令和6年度 甲斐たいむ

3年次甲斐たいむ「分野別課題研究まとめ」

 6月5日(水)の3年次甲斐たいむは「分野別課題研究まとめ」として、今年4月から作成してきた論文の本提出と3年次で行ったポスター発表と論文作成について自己評価を行いました。昨年の9月からスタートした分野別課題研究ですが、今回でその研究が終了となりました。

 課題研究で身に付けた知識や技能、自己管理力、発想力、発表力、課題解決力といった様々な力を今後は、進路決定に生かしていきましょう。そして将来、「甲斐ある人」として活躍するための大きな財産にしていってください。

1年次甲斐たいむ「研究テーマをつくる①」

 6月5日の1年次「甲斐たいむ」は、各クラスで「研究テーマ」について考えました。前回のSDGs講演会で興味を持ったことを書き出し、自分は何に関心があるのかをまとめました。その後、グループで共有し、グループ全体でどんなテーマについて研究したいかを考えました。

【生徒の感想】

・SDGs講演会で同じ話を聞いたのに、人によって感じたこと、学んだことがそれぞれ違っていて、新しい考えを得るいい機会となりました。改めて人と交流して意見を広めたり、話し合ったり、教え合ったりすることは大切だと思いました。

 ・自分たちの視点で、石巻の課題を話し合うことができました。抽象的すぎても伝わらないし、自分たちとあまり関連のない話題でも説得力がなくなってしまうので難しいと思いました。

 ・住んでいる地域が違っていても、地域の課題が似ていて驚きました。今日決めた目標・課題を解決できるよう、具体的な案を出したいです。

 ・みんなそれぞれ考えが違うのでまとめるのは難しいと思いました。しかし、それぞれが違う考えのおかげで、自分が知らなかったことや考えつかなかった意見が出てきたので、話し合い活動の良さに気づけました。

 ・地域を良くしていくためにしている活動は、どれもSDGsを解決するための取組であることに気づきました。SDGsを解決することは身近なものにも深く関係していることも理解することができました。

 ・SDGsに関連している取組は町の活性化や、人の笑顔をつくることにつながるということを学びました。人の考え方は人それぞれ違っていても、実現しようとしていることや目標はみんな同じ方向を向いていることを今回の活動で気づくことができました。

 ・自分一人では考えもつかないことを、グループのみんなが教えてくれたり、1つのテーマに対してたくさんの問題や解決策を出し合って考えを深めることができました。

 いよいよグループでの探究活動がスタートします。その探究活動を有意義なものにするためには、テーマ決めがとても大切です。次回もテーマ決めの続きを行い、よりよい探究活動にしてほしいと思います。

2年次甲斐たいむ「個人探究」

5月22日(水)の2年次甲斐たいむは、個人探究③。集めた情報を整理・分析し、自分の結論を導きました。

先生方や友達にアドバイスをもらいながら進めています。

 

次回は個人探究発表会です。探究したことを相手にわかりやすく伝えられるよう、準備を進めていきましょう!

1年次甲斐たいむ「SDGs講演会」

 5月22日の1年次「甲斐たいむ」は、石巻で活躍されているNPO団体の方々をお招きしました。団体の方々から、「NPO設立のきっかけ」、「実際の取り組み」、「SDGs17の目標との関係」、「高校生に考えてほしいこと、期待すること」などを話していただきました。生徒たちは身近なことに結びつけながら話を聞くことができ、とても刺激を受けていました。

 

<生徒の感想>

・SDGsと聞くと規模が大きくて自分にできることでは無いと思っていたが、実は自分の人生に関わっていることが多く、協力できることがたくさんあるということがわかりました。よりよい社会になるように、少しずつでも自分にできることに取り組みたいと思います。

・一見SDGsとは関係ないような話題でも、実はSDGsと関わっていて、地域貢献の重要性に気づきました。話をいてくれた人に共通していることは、「自分には何ができるのか」を考え、行動したことだと思います。その一歩としてこれからの総合探究を頑張りたいです。

・今回の授業を通して、石巻だけでもこれだけ多くの団体が地地域をよりよくする活動をしていることに驚きました。今後の探究活動では、大きく抽象的な課題の解決ではなく身近で小さい課題から考えていくことが大切だとわかりました。そのために、まずは現状や自分の本当の気持ちをよく考え、他者とその考えを共有し、課題解決に取り組みたいです。

・ある団体の話にあった「心のひとりぼっちのいない街」というビジョンが印象に残りました。悩みを誰かに打ち明けられる環境や、話を聞いてもらえる環境こそ、子どもにとって安心できる環境だということが学べました。また「親は子どもが楽しそうにしている姿を見て安心する」という言葉も印象に残りました。

・食品ロスをなくす活動は海外でも活動が行われていることを知りました。しかし、この活動を知っている人は少なく、情報発信をして一人でも多くの知ってくれる人を増やしたいと思いました。飢餓をゼロにというSDGsの目標に近づけると思います。

・私たちが海産物を食べられるのは、第一次産業に従事している人が一生懸命に働いてくれているおかげなので、感謝したいです。体験もできるようなので、農業や水産業など自然とともに働いてみたいです。

・農業や水産業を石巻やSDGsにつなげる発想力や行動力がすごいと思いました。今日の話を参考に、今後の進路や探究に生かしたいです。

・ジェンダーレス問題に力を入れ、女性が活躍できるように講話やセミナーなど実施していることがわかりました。何事もチャレンジしてみることが大切だと思いました。

・動画を見て平等について考えさせられました。すべての人が同じ場所からスタートすることは難しいことを知りました。

 

ご協力いただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ありがとうございました。

①やっぺす ②こども∞感ぱにー ③石巻震災伝承の会 ④ベビースマイル石巻 ⑤イシノマキ・ファーム ⑥フードバンクいしのまき ⑦りとりーと ⑧フィッシャーマン・ジャパン ⑨にじいろクレヨン ⑩TEDIC

3年次甲斐たいむ「進路別ガイダンス」

 5月22日(水)の3年次甲斐たいむは「進路別ガイダンス」を行いました。

 大学・短大・専門学校等への進学希望者は、各校の入試担当者から学校や学部の情報、入試結果、傾向や対策、学費や就職状況等について幅広く説明を聴きました。また、公務員志望の生徒は採用結果や採用予定の傾向を聴きました。講義形式、個別相談、オンラインなど様々な形態で行われましたが、どの会場でも熱心に聴き入る姿が見られました。

 これから、進学希望者は模擬試験や課外講習が、公務員希望者は採用試験の申し込みがスタートする時期を迎えます。今回のガイダンスで得たことを明日からの学校生活に生かし、希望進路実現をぜひ、果たしてほしいと思います。