令和6年度 甲斐たいむ

2年次甲斐たいむ「課題研究」

 9月11日の2年次「甲斐たいむ」は、グループごとに研究活動を行いました。

 先生方やグループの仲間と相談しながら、新たなアイデアを得ているグループ。

 前回作成した研究企画書をもとに、図書室で書籍や論文を活用して調査するグループ。

 10月の中間発表に向けて、見通しを持って進めていきましょう!

1年次甲斐たいむ「石巻の魅力や課題」を考える

 8月21日の1年次「甲斐たいむ」は、グループで「石巻の魅力や課題」について話し合いました。7月17日に実施したフィールドワークの報告書を参考して、自分が感じた魅力・課題とその理由を発表し合い、グループでテーマに関する地域の現状、課題となっていることをまとめました。

次回は課題に対する解決策を考えます。自分が行えることは何か、身近なことをから考えてみましょう!!

2年次甲斐たいむ「課題研究」

 8月21日の2年次「甲斐たいむ」は、グループごとに「研究企画書」を作成しました。7月に大学の先生からいただいたアドバイスを生かし、テーマや検証方法を再検討しています。テーマ設定や問い立てに苦戦しているグループもあれば、先生方からチェックをいただいた後、早速研究を進めているグループもありました。いよいよ課題研究が本格化します。計画的に進めていきましょう!

1年次甲斐たいむ「フィールドワーク」

 7月17日の1年次甲斐たいむは、フィールドワークを行いました。

 NPO法人や市役所などにお話を伺いに行ったり、海岸で実際にゴミ拾いをしてごみの種類を調べてみたり、今までの探究活動で見つけた課題について調査しました。

 NPO法人や市役所に伺ったグループは、実際に課題解決に向けて動いている方々の話を聞くことで考えが深まり、新たな発想が生まれるなど、有意義な時間になったようでした。

 図書館での調べ学習や校内の先生方にインタビューしているグループは、様々な視点から物事を見ることの大切さを実感していました。

 ほかにも、自分たちが生活している石巻市の良さに気づいたり、逆に課題を発見することで悩んでいたり様々な生徒がいました。

 

<生徒の感想>

・実際に話を聞きに行った団体がどんな活動をして課題解決をしているのかを詳しく知ることができた。また、自分たち高校生ができることやイベントに参加することで地域の活性化に貢献できるとわかり、今後の自分たちの役割を明確にすることができた。

 

・インターネットには書かれていない石巻の現状や働いている人の心情など、現地に行ったからこそ聞けることがたくさんあり、勉強になった。また、今回の話を生かして、若者が集まる町おこしを考えていきたい。

 

・専門家に話を聞くことで、新たな視点を得ることができた。また、実際にインタビューをした後にグループで話し合うことで、より探究が深められたので、他の人の話を聞くことは探究を深める重要な体験であるとわかった。

 

・インタビューの最初はとても緊張したが、他の人たちが質問していくにつれて初めて知ることが増えて楽しくなり、最後は緊張せずに質問したり話したりすることができた。今後、積極的に様々なイベントに参加してたくさんの体験をしてみたいと思う。

 

今回、お世話になった団体は次のとおりです(敬称略)。ありがとうございました。

①石巻商工会議所、②石巻じちれん、③こども∞感ぱにー、④みやぎ東日本大震災津波伝承館、⑤イシノマキ・ファーム、

⑥フィッシャーマン・ジャパン、⑦フードバンクいしのまき、⑧石巻海さくら事務局、⑨住吉地区学校給食センター、

⑩石巻市役所(SDGs推進課、健康推進課、子育て支援課、危機対策課)、⑪石巻専修大学、⑫TEDIC、

⑬にじいろクレヨン、⑭ベビースマイル石巻、⑮やっぺす

2年次甲斐たいむ「大学教授出前講義」

 7月17日の2年次「甲斐たいむ」は、「大学教授出前講義」。石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学から12名の先生をお招きしました。

 

 

 5校時は大学の先生の講義を体験し、6校時は研究グループごとにテーマを発表してアドバイスをいただきました。生徒たちは、興味のある分野の講義に熱心に耳を傾け、高校とは異なる大学での学びの一端に触れることができました。また、大学の先生から、研究の手法や方向性について具体的なアドバイスをいただくことで、新たな視座を得ることができました。今後の研究の方向性が見えてきて、やるべきことが明確になったと話す生徒もいました。

 ―生徒の感想―

・研究するにあたって、大切なことを改めて知ることができました。まず①研究に耐えられる「問い」を立てること。この際、「どうすれば~を解決できるのか」というHowなテーマではなく、「なぜ~できるのか」というwhyのテーマにすると調べやすくなる。また、②どのような研究にするのか決めること。「なぜそうなるかわかる」質的研究と、「関係があるかどうかわかる」量的研究がある。Whyのテーマにするなら質的研究にするとよい。最後に③ポジティブなテーマにすること。人が不快に思わない、人のためになるテーマを立てるのがよい。この3つのことを知ることができた。

 ・大学の先生の話を聞いてみて、テーマや仮説を明確にするためには、現実的かつ自分に知識が備わっていることが大切だとわかりました。また、アンケートを取る場合は、人の気持ちを考慮することが前提であると知りました。アンケートの内容や考察を考えて、テーマ・仮説に合った調査をしていけるように頑張りたいです。

 

・結論が未来の話になっていくようなテーマを設定していたので、先生にアドバイスしていただいたように過去の事例を調べた上で、「何をすべきか」が結論になるようなテーマを試行錯誤しながら決めていきたいです。

 ・自分のやりたい探究をして、高校生のできる範囲でやっていくことが成功につながることがわかり、何度も聞いて何度もやっていきたいと思いました。

 

・今回の授業でテーマについて意見をもらい、まずそもそも定義を示せていないことが分かりました。具体的に対象を絞って考えていきたいです。また、先行研究がたくさんあることも教えてもらったので、たくさんの人の研究を読んで色々な視点から調べたいです。子どもに関する研究だからといってその情報だけにとらわれるのではなく、地域、家庭、制度などの現状も含めてテーマと向き合っていきたいです。

 

  今回いただいたアドバイスを踏まえ、次回は研究計画書を作成します。大学の先生から学んだ、研究を行う際の注意点やテーマ設定のコツを生かして研究を進めましょう。

 夏休み期間を使って、文献調査やフィールドワークなど、それぞれができることを積み重ねていけるといいですね。

 大学の先生方には、貴重なご講義と丁寧なアドバイスをいただきました。本当にありがとうございました。 

1年次甲斐たいむ「探究計画書」作成

 7月3日の1年次甲斐たいむでは、「探究計画書」を作成しました。

 7月17日のフィールドワークに向けて、自分たちのテーマに合った活動場所になっているのか、フィールドワークで何を知りたいのかを担当の先生やグループで話し合いながら深めていきました。

 

生徒同士で話すだけでなく、先生方と話をすることで、新たな視点を見つけ、より具体的な活動がイメージできたようでした。

 

ぜひ、有意義なフィールドワークにしてほしいと思います。

2年次甲斐たいむ「課題研究テーマ決め」

 7月3日、2年次の「甲斐たいむ」は、前回作ったグループで「テーマ・仮説決め」を行いました。

 

 「文学・語学」、「医療・看護」など分野ごとのゼミに分かれ、「問い」の形のテーマを考えていきます。「学生による災害時の後期高齢者への看護は可能なのか」、「部活動の地域移行により教員の業務の負担軽減は可能なのか」など、具体的な問いを立てている班もありました。

 

 次回の大学教授出前講義では、今回立てたテーマや仮説について、大学の先生方からご指導をいただきます。今後の研究を見通しを持って進められるよう、現段階での悩みを解消しより多くのことを吸収したいですね!

1年次甲斐たいむ「情報収集の仕方」

 6月26日の1年次甲斐たいむは、情報収集の仕方について担当の先生から話を聞いた後、実際に自分たちの探究活動ではどんな情報収集を行うのかを検討しました。

 授業前半の講義では、情報収集の仕方はたくさんあり、それぞれの良さがあるので複数の方法で調べることが大切だと話がありました。

 授業後半のグループ活動では、7月17日のフィールドワークの時間について話し合いをしました。どこで、どんな活動をするのか、具体的な活動方法についてまとめました。

 なかなか活動のイメージが湧かない生徒もいましたが、授業前半の講義を振り返ったりインターネットを使って調べながらグループ内で話し合ったりすることで、どんな情報収集のやり方が自分たちの探究活動に必要であるかを少しずつわかってきたようでした。

2年次甲斐たいむ「課題研究ガイダンス」&「グループ決め」

 6月26日、2年次の「甲斐たいむ」は、「課題研究ガイダンス」と「グループ決め」を行いました。前半の「課題研究ガイダンス」では、図書館司書の先生から「情報収集の方法」について丁寧にご説明いただきました。図書館の本を探すコツや、論文の探し方など、今後の参考になるお話ばかりでした。

 後半の「グループ決め」では、テーマが似ている人同士で集まり、2~4人の研究グループを作りました。次回から、グループで研究テーマを決めていきます。どんな研究が進んでいくのか、楽しみです。

1年次甲斐たいむ「探究計画シート作成」

 6月19日の1年次甲斐たいむは、探究計画シートの作成を行いました。

 先日決めたテーマをもとに仮説を立て、検証方法を考えました。仮説や検証方法を考えたとき、テーマが大きすぎることに気づき、テーマを再検討しているグループが見受けられ、探究活動のイメージができたようでした。

 

<生徒の感想>

・研究テーマを「世界の貧困」から「石巻の海」としぼることで、仮説や予想が立てやすくなった。また、何かを調べるときは、むやみに調べるのではなく自分の考えや予想を持って調べることが大切だとわかった。

 

・「若者が地元に残りたいと思う街」について考えたとき、ただ都会のようなお店を作っても地元らしさがなくなってしまうため、この町ならではの魅力を生かした地域活性化の方法を考えることはとても大変だった。もう少し情報収集をしてより具体的な方法を考えていきたい。

 

・研究方法には文献調査だけではなく、アンケートやフィールドワーク、実験など様々な方法があることがわかった。それぞれの方法の良さがあると思うので、目的に合った方法で調べていけたらいいと思う。

 

次回以降、検証方法をより具体的に考えてくことになります。

よりよい探究活動になるよう、頑張っていきましょう。

3年次甲斐たいむ「進路探究~進路の手引き~」

 6月19日(水)の3年次「甲斐たいむ」では、進路探究として配布されたばかりの最新版進路指導資料(進路の手引き)を使い、進路探究を行いました。

 進路指導資料(進路の手引き)とは、進路に関する統計資料や卒業生の進路達成状況、大学・短大・専門学校の入試、大学入学共通テスト、面接の基本、就職と多種多様な進路に対応できるようにまとめられている好文生にとって欠かせないマストアイテムです。その他にも卒業した先輩の受験報告や合格体験記が収録されており、毎年、進路探究や受験対策に活用されています。

 第1回考査が終了し、再び受験生としての日々が始まった3年次、ぜひこの進路の手引きを存分に活用して希望進路達成につなげてください。

1年次甲斐たいむ「研究テーマを作る②」

 6月12日の1年次甲斐たいむは、前回からの続きで研究テーマを作りました。

 まず、テーマに対して5W1Hの問いを立てます。その問いがオープンクエスチョンかクローズドクエスチョンかを考え、問いの転換を行い、グループでどんな探究活動をしていきたいかを考えました。

 生徒たちは、なかなか問いが立てられず、苦労していましたが、グループのメンバーと考えを共有することでより深い問いを立ててテーマを考えることができたようです。

<生徒の感想>

・自分たちでテーマを深めることで、新しい視点に気づくことができた。SDGsの目標との関連も考えることで、社会での繋がりや影響を改めて知ることができた。

 

・研究テーマを決めるとき、大きすぎるテーマだと調べきれず、有意義な探究活動にならないため、5W1Hを使った問いづくりをすることで、何を調べたらいいのか具体的にイメージができるようになった。また、身近なところから研究して積み重ねることが大きな問題を解決するのにつながるのかなと思った。

 

・問いには、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンという2種類があることを初めて知った。クローズドクエスチョンよりもオープンクエスチョンのほうがより深く探究できると思ったので、さらにクローズドクエスチョンを考えて、探究の質を上げていきたい。

 

 次回からいよいよ探究の計画シートを作って実際に探究を進めていくことになります。

頑張っていきましょう!

2年次甲斐たいむ グループ研究「テーマ決め」

 6月12日、2年次の「甲斐たいむ」は、グループ研究のテーマ決めを行いました。興味のあるテーマに関するキーワードを挙げ、5W1Hを用いて問いを立てていきます。

 

 個人探究のテーマを引き継ぐ人、新たなテーマを立てる人、様々ですが、進路やキャリアにつながるテーマ設定を行っています。

 

 次回から、テーマを絞り、グループ研究が本格化していきます。研究の面白さや難しさに触れながら、楽しく活動していきたいですね。

3年次甲斐たいむ「進路探究」

 6月12日(水)の3年次「甲斐たいむ」では、進路探究として総合型選抜・学校推薦型選抜のガイダンスを行いました。 

 今回は、進路指導部長より総合型・学校推薦型選抜の内容や手続きについて説明を受けました。また、出願先決定に際してはしっかりと調べ、その大学等が進路希望に合うのか、受験方法についても自分に合うのかを見極めて行うこと、授業第一であり、一般選抜を視野に入れて受験対策を行っていくなど心構えについての話もありました。熱の入ったガイダンスに皆、真剣な表情で聴き入り、自らの進路達成に向けて気持ちを高めていました。

2年次甲斐たいむ「個人探究発表会」

 6月5日、2年次の甲斐たいむは、「個人探究発表会」を行いました。

 

 2年次はこれまで、①個人の興味関心に基づいて問いと仮説を立てる、②情報収集・情報の整理分析をする、③問いに対する結論を導く という流れで活動を行ってきました。4月に大学の先生から「研究とは何か」に対するお話をいただき、問いを立てることの楽しさや難しさを実感しながら始まった個人探究でしたが、発表会で他者の発表を聞きながら、今後につながる気づきを得られた生徒が多くいました。

 

 発表では、自分でスライドや資料を持参するなど、工夫して説明する生徒もいました。オリジナリティ溢れる問いを立てて探究してみたり、身近な問題に切り込み自分で実験をしてみたり、興味深く刺激的な発表もありました。

 

 

【生徒の感想】

・様々なジャンルのテーマがあって、聞いていて楽しかった。身近にあるものだが深く考えたことのないものばかりで、身近な問題に目を向けるきっかけになった。グループ研究では、身近にあるが、あまり詳しく知られていないようなものをテーマにしたいと考えた。

 

・自分が調べたことについてグループの人にわかりやすく説明することはできたけれど、インターネットでの情報しか扱うことができなかった。次のグループ活動では、フィールドワークやインタビュー、実験などを行い根拠を強めた発表にしたい。

 

・調べたことや考えたことを、わかりやすく順序立てて発表することができた。他のみんなは実験を行って実際に出た数値や結果を述べていたけれど、私はインターネットでの情報のみだったので、論理性や具体性に欠けていた。テーマ設定の時点から、次回はより深い探究に取り組めるような問いを考えたいと思った。

 

・テーマや仮説を立て、結果まで自分の言葉でしっかりまとめることができました。また、調査や実験を通して考えることで、自分が理解を深めたいものがより明確な形になることを学びました。次の活動では、具体的な定義づけや調査の範囲などに気をつけて、新しい問いを探究したいと思いました。

 

 次回は、グループ研究のテーマ決めを行います。個人探究で得られた気づきや反省を活かし、自分の問いを様々な視点から深めていきましょう!

 

3年次甲斐たいむ「分野別課題研究まとめ」

 6月5日(水)の3年次甲斐たいむは「分野別課題研究まとめ」として、今年4月から作成してきた論文の本提出と3年次で行ったポスター発表と論文作成について自己評価を行いました。昨年の9月からスタートした分野別課題研究ですが、今回でその研究が終了となりました。

 課題研究で身に付けた知識や技能、自己管理力、発想力、発表力、課題解決力といった様々な力を今後は、進路決定に生かしていきましょう。そして将来、「甲斐ある人」として活躍するための大きな財産にしていってください。

1年次甲斐たいむ「研究テーマをつくる①」

 6月5日の1年次「甲斐たいむ」は、各クラスで「研究テーマ」について考えました。前回のSDGs講演会で興味を持ったことを書き出し、自分は何に関心があるのかをまとめました。その後、グループで共有し、グループ全体でどんなテーマについて研究したいかを考えました。

【生徒の感想】

・SDGs講演会で同じ話を聞いたのに、人によって感じたこと、学んだことがそれぞれ違っていて、新しい考えを得るいい機会となりました。改めて人と交流して意見を広めたり、話し合ったり、教え合ったりすることは大切だと思いました。

 ・自分たちの視点で、石巻の課題を話し合うことができました。抽象的すぎても伝わらないし、自分たちとあまり関連のない話題でも説得力がなくなってしまうので難しいと思いました。

 ・住んでいる地域が違っていても、地域の課題が似ていて驚きました。今日決めた目標・課題を解決できるよう、具体的な案を出したいです。

 ・みんなそれぞれ考えが違うのでまとめるのは難しいと思いました。しかし、それぞれが違う考えのおかげで、自分が知らなかったことや考えつかなかった意見が出てきたので、話し合い活動の良さに気づけました。

 ・地域を良くしていくためにしている活動は、どれもSDGsを解決するための取組であることに気づきました。SDGsを解決することは身近なものにも深く関係していることも理解することができました。

 ・SDGsに関連している取組は町の活性化や、人の笑顔をつくることにつながるということを学びました。人の考え方は人それぞれ違っていても、実現しようとしていることや目標はみんな同じ方向を向いていることを今回の活動で気づくことができました。

 ・自分一人では考えもつかないことを、グループのみんなが教えてくれたり、1つのテーマに対してたくさんの問題や解決策を出し合って考えを深めることができました。

 いよいよグループでの探究活動がスタートします。その探究活動を有意義なものにするためには、テーマ決めがとても大切です。次回もテーマ決めの続きを行い、よりよい探究活動にしてほしいと思います。

2年次甲斐たいむ「個人探究」

5月22日(水)の2年次甲斐たいむは、個人探究③。集めた情報を整理・分析し、自分の結論を導きました。

先生方や友達にアドバイスをもらいながら進めています。

 

次回は個人探究発表会です。探究したことを相手にわかりやすく伝えられるよう、準備を進めていきましょう!

1年次甲斐たいむ「SDGs講演会」

 5月22日の1年次「甲斐たいむ」は、石巻で活躍されているNPO団体の方々をお招きしました。団体の方々から、「NPO設立のきっかけ」、「実際の取り組み」、「SDGs17の目標との関係」、「高校生に考えてほしいこと、期待すること」などを話していただきました。生徒たちは身近なことに結びつけながら話を聞くことができ、とても刺激を受けていました。

 

<生徒の感想>

・SDGsと聞くと規模が大きくて自分にできることでは無いと思っていたが、実は自分の人生に関わっていることが多く、協力できることがたくさんあるということがわかりました。よりよい社会になるように、少しずつでも自分にできることに取り組みたいと思います。

・一見SDGsとは関係ないような話題でも、実はSDGsと関わっていて、地域貢献の重要性に気づきました。話をいてくれた人に共通していることは、「自分には何ができるのか」を考え、行動したことだと思います。その一歩としてこれからの総合探究を頑張りたいです。

・今回の授業を通して、石巻だけでもこれだけ多くの団体が地域をよりよくする活動をしていることに驚きました。今後の探究活動では、大きく抽象的な課題の解決ではなく身近で小さい課題から考えていくことが大切だとわかりました。そのために、まずは現状や自分の本当の気持ちをよく考え、他者とその考えを共有し、課題解決に取り組みたいです。

・ある団体の話にあった「心のひとりぼっちのいない街」というビジョンが印象に残りました。悩みを誰かに打ち明けられる環境や、話を聞いてもらえる環境こそ、子どもにとって安心できる環境だということが学べました。また「親は子どもが楽しそうにしている姿を見て安心する」という言葉も印象に残りました。

・食品ロスをなくす活動は海外でも活動が行われていることを知りました。しかし、この活動を知っている人は少なく、情報発信をして一人でも多くの知ってくれる人を増やしたいと思いました。飢餓をゼロにというSDGsの目標に近づけると思います。

・私たちが海産物を食べられるのは、第一次産業に従事している人が一生懸命に働いてくれているおかげなので、感謝したいです。体験もできるようなので、農業や水産業など自然とともに働いてみたいです。

・農業や水産業を石巻やSDGsにつなげる発想力や行動力がすごいと思いました。今日の話を参考に、今後の進路や探究に生かしたいです。

・ジェンダーレス問題に力を入れ、女性が活躍できるように講話やセミナーなど実施していることがわかりました。何事もチャレンジしてみることが大切だと思いました。

・動画を見て平等について考えさせられました。すべての人が同じ場所からスタートすることは難しいことを知りました。

 

ご協力いただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ありがとうございました。

①やっぺす ②こども∞感ぱにー ③石巻震災伝承の会 ④ベビースマイル石巻 ⑤イシノマキ・ファーム ⑥フードバンクいしのまき ⑦りとりーと ⑧フィッシャーマン・ジャパン ⑨にじいろクレヨン ⑩TEDIC

3年次甲斐たいむ「進路別ガイダンス」

 5月22日(水)の3年次甲斐たいむは「進路別ガイダンス」を行いました。

 大学・短大・専門学校等への進学希望者は、各校の入試担当者から学校や学部の情報、入試結果、傾向や対策、学費や就職状況等について幅広く説明を聴きました。また、公務員志望の生徒は採用結果や採用予定の傾向を聴きました。講義形式、個別相談、オンラインなど様々な形態で行われましたが、どの会場でも熱心に聴き入る姿が見られました。

 これから、進学希望者は模擬試験や課外講習が、公務員希望者は採用試験の申し込みがスタートする時期を迎えます。今回のガイダンスで得たことを明日からの学校生活に生かし、希望進路実現をぜひ、果たしてほしいと思います。