令和6年度 日々是好文

3月28日 離任式

 3月28日、離任式が行われ、離任される先生方との別れを惜しみました。はじめに、校長先生から離任される15名の先生方の紹介がありました。

 それぞれの先生方から、本校での思い出やこれからに向けての話があり、教科について、部活動について、学校生活について、たくさんの思いを共有し、時には笑い、時には涙する先生や生徒もいました。

 最後に生徒会会長から生徒代表のあいさつがあり、先生方一人一人に花束が贈られました。離任される先生方、これまで本当にお世話になりました。石巻好文館高校での思い出を胸に、新天地での更なるご活躍をお祈り申し上げます。

3月24日 修業式

 3月24日、修業式が行われました。

まずは、校長先生から、御自身の体験を例に出されながら、「物事を成し遂げるには準備と時間が必要」であること、「簡易であることの功罪」について話され、「練習は現状を知り、課題を見つけること、失敗はなく、その積み重ねが将来の財産となっていく、近い将来を考えて学校生活を過ごしてほしい」とのメッセージをいただきました。 

 続いて、賞状伝達式が行われ、陸上競技部、吹奏楽部、美術部、書道部、ソフトボール部、そして、ソフトテニス部のみなさんが表彰されました。校長先生のお話にもあったように、練習の積み重ねが今回の結果につながったのでしょう。4月からは新入生を迎えます。各部のさらなる活躍を期待したいと思います。

 最後に、生徒指導部から「春休みの過ごし方」についての話がありました。春休みにしっかりと自分を見つめ直し、規則正しい生活を送り、新年度に備えてほしいです。

 始業式では、新たな年次で、新たな目標に向かってスタートを切ったみなさんと会えることを楽しみにしています。

3月15日 東部地区進学重点校探究活動合同発表会

3月15日、1年次生7名、2年次生5名で、石巻専修大を会場に行われた「東部地区進学重点校探究活動合同発表会」に参加しました。1年次生からは「石巻に公園があることで幼児のいる家庭は助かるのか」、「石巻湾の現状はどのようなものであり、よりよい海にするためにはどうすればよいか」、「石巻の現在の貧困をなくすために私たちにできる事は何か」というタイトルで3題の発表を、2年次生からは「Lv3の自動車の自動運転で他の乗り物の自動運転技術を用いて、人の操作なしで一般道を走ることは可能か」、「なぜ石巻の観光客数は宮城県の他の地域より少ないのか」、「高校時代における性格は幼少期(3歳から12歳)の影響を受けているのか」というタイトルで3題の発表を行いました。

 発表した生徒からは次のような感想や振り返りがありました。

「学校内での発表では得られないような意見や質問を聞くことができ、自分の研究の発展に役立ちました。今後さらに探究を進めるとともに、大学進学後も自動運転技術について勉強していきたいと思いました」

「他校の生徒や大学の先生との関わりを通して、自分の発表をよりよく改善できるところを見つけたので、今回の経験を踏まえて4月の発表に活かしたいと思います」

「他の高校の方々の発表を聞いて良かったところを採り入れることで、自分の発表をよりよくできるようにしたいと思いました。また、大学の先生からのアドバイスを受け止めて、より自分の探究に磨きをかけていきたいと感じました」

今回の発表会では、石巻専修大学の先生方、NPO法人の方々からたくさんのアドバイスをいただき、大変有意義で濃厚な1日になったと思います。今回の経験を今後の探究活動に大いに活かして欲しいと思います。

卒業生講話

3月17日(月)5、6校時、卒業生講話を実施しました。総合型、学校推薦型、一般選抜で大学合格した卒業生と、公務員や高等看護学校に合格した卒業生から、在校生に次のようなメッセージが語られました。

<一般選抜で合格した先輩>

・直前の共通テスト模試で思ったような点数が取れなかったが、その後実践練習を繰り返すことで、本番で目標点を取ることができた。大変かもしれないが、努力できる力や継続力といった今後の大学生活や社会に出たときに必要な能力を身に付けることができた。

<総合型選抜で合格した先輩>

・日常の学習は、課題を必ず期限内に提出するなど普段から復習に力を入れていた。また、わからないことに印を付け、先生や友人に聞いていた。生徒会活動等の課外活動をアピールできるため、総合型選抜を受けた。面接では、将来像を具体的にイメージし、大学の特色をしっかりと理解した上で話をした。

・小論文は日頃からニュースや新聞で情報収集することが必須。たくさんのメディアから情報を集めることが必要。また、やりたいことを見つけていくために、色々な事にチャレンジしてみてください。

たくさんのアドバイスがありましたので、活用できそうなことから試してみてほしいと思います。

先輩の大きな背中を追いかけ、追い越す気持ちで日々、努力を重ねていきましょう。

石巻市防災フェア2025

3月5日(水)から3月11日(火)は石巻市防災週間です。それに合わせて、石巻市役所が主催してイオンモール石巻にて「防災フェア2025」を実施しています。

3月9日(日)に、防災関連の探究に取り組んだ生徒が、授業で作成したポスターについて、防災フェアに参加された方に解説を行いました。

最初は緊張からなかなか積極的に話すことができていませんでしたが、徐々に自分からポスターを見ながら解説できるようになり、防災や減災対策について調べて考えたことを伝えることができました。

解説を終えると、自分の伝えたいことを要約して話すことの難しさと感じたとともに、大人の方々と話す機会はなかなかないため、良い機会だったと話していました。

石巻市防災フェア2025は、3月11日(火)までです。生徒たちのポスターがイオンモール石巻に展示されておりますので、ぜひご覧ください。

石巻教育カンファレンス2024

2月22日「石巻教育カンファレンス2024」が青葉中学校を会場に開催されました。

第1部の事例発表に、石巻地域で活動している高校生として「いしのまき政策コンテスト」で優秀賞を受賞したチームNutsが参加しました。地元のNPO法人の方、学校の先生、行政機関の方などから、自分たちの提案に対して助言をもらうことができました。第2部では「一人ひとりの力を持ち寄る探究が、地域の未来を拓く」という講演があり、第3部では事例発表や基調講演からの学びを、社会人、学生、高校生という立場を越えて話し合いました。

基調講演があったり、意見交換があったりと貴重な体験をした一日となりました!!

令和6年度 卒業証書授与式

3月1日(土)午前10時から体育館にて来賓や保護者の臨席のもと、令和6年度卒業証書授与式が挙行されました。

3年1組 卒業証書授与

3年2組 卒業証書授与

3年3組 卒業証書授与

3年4組 卒業証書授与

3年5組 卒業証書授与

式辞では、及川校長から「皆さんは、棄権やリセットができないリレーの走者です。世の中には正解のない問いがたくさんありますが、“好文知性”を生かし、目の前にあることに一生懸命取り組むことで、甲斐ある人としてとことん走り続けてください。いざ、甲斐ある人へ!」とのエールをいただきました。

 

在校生代表生徒の送辞に続いて、卒業生代表の答辞がありました。答辞では、コロナ禍で始まった1年次の生活、2年次の修学旅行、3年次の文化祭など学校行事や生徒会活動を振り返ったり、後輩へのメッセージ、先生方と保護者の方々への感謝の思いを伝えていました。また、3年間をともに過ごした仲間には「たくさんの素晴らしい思い出は、みんながいたからです。来年も再来年もいつまでも最高の仲間です!これからもよろしくお願いします。」と、改めて同学年の絆を深めていました。

 

退場の際には卒業生から3年次教員への言葉があり、194名の生徒が新たな道へと一歩を踏み出しました。卒業生の皆さんのこれからの活躍を期待します。

令和6年度同窓会入会式

 令和6年度同窓会入会式が2月28日、本校体育館で挙行されました。本校同窓会役員11名の御臨席賜り、3年生194名が77回生として晴れて同窓会の仲間入りを果たしました。

    

 式典では、同窓会長から卒業のお祝いと同窓会入会歓迎のメッセージ、そして名誉会長である校長からは同窓生としての更なる活躍を祈念するメッセージが送られました。事務局長から会則説明、役員紹介、そして、入会者を代表した生徒に記念品の「袱紗」が授与され、代表生徒が新同窓生としての決意を述べました。

 最後は、同窓会副会長の指揮で校歌を高らかに歌い上げて同窓会入会式を終えました。77回生の皆さん、いよいよ卒業式です。同窓生としての新たな決意を胸に有終の美を飾ってください。

予餞会

 2月27日、予餞会が行われました。1、2年生は、生徒会を中心に準備を重ね、お世話になった3年生に感謝の気持ちを届けました。まずは、1、2年生が作った花のアーチをくぐり抜けて、この会の主役である3年生の入場です。その後、生徒会長から開会の挨拶があり、いよいよスタートです。 

 ステージ発表では、音楽部の合唱、チアリーディング部の演技披露がありました。各部の思いが込もった合唱や演技を、3年生はまじまじと見つめていました。 

 部活動の後輩からも、メッセージ動画が届けられ、笑いあり、涙あり、趣向を凝らした動画で、先輩へ感謝の気持ちを伝えました。

  3年次の先生方からは、心温まるメッセージ動画が寄せられました。メッセージボードを使い、先生方の個性が溢れ出た動画は、共に過ごした日々を振り返り、卒業生の将来への思いを馳せたものとなっており、一人一人の心にじんわりと響いていました。 

 

 楽しい時間は瞬く間に過ぎ、最後は、3年生が紙吹雪舞う花のアーチをくぐり抜け、予銭会は終了となりました。 

 入退場の際に1、2年生が作った花のアーチは、これまで学校を引っ張ってくれた3年生と、今後の新しい歴史を彩る1、2年生とをつなぐ架け橋のように見えました。 

 3年生のみなさん、本当にお世話になりました。3月1日の卒業式でのみなさんの晴れ姿を、楽しみにしています!

仙台フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会(吹奏楽部)

 年末に「クリスマスコンサート」を開催したご縁で、2月22日に仙台フィルの定期演奏会に吹奏楽部員1・2年生36名が招待され全員で鑑賞しました。

 仙台フィルの本拠地である日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)コンサートホールは昨年以来、連続でチケット完売し満席となるなか、事務局のお計らいで招待され、常任指揮者の高関健氏の指揮によるスメタナ作曲「我が祖国」全曲を聴きました。2曲目が有名な「モルダウ」ということもあり、皆熱心に聞き入っていました。

 演奏会終演後はロビーに奏者の皆さんが出てきてくださり、年末にレッスンやクリスマスコンサートでお世話になった先生方との再会を喜びました。

 トランペットの生徒は「プロのオーケストラの演奏を聴きに行ける機会は中々ないので、とても貴重な体験をさせていただきました。繊細かつ迫力のあるサウンドと、奏者の方々の演奏に対する熱意を生で体感でき、音楽の奥深さをより一層学ぶことができました。今回の経験を忘れず、これからの自分たちの演奏の上達に繋げていけるよう直向きに練習を重ねて行きたいです。」と感想を語ってくれました。

※画像:仙台フィルから提供

仙台フィル定演後、神成先生と一緒に

 

 令和6年12月25日、マルホンあきあーとテラス(石巻市複合文化施設)で、仙台フィルハーモニー管弦楽団と吹奏楽部が「クリスマスコンサート2024」を開催しました。これまで、何度か、仙台フィルの方が来校され、演奏技術だけではなく、音楽を通じた表現の大切さを直接指導していただき、貴重な体験をすることができました。

 第1部はオーケストラステージとして、クリスマスにちなんだ曲や、世界的なサクソフォン奏者の齊藤健太さんの独奏を取り入れた曲など、仙台フィルハーモニーの演奏を聴きました。第2部は吹奏楽ステージとして吹奏楽部が吹奏楽オリジナル曲を披露しました。その後、仙台フィルと吹奏楽部が共演してアルアニアン・ダンスなどの定番曲を演奏しました。

 部長の生徒は「プロの方と一緒にコンサートを開催したことは一生の思い出となりました。プロの方の音色を間近で聴くことができ、自分たちが目指す音というものを改めて確認できる機会となったと思います。」と感想を語ってくれました。

※画像:仙台フィルから提供