令和7年度 甲斐たいむ
1年次 「社会人講話」
前回の発表会でSDGs探究活動が終わり、今回から新たなテーマで活動が始まります。
その1回目となる今回は「社会人講話」です。今回、講師としてお招きしたのは看護師や薬剤師、会社経営、教師、報道関係など、さまざま分野でご活躍されている6名の方々です。
生徒は卒業後の自分の姿をイメージしながら、2つの講話を受講しました。
○生徒の振り返りより
・講師の先生の話を聞いて、私はまっすぐに向き合う姿は人の心を動かす。わくわくするものを思い切り楽しむことで自分だからこそできることが見つかること。自分の選択に決断をよかったと思えるのは自分次第だということを教えてもらった。(中略)謙虚さを常に持ち、人の考えを柔軟に受け入れられる心の余裕を持っている人でいたい。
・今回の社会人講話をとおして、自分の理想とは違う道でもそこでの出会いや経験は価値のあるものに。人生とはなんとかなる。ということを聞いて、理想とは遠くてもまずやってみること、理想だけにこだわらず日覆い視野で将来を考えたいと思いました。
1年次甲斐たいむ 「SDGs発表会」
10月25日(土)に4月からの成果を披露する発表会が行われました。1年次を代表して3組の総探委員の生徒が挨拶した後、第一ステージが始まりました。
第一ステージでは1年生代表として4組のグループが他校の2・3年生と一緒に発表を行いました。第2ステージでは前半・後半にわかれて各グループが発表しました。
〇テーマの一例
・食品ロス対策にはどのようなものがあるか
・不登校の人たちが社会に馴染みやすくするにはどうすればいいか
・石巻の海をより豊かにするには
・笹かまの魅力を伝えるにはどうしたらいいか
・子育てしやすい地域をつくるには
〇生徒の感想より
・発表会を終えてアンケートを見てみたら、意見をたくさん書いていただき、自分たちの考えを真剣に聞いて、疑問を持ったりアドバイスをしてもらえて、とても有意義な時間になったし、新しい視点を発見できて嬉しいです。SDGs探究活動を通して、自分から行動することの大切さを学びました。(一部抜粋)
・最初は総探なんて楽しくないと思っていたけど、詳しく調べて詳しくなっていくたびに楽しさが増していって、他にも何か活用できないかと思ったりして探究は楽しいものなんだなと思った。(一部抜粋)
・SDGs探究活動を通して相手の意見を尊重し、自分の視点を広げることができました。そして、知識をただ得るだけではなく、地域の課題を自分事として考える力が必要だと分かりました。発表会では様々な大人の方が専門的な立場から鋭い質問をされて、私たちだけでは考えつかないもので、経験が多いのだと思いました。(中略)来年度の分野別課題研究では、聞いている人がおもしろいと思ってもらうために、熱意を持って自分事として取り組み、自分の視点を広げることは必要だとわかりました。
2年次「課題研究 中間発表」
10月8日(水)に、石巻専修大学、宮城学院女子大学、東北福祉大学の先生方12名をお招きし、課題研究の中間発表を行いました。
生徒たちは、これまでの探究活動の成果をポスターにまとめて発表し、先生方からのアドバイスをいただいたり、生徒同士で質問や意見交換をしたりして、探究をさらに深めました。これまでに大学の先生方からいただいた助言を中間発表に生かしている班も多くあり、より深い探究へと発展させる姿が見られます。
それぞれの班が、自分たちなりの答えを見つけようと一生懸命に取り組んでいる姿が印象的であり、今後の探究がさらに充実したものになることを期待します。
1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動中間発表」
9月24日(水)5,6校時の1年次甲斐たいむは、今までの成果をまとめた内容を発表しました。
1年次では、夏休み前に現地に足を運んで話を聞くフィールドワークを行ったり、地域の様々な方から講話をいただいたりと、インターネットで調べるだけでなく、様々な活動をしてきました。
地域の課題を解決するために自分たちにできることを検討し、探究を進める上で様々な悩みを抱えている現段階の発表を行うことで、1ヶ月後の最終発表会に向けて足りない部分を見つける良い機会になったと思います。
5校時に発表を行い、6校時は、アドバイスを受けたことについて、新たに情報収集をしたり、ポスターを修正したりしました。改めて情報収集の大切さを感じている生徒も多かったように思います。約1ヶ月後の発表会に向けて、これからも試行錯誤を繰り返していきましょう。
講師の方から、探究の質を高めるためのアドバイスや、発表の仕方、ポスターの作り方など様々な視点からの助言をいただきました。
本日、ご協力いただきました団体は次のとおりです(敬称略)。
この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
① りとりーと ② にじいろクレヨン ③ イシノマキ・ファーム
④ まちづくりスポット仙台 ⑤フィッシャーマン・ジャパン
⑥ 宮城県水産技術総合センター ⑥ TEDIC ⑦フードバンクいしのまき
気仙沼高校探究発表会への参加
7月18日(金)に気仙沼高校主催の3学年創造人文・創造理数類型最終発表会へ参加しました。本校より5つのテーマが参加し、ポスターセッションを行いました。
①Lv3の自動車の自動運転で他の乗り物の自動運転技術を用いて、人の操作なしで一般道を走ることは可能か
②部活動の地域移行化により教員の業務を軽減できるのか
③授業中の眠気は夜間の睡眠状況と関連するのか
④公園を含む娯楽施設があると子ども(18歳以下)の満足度は上がるのか
⑤AIとの対抗と共存
【生徒の感想】
・今回の気仙沼高校での発表を通して、2つのことに驚きました。1つ目は、気仙沼高校生が台本を持たず発表している人が多くいたことです。自分は、手元を見る回数が比較的多く、自分の伝えたいことをまっすぐに伝えることが少し出来なかったので参考にしたいです。2つ目は、質問が多いことです。質も良く、聞きたいことの芯を突いていると感じました。
・今回の発表では、他の学校で発表という、いつもと異なった雰囲気の中で緊張をしましたが、これまでの探究活動の成果を伝えることができました。また、発表の中で大学の先生から様々なアドバイスをいただくことができました。私は、この研究を大学でも行いたいと考えているので、今後の活動に活かしていきたいです。
2年次「大学教授 出前講義
7月16日(水)に石巻専修大学や東北福祉大学、宮城学院女子大学の先生方が来校し、研究の進め方や探究活動へのアドバイスをしてくださいました。
テーマや仮説をどう立てるか悩んでいたり、どのように探究を深めていけばいいか手詰まりになっていたりする生徒が、様々なアドバイスを受け、これからの方向性を見付けだしていました。また、10月に大学の先生方の前で中間発表があります。今回の講義で聞いた話やアドバイスを元に、夏休みを有意義に使って探究を進め、それぞれが準備をしましょう。
教員研修
7月2日(水)に教員研修を行いました。
講師 ベネッセ教育総合研究所 教育イノベーションセンター 主席研究員 山下 真司 様
「探究」活動に取り組んでいる今、そもそも「探究」とは何かについて教員も学び直しました。
「探究」とは、自分の「気になる」や「問題」に目を向け、答えがない問いに対して、どのようにアプローチをしていくのかや自分なりの考え方を見付けていくことに挑戦していく学習です。中学校では「総合的な学習の時間」と呼ばれていましたが、高校になると「総合的な探究の時間」へと変化します。それは、これからの時代、選択の時代と呼ばれるようになります。その中で生きていく今の高校生たちは、「自分が」が主語になることを大事にし、地域や社会の問題に目を向け、貢献していくことを使命と捉え、考え続けなくてはなりません。自分とは何かを考え、見付け出すことが、社会への貢献へとつながり、21世紀の社会を生き延びていける力になっていきます。そのためにも、教員たちも学ぶ姿勢を持ち続け取り組んでいます。
1年次甲斐たいむ 「フィールドワーク」
7月16日(水)にフィールドワークが行われました。これまでの研究で疑問に思ったことや文献・インターネットでは収集しきれない情報を、NPO団体や企業の活動を見学させていただき、テーマに基づく質問を行いました。
工場見学をさせていただいたり、実際の活動の場を見学させていただいた班も。働いている方々の熱い思いも報告書から伝わってきました。
生徒の感想より
・活動してみて感じたことは、親は子育ても大変だけど、コミュニティが切られてしまったものを元に戻したり、会話する人がいなかったり、悩みを発散できないなどの課題があることが分かりました。たくさんの親をケアするところがあるのはステキだなと思いました。ボランティアを募集しているときがあるのでぜひ参加してもっとテーマについてふれていけたらなと思っています。テーマ「環境(遊び場)と子育て」
・インタビュアーの方の学校に行けない子、悩みを持っている子に寄り添う気持ちが人一倍強いと感じました。なぜなら、(訪問先に)通っている子のために頻繁にイベントを開催したり、不登校の居場所づくりのためにTEDICをもっと快適で倒し居場所にしたいと心がけていたからです。テーマ「石巻の不登校の居場所づくり」
訪問に際しましてご協力いただいた各団体皆様、企業の皆様には貴重なお時間を割いていただき誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
1年次甲斐たいむ「研究テーマをつくる②」
6月11日(水)の1年次甲斐たいむでは、前回に引き続きグループごとに研究テーマをブラッシュアップしていきました。
始めに問いをつくるために必要な要素を確認した後、個人ごとに問いづくりのテーマを設定し、問いを深めるミニワークを行いました。その後、グループごとに前回定めた題材を深掘りしていきました。
生徒からは、「いざ自分たちでテーマを決めて問いを立てるとかなり難しいことが分かりました」と難航しつつも、「テーマを決めてどのように調べるかを決めても、対象者を考えていけないことに気づきました。高齢の方と障害を持つ人たちが対象になりそうなので、施設にボランティアに行ってみようと思います」「今回の話し合いでオープンクエスチョンとクローズドクエスションの存在を知ることで、答えを絞っていけることがわかりました」と次の活動につながる感想も見られました。7月に行われるフィールドワークの計画も今後たてていく予定です。
1年次甲斐たいむ「研究テーマをつくる①」
5月28日(水)の1年次甲斐たいむでは、グループになり、研究テーマについて考えました。初めに、先日のSDGs講演会や、SDGs17の目標から興味をもった内容について個人で書き出し、自分の興味・関心について深めました。その後、グループで共有し、グループ全体でどのようなテーマについて探究していくかを検討しました。
<生徒の感想>
・自分の考えをグループで共有する、言語化する事の難しさを感じた。自分が考えていることを伝えたつもりでも、相手の捉え方が異なっていたり、うまく伝わらなかったりしたので、もっとコミュニケーションを取って自分の意見がうまく伝わるように日々気をつけたい。
・グループで1つのテーマを考えることは難しかった。人それぞれ興味をもったことが違うため、全員が興味をもって調べられるようにおおまかなテーマを決めたが、ここからテーマを絞っていくことは大変そうだと思った。
・「住み続けられるまちづくり」をテーマにすることに決めたが、「住み続けられる」といっても、自然環境、働き場などの環境、地域活性化など様々な視点からの考え方があることが分かった。次回は、そのどの部分に焦点を当てるのか、グループで話し合い、焦点化していきたい。
・グループ全員で興味があることについて発表すると、個性が出ると感じた。また、様々な分野の話が出たが、広く見ると共通点を見つけ出すこともでき、物事は色んな部分で繋がっていることが分かった。
次回はよりテーマを絞っていきます。探究活動において、テーマ設定はとても大切です。グループ全員で意見を出し合い、よりよい探究活動になるよう、協力していきましょう。
3年次甲斐たいむ「論文作成」
5月28日(水)の3年次甲斐たいむは「分野別課題研究まとめ」として、今年4月から作成してきた論文の提出と、3年次で行ったポスター発表と論文作成についての自己評価を行いました。昨年からスタートした分野別課題研究ですが、今回でその研究が一区切りとなります。課題研究で身に付けた知識や技能、自己管理力、発想力、発表力、課題解決力などの様々な力を、今後は進路決定に生かしていきましょう。そして将来、「甲斐ある人」として活躍するための財産にしていってください。
3年次甲斐たいむ「進路別ガイダンス」
5月21日(水)の3年次甲斐たいむは「進路別ガイダンス」を行いました。大学・短大・専門学校等への進学希望者は、各校の入試担当者から学校や学部の情報、入試結果、傾向や対策、学費や就職状況等について幅広く説明を聞きました。また、公務員志望の生徒は採用結果や採用予定の傾向を聞きました。講義形式、個別相談など様々な形態で行われましたが、どの会場でも熱心に聴き入る姿が見られました。これから、進学希望者は模擬試験や課外講習が、公務員希望者は採用試験の申し込みがスタートする時期を迎えます。
今回のガイダンスで得たことを明日からの学校生活に生かし、希望進路の実現を果たしてほしいと思います。
1年次甲斐たいむ 「SDGs講演会」
今回は外部講師の方をお招きしてSDGs講演会が行われました。日頃から地域の課題解決に取り組んでいる団体の方々から活動を聞くことで、課題解決の手段を学び地域の魅力を再発見することで、自分自身が地域とどう関わっていくか、何ができるかを考えていきます。
市内NPO法人を始め、県水産操業技術センタ-など10団体のなかから、生徒たちは4講座のお話を伺いました。
来週はクラスごとの活動。いよいよ研究のテーマを決めていきます。
3年次甲斐たいむ「論文作成」
5月14日(水)3年次甲斐たいむは、論文作成です。仕上げの段階に入り、文章の構成や引用の仕方など、各班で確認しながら進めていました。
次回はいよいよ論文の提出です。これまでの研究の成果を分かりやすくまとめ、記録として残る形に仕上げていきましょう。
1年次甲斐たいむ「プチ探究」
5月14日の1年次甲斐たいむでは、「プチ探究」を行いました。
まず、生徒自身が興味・関心のある記事をいくつか調べ、その内容と関連した課題を見つける活動をしました。その後、グループを作り、自分の調べたことを共有しました。この活動を通して、自分の興味・関心を新しく見つけた生徒や再発見した生徒が多く見受けられました。
【生徒の感想】
・自分が興味のあることについて記事を読み、問いを立てて、課題解決のために色々なことを考え、わかったことをグループ内で考えあうことで、他の考え方や新しい情報を知ることができるということに気付いた。
・自分の夢を実現している人の話を読むことで、夢を諦めずに叶えることの大切さを学ぶことができた。
・プチ探究を通して、自分とは反対の考え方や新しい見方があることに気付いたので、考える幅が広がった。今後、探究のテーマを設定していく際に役立てていきたい。
今回の甲斐たいむでは、探究サイクルの課題設定について学習を行いました。次回は、実際に様々な地域の課題解決に取り組んでいる外部の先生方をお招きし、設立の目的や活動内容についてお話をいただきます
これから本格的に始まる探究活動に向けて力を蓄えていきましょう。
3年次甲斐たいむ「研究論文作成」
4月30日(水)3年次甲斐たいむは、研究論文作成です。昨年度の先輩の論文を参考にしたり、足りなかったところを再調査したり、各班協力して進めていました。
論理的な文章を意識し、より精度の高い論文を完成させられるよう、協力して取り組みましょう!
1年次甲斐たいむ「探究ガイダンス」
4月30日(水)の1年次甲斐たいむは、まちづくりスポット仙台の玉田氏を講師としてお招きし、「探究ガイダンス」を行いました。
「総合的な探究の時間」は自分の興味・関心あることを深掘りし、問題を解決する時間であることをお話しいただき、次に玉田さんが最近取り組んでいる「探究」テーマについてお話ししていただきました。
現状から目指すべき未来を実現するために取り組むべき事が課題であるから、課題設定をする上で、実際に目標や計画を立て、アクションしてみる事が大切だと学びました。また、どんなことでも「探究」になると具体的な事例を挙げながらお話しいただいたことで、「探究」のイメージが変わった生徒が多くいたようでした。
<生徒の感想>
・自分の気になることを調べて考えるだけではなく、やってみることでしか分からないこともいっぱいあるということが分かった。また、やってみることで自分の事も知れるので、まずは色々な事にチャレンジしたいと思う。
・一度調べて終わりではなく、探究は何度もサイクルを繰り返して良いものになっていくということが分かった。だから、たくさん探究サイクルを回していきたい。
・総合的な探究の時間の目的は、自分が目指したい未来に向けて問いを立て、主体的に社会とつながる力を身に付けることだと分かりました。また、多くの人と関わり、コミュニケーションを取ることや、小さな事でもやってみることが大切だと分かったので、自分の未来に向けて少しずつ行動したいと思います。
これからの探究のイメージが少しはできたでしょうか。
5月下旬にはいよいよ探究テーマを検討することになります。今回のガイダンスを生かしてほしいと思います。
1・3年次甲斐たいむ「分野別課題研究ポスター発表会」
4月28日(土)の甲斐たいむは、3年次生が1年次生に分野別課題研究ポスターの発表会を行いました。1年次生が、3年次生が1年間かけて研究してまとめたテーマや研究方法を知り、今後の甲斐たいむのイメージを掴むための課題研究見学会です。また、当日は3年次の保護者にも参観していただきました。
1年次生は、これまでの甲斐たいむに加えて3年次の発表を聞いたことで、探究活動やポスター発表の仕方が分かったようでした。
<生徒の感想>
・テーマが様々で、自分の興味・関心について深く調べて考えることはとても面白そうだと思い、今後の探究活動が楽しみになった。
・地元石巻の観光客を呼び込むための対策について、自分たちにできることはないと思っていたが、視点を変えるだけで自分たちのできることもあると分かった。自分も探究するときは、自分たちのできることを考えていきたい。
・3年次の先輩方の発表は、話し方がとても丁寧で、難しい言葉も分かりやすく説明してくださったので、聞き取りやすかった。
・ポスターに文字だけでなく、調べたことをグラフや表にすることで視覚的にわかりやすい発表になっていた。また、そのグラフ等を指しながら発表されていたので、見る場所もわかりやすかった。今後私が発表するときも、相手が聞きやすい発表を心がけたい。
3年次生のポスター発表は、2月に一度行っていたこともあり、そのときの反省を生かして、聴衆である1年次生の様子を見ながら説明したり、質問をしてコミュニケーションを取りながら発表していたりしました。
発表を終えた3年次生は、課題研究論文の作成を行い、当日の活動を終えました。
3年次のみなさんには、課題研究やポスター発表を通して身に付けた力を、これからの学校生活や受験などで発揮してほしいと思います。
2年次甲斐たいむ「研究とは何か」講話会
4月26日(土)、「研究とは何か」や「研究のプロセス」、「問題の設定の仕方」「データの集め方」など、方法研究を行う上での注意点を学んだり、高校の学びと大学の学びの関係性について学ぶとともに、高校生のうちに身に付けておきたいことについて学んだりするため、石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学の11名の先生方をお招きし、講話を聞きました。
最初は全体会を行い、2年次全員で石巻専修大学 人間学部 人間文化学科の木下先生の講話を聞きました。研究とは何かや研究を進めるうえでどのように情報を集めればよいのかなどの詳しい話を聞き、理解を深ました。その後は、それぞれが希望した内容の話を聞きました。講師の先生、学部・学科等については以下の通りです。
<石巻専修大学>
●経営学部 情報マネジメント学科 関根 慎吾 教授
●経営学部 経営学科 丸岡 泰 教授
●人間学部 人間文化学科 木下 卓弥 講師
●理工学部 情報電子工学科 木村 健司 准教授
●理工学部 機械工学科 武田 翔 准教授
●人間学部 人間教育学科 高橋 有香里 特任准教授
<東北福祉大学>
●教育学部 教育学科 和 史朗 准教授
●健康科学部 保健看護学科 富澤 弥生 教授
<宮城学院女子大学>
●生活科学部 食品栄養学科 佐藤 陽 教授
●教育学科 幼児教育専攻 平川 久美子 准教授
●学芸学部 心理行動科学科 瀧澤 純 准教授
生徒自身が自ら希望した講話を聞ける活動だったため、一人一人が真剣に講話を聞き、新しく知ることや感じ取れることがたくさんある、充実した時間になりました。講話の様子をお届けします。
学芸学部 行動心理科学
心理学、行動科学とは何かや専門的な内容について聞きました。自分の「思い」を自覚し具体化することで、自分が納得いく結果につながっていくことを知ることができました。
教育学部 教育学科
障害を有する人への支援教育や行動分析学など、教育に関する専門的な話を聞きました。また、教員という職業に関する話も聞くことができました。
理工学部 情報電子工学科
バーチャルリアリティ学について詳しく話しを聞きました。バーチャルとリアルの違いやVR・AR・MRなど、専門的な内容を知ることのできる貴重な時間になりました。
<生徒の感想>
・これから取り組んでいく研究や探究に、今日学んだ調査の仕方の工夫やテーマに対する分析・結果だけではなく、自分の意見やこれからのことも含めていくことなどをいかしていきたいと思いました。
・興味のある分野についての講話を聞くことができてとても面白かったです。また、興味を持って調べていた内容だったが、まだまだ知らないことがたくさんあることにも気付くことができました。今後の探究にいかしていきたいです。
・将来についてより深く考える機会になりました。新しく興味を持った学問もあったので、とても貴重な体験になりました。
大学の先生からの講話は、生徒にとって新しい刺激になり、とても貴重な時間になりました。これを、個人探究やグループ探究へとつなげていくことが大事になってくるので、この経験を忘れずに学習に取り組んでいってほしいと思います。
1年次甲斐たいむ 「SDGsを知ろう」
今回の甲斐たいむは、探究活動前半のキーワード である「SDGs」とは何か?を理解し、探究の方向性を探る活動でした。SDGsとはSustainable Developument Goals(持続可能な開発目標)であり、みなさんの未来をつくる活動でもあるというお話の後、「17の目標」の中から興味のある分野を絞っていきました。
SGDsは企業や地域など、さまざまな団体が課題解決に向けた取り組みを行っています。私たちも「私事」として、身近なことがらから高校生の立場で取り組めることを探究していける活動となるといいなと思っています。
2年次甲斐たいむ「テーマ・仮説の立て方を知ろう」
2回目の甲斐たいむでは、テーマや仮説の立て方について話を聞いたり、実際に活動したりして学びました。テーマを立てるとき、どのように考えれば良いのかや仮説を立てるために、どのように思考を広げていけば良いのかなどを聞き、考えました。実際にマインドマップを使いながら、友達と話し合い、思考を広げる練習を行い、悩みながらも楽しんで活動することができました。
次回から、個人探究が始まります。今日の学習を生かし、良い研究になるように取り組んでいきましょう。
3年次甲斐たいむ「進路探究①~受験スケジュール~」
4月16日(水)の3年次「甲斐たいむ」では、進路探究①として受験スケジュールの確認を行いました。
進路指導担当の先生から、「全ての活動は進路につながる」というお話をいただき、日々の生活を振り返り、進路意識を高めるきっかけになったと思います。
甲斐ある人を目指すチーム78回生の皆さん、希望進路達成も成し遂げることができるよう、頑張っていきましょう!
1年次甲斐たいむ「ガイダンス」
4月10日(木)、1年次の「甲斐たいむガイダンス」が行われました。
まず、企画研究部長先生より「Society5.0の社会を迎え、科学技術の革新が著しい現代社会となっています。今後、AIの進歩によって無くなる仕事もあれば、異常気象のリスクも増えることも予測され非常に予測不可能な社会となってきています。しかし、そのような状況であっても逞しく社会で活躍するため、『疑問を持って、課題を発見し、考え抜く力」「目標に向かって様々な人たちと協力する力』を甲斐たいむで身につけてほしいです。」とお話がありました。
次に、甲斐たいむ担当の先生より、「甲斐たいむとは、真心を持って世のため人のために尽くすよう努力をする人(甲斐ある人)を目指すための時間であること」や、「3年間の甲斐たいむを通して身につけてほしい8つの力」などの具体的なお話がありました。
その後、第1回目の「甲斐たいむ」として、「身近で気になったこと」、「解決したいこと」などからテーマを作り、整理・分析をして表現するという探究活動の流れを、プチ探究を通して学びました。
生徒からは、次のような感想が寄せられました。
「自分が感じていることや思っていることを整理することができましたが、それを人に分かりやすく伝えることが難しかったです。また、他の人の話を聞くことで共感できることがあることや自分の考えが確信につながることも実感できました。」
「自分が成長するためにどんなことをすべきか理解している人がまわりにたくさんいてすごいと思いました。もっと具体的な課題とそれを解決するためにどんなことをすればよいか考えていきたいです。」
「理想に近づくために、今回のように現状を把握して理想のイメージを具体化させ、今後も身近にある問いに気付いていきたいです。」
「甲斐たいむ」では、課題を見つけ、様々な人と関わりながら探究を深め、「甲斐ある人と言われなむ」を体現する人材を目指します。
今後の「甲斐たいむ」に、どうぞご期待ください。
2年次甲斐たいむ「ガイダンス」
4月10日(木)に、「甲斐たいむ」のガイダンスを行いました。内容は次の2点です。
1点目は、「2年次の甲斐たいむについて」です。「甲斐たいむ」では何を学び、何を身に付ける学習なのかや、社会に出たときにどんな力が身に付いていると良いのかなどの話を聞きながら、生徒同士で話合い、自分の考えを共有しました。また、進路につながっていく学習であることを再確認し、変化し続け、想像のつかない未来をどう切り開いていくのかを見付けられるようにと、探究への意欲を高めていました。
2点目は、「分野別課題研究について」の話を聞きました。これからのスケジュールとして、仮説の立て方を知ることや、大学教授の話を聞くこと、個人探究が始まっていくことなどを聞き、2年次の甲斐たいむについての見通しを持ちました。昨年度よりも更に実りある活動にしていけるよう、今後の活動に期待です。
〔生徒の感想〕
・「先輩としてや社会の一員になっていくことを考えると、昨年に比べより世のために尽くすことが多くなると思います。責任や自覚を持って過ごし、甲斐ある人といわれるようにしていきたいと感じた。」
・甲斐たいむの分野別課題研究を活用し、自分の将来につながるように様々な力を身につけたい。昨年の探究活動では、フィールドワーク等を経て、地域の諸課題を調べましたがなかなかテーマに合った解決策を考えることができなかった。今年は、テーマを立てるところから見直し、探究していきたい。」
3年次甲斐たいむ「ガイダンス」
4月10日(木)の3年次甲斐たいむでは、ガイダンスが行われ、本校の校是や校訓、甲斐たいむの目的を再確認しました。
3年次のテーマは「自己実現研究」で、進路実現に向け自ら目標を設定し行動する力を身に付けます。また、論文作成、グループディスカッション、進路探究を通して、「論理的文章作成力」、「発展的対話力」、「論理的思考力」を養っていきます。
皆、真剣な表情で説明を聴き、メモをとっていました。高校生活最後の年です。「甲斐ある人」を目指して「甲斐たいむ」に取り組んでいきましょう!