きにくさを感じていることが分かりました。親にすら理解してもらえないことはとても辛いことだと思うので、LGBTQに当てはまる方々がもっと生きやすい社会になれば良いなと思いました。自分の当たり前がみんなの当たり前だと思わず、社会には様々な人がいることを理解し、今後の生活を送りたいと思います。

 

 妊娠は誰でも簡単にできるものではないということが分かり、自分が今生きているのは奇跡だと思いました。これからは自分を産んでくれた両親に感謝をして一日一日を大切に過ごしていきたいです。

 

 今まで「性」とは、いかがわしいもの、大人なもの、と思っていましたが、神秘的でとても大切なものだとイメージが180°変わりました。自分の力では知れなかったことがたくさんあり、とても勉強になりました。

 

 これから大人になるにつれて、これまで以上に「性」について関わっていくことになると思うので、性行為や性感染症について注意しなければならないことを忘れずに、お互いが思いやりをもって、明るい未来になるようにしていきたい。加害者にも被害者にもならないように気をつけていきたい。

 

総合的な探究の時間

令和6年度の総合的な探究の時間「甲斐たいむ」を更新しました。

9月25日1年次甲斐たいむで「SDGs中間発表」を実施しました。次の団体様から1年次生にアドバイスしていただきました。ご協力いただきありがとうございました。

①フードバンクいしのまき ②フィッシャーマン・ジャパン ③まちづくりスポット仙台 ④TEDIC ⑤こども∞感ぱにー 

⑥にじいろクレヨン ⑦ベビースマイル石巻 (敬称略)

 

〇学校生活 → 「甲斐たいむ」紹介サイト

〇バナー「甲斐たいむ紹介サイト」

3年次平日課外講習第Ⅱ期開始!

 第2回考査終了翌日の9月19日(木)より3年次平日進学課外講習第Ⅱ期がスタートしました。第Ⅱ期は11月15日(金)まで。

 第Ⅰ期は国語、数学、英語を中心とした開講でしたが、第Ⅱ期から地歴・公民、理科が加わり、夏までに養った基礎力を土台に、入試レベルの問題に対応できる応用力を身に付けていきます。9月~11月は応用力養成期、この課外講習第Ⅱ期にしっかりと取り組み、進路達成に向けて大きく前進しましょう。 

3年次保健講話「受験期を乗り切るために必要な健康『力』」

 

 9月11日に3年次の保健講話「受験期を乗り切るために必要な健康『力』」がありました。

 講師は尚絅学院大学総合人間科学研究科の内田知宏先生です。3年次が入学したばかりだった4月にも、コミュニケーションについての講話をいただくなど、好文館では大変お世話になっている先生です。

 生徒達からは次のような感想が寄せられました。

「健康に社会的要素が含まれるというのは新しい気づきでした。健康でいるためには運動よりも人とつながることが大事だと知れたので何か行き詰まってしまったときは人と会ったり話したりしてみようと思いました。」

「健康についてさまざまなことを知ることができました。特に、エイミー・カディの「体が心を変え、心が行動を変え、行動が結果を変える」という言葉を心に留めながら受験勉強に取り組みたいと思いました。」

「ストレスがたまりやすい時期なので、体調を崩す前に人とのつながりを大切にしていくことが必要だと思いました。姿勢や表情が違うだけで心の状態も変わってくることが分かったので受験当日は実行したいと思いました。人のSOSに気づき、自分にも気をかけられるような人になっていきたいです。」

心身の健康に気をつけて、受験期を乗り切り、合格を勝ち取りましょう!!