令和6年度 甲斐たいむ
1年次甲斐たいむ「石巻の魅力や課題」を考える
8月21日の1年次「甲斐たいむ」は、グループで「石巻の魅力や課題」について話し合いました。7月17日に実施したフィールドワークの報告書を参考して、自分が感じた魅力・課題とその理由を発表し合い、グループでテーマに関する地域の現状、課題となっていることをまとめました。
次回は課題に対する解決策を考えます。自分が行えることは何か、身近なことをから考えてみましょう!!
2年次甲斐たいむ「課題研究」
8月21日の2年次「甲斐たいむ」は、グループごとに「研究企画書」を作成しました。7月に大学の先生からいただいたアドバイスを生かし、テーマや検証方法を再検討しています。テーマ設定や問い立てに苦戦しているグループもあれば、先生方からチェックをいただいた後、早速研究を進めているグループもありました。いよいよ課題研究が本格化します。計画的に進めていきましょう!
1年次甲斐たいむ「フィールドワーク」
7月17日の1年次甲斐たいむは、フィールドワークを行いました。
NPO法人や市役所などにお話を伺いに行ったり、海岸で実際にゴミ拾いをしてごみの種類を調べてみたり、今までの探究活動で見つけた課題について調査しました。
NPO法人や市役所に伺ったグループは、実際に課題解決に向けて動いている方々の話を聞くことで考えが深まり、新たな発想が生まれるなど、有意義な時間になったようでした。
図書館での調べ学習や校内の先生方にインタビューしているグループは、様々な視点から物事を見ることの大切さを実感していました。
ほかにも、自分たちが生活している石巻市の良さに気づいたり、逆に課題を発見することで悩んでいたり様々な生徒がいました。
<生徒の感想>
・実際に話を聞きに行った団体がどんな活動をして課題解決をしているのかを詳しく知ることができた。また、自分たち高校生ができることやイベントに参加することで地域の活性化に貢献できるとわかり、今後の自分たちの役割を明確にすることができた。
・インターネットには書かれていない石巻の現状や働いている人の心情など、現地に行ったからこそ聞けることがたくさんあり、勉強になった。また、今回の話を生かして、若者が集まる町おこしを考えていきたい。
・専門家に話を聞くことで、新たな視点を得ることができた。また、実際にインタビューをした後にグループで話し合うことで、より探究が深められたので、他の人の話を聞くことは探究を深める重要な体験であるとわかった。
・インタビューの最初はとても緊張したが、他の人たちが質問していくにつれて初めて知ることが増えて楽しくなり、最後は緊張せずに質問したり話したりすることができた。今後、積極的に様々なイベントに参加してたくさんの体験をしてみたいと思う。
今回、お世話になった団体は次のとおりです(敬称略)。ありがとうございました。
①石巻商工会議所、②石巻じちれん、③こども∞感ぱにー、④みやぎ東日本大震災津波伝承館、⑤イシノマキ・ファーム、
⑥フィッシャーマン・ジャパン、⑦フードバンクいしのまき、⑧石巻海さくら事務局、⑨住吉地区学校給食センター、
⑩石巻市役所(SDGs推進課、健康推進課、子育て支援課、危機対策課)、⑪石巻専修大学、⑫TEDIC、
⑬にじいろクレヨン、⑭ベビースマイル石巻、⑮やっぺす
2年次甲斐たいむ「大学教授出前講義」
7月17日の2年次「甲斐たいむ」は、「大学教授出前講義」。石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学から12名の先生をお招きしました。
5校時は大学の先生の講義を体験し、6校時は研究グループごとにテーマを発表してアドバイスをいただきました。生徒たちは、興味のある分野の講義に熱心に耳を傾け、高校とは異なる大学での学びの一端に触れることができました。また、大学の先生から、研究の手法や方向性について具体的なアドバイスをいただくことで、新たな視座を得ることができました。今後の研究の方向性が見えてきて、やるべきことが明確になったと話す生徒もいました。
―生徒の感想―
・研究するにあたって、大切なことを改めて知ることができました。まず①研究に耐えられる「問い」を立てること。この際、「どうすれば~を解決できるのか」というHowなテーマではなく、「なぜ~できるのか」というwhyのテーマにすると調べやすくなる。また、②どのような研究にするのか決めること。「なぜそうなるかわかる」質的研究と、「関係があるかどうかわかる」量的研究がある。Whyのテーマにするなら質的研究にするとよい。最後に③ポジティブなテーマにすること。人が不快に思わない、人のためになるテーマを立てるのがよい。この3つのことを知ることができた。
・大学の先生の話を聞いてみて、テーマや仮説を明確にするためには、現実的かつ自分に知識が備わっていることが大切だとわかりました。また、アンケートを取る場合は、人の気持ちを考慮することが前提であると知りました。アンケートの内容や考察を考えて、テーマ・仮説に合った調査をしていけるように頑張りたいです。
・結論が未来の話になっていくようなテーマを設定していたので、先生にアドバイスしていただいたように過去の事例を調べた上で、「何をすべきか」が結論になるようなテーマを試行錯誤しながら決めていきたいです。
・自分のやりたい探究をして、高校生のできる範囲でやっていくことが成功につながることがわかり、何度も聞いて何度もやっていきたいと思いました。
・今回の授業でテーマについて意見をもらい、まずそもそも定義を示せていないことが分かりました。具体的に対象を絞って考えていきたいです。また、先行研究がたくさんあることも教えてもらったので、たくさんの人の研究を読んで色々な視点から調べたいです。子どもに関する研究だからといってその情報だけにとらわれるのではなく、地域、家庭、制度などの現状も含めてテーマと向き合っていきたいです。
今回いただいたアドバイスを踏まえ、次回は研究計画書を作成します。大学の先生から学んだ、研究を行う際の注意点やテーマ設定のコツを生かして研究を進めましょう。
夏休み期間を使って、文献調査やフィールドワークなど、それぞれができることを積み重ねていけるといいですね。
大学の先生方には、貴重なご講義と丁寧なアドバイスをいただきました。本当にありがとうございました。
1年次甲斐たいむ「探究計画書」作成
7月3日の1年次甲斐たいむでは、「探究計画書」を作成しました。
7月17日のフィールドワークに向けて、自分たちのテーマに合った活動場所になっているのか、フィールドワークで何を知りたいのかを担当の先生やグループで話し合いながら深めていきました。
生徒同士で話すだけでなく、先生方と話をすることで、新たな視点を見つけ、より具体的な活動がイメージできたようでした。
ぜひ、有意義なフィールドワークにしてほしいと思います。
2年次甲斐たいむ「課題研究テーマ決め」
7月3日、2年次の「甲斐たいむ」は、前回作ったグループで「テーマ・仮説決め」を行いました。
「文学・語学」、「医療・看護」など分野ごとのゼミに分かれ、「問い」の形のテーマを考えていきます。「学生による災害時の後期高齢者への看護は可能なのか」、「部活動の地域移行により教員の業務の負担軽減は可能なのか」など、具体的な問いを立てている班もありました。
次回の大学教授出前講義では、今回立てたテーマや仮説について、大学の先生方からご指導をいただきます。今後の研究を見通しを持って進められるよう、現段階での悩みを解消しより多くのことを吸収したいですね!
1年次甲斐たいむ「情報収集の仕方」
6月26日の1年次甲斐たいむは、情報収集の仕方について担当の先生から話を聞いた後、実際に自分たちの探究活動ではどんな情報収集を行うのかを検討しました。
授業前半の講義では、情報収集の仕方はたくさんあり、それぞれの良さがあるので複数の方法で調べることが大切だと話がありました。
授業後半のグループ活動では、7月17日のフィールドワークの時間について話し合いをしました。どこで、どんな活動をするのか、具体的な活動方法についてまとめました。
なかなか活動のイメージが湧かない生徒もいましたが、授業前半の講義を振り返ったりインターネットを使って調べながらグループ内で話し合ったりすることで、どんな情報収集のやり方が自分たちの探究活動に必要であるかを少しずつわかってきたようでした。
2年次甲斐たいむ「課題研究ガイダンス」&「グループ決め」
6月26日、2年次の「甲斐たいむ」は、「課題研究ガイダンス」と「グループ決め」を行いました。前半の「課題研究ガイダンス」では、図書館司書の先生から「情報収集の方法」について丁寧にご説明いただきました。図書館の本を探すコツや、論文の探し方など、今後の参考になるお話ばかりでした。
後半の「グループ決め」では、テーマが似ている人同士で集まり、2~4人の研究グループを作りました。次回から、グループで研究テーマを決めていきます。どんな研究が進んでいくのか、楽しみです。
1年次甲斐たいむ「探究計画シート作成」
6月19日の1年次甲斐たいむは、探究計画シートの作成を行いました。
先日決めたテーマをもとに仮説を立て、検証方法を考えました。仮説や検証方法を考えたとき、テーマが大きすぎることに気づき、テーマを再検討しているグループが見受けられ、探究活動のイメージができたようでした。
<生徒の感想>
・研究テーマを「世界の貧困」から「石巻の海」としぼることで、仮説や予想が立てやすくなった。また、何かを調べるときは、むやみに調べるのではなく自分の考えや予想を持って調べることが大切だとわかった。
・「若者が地元に残りたいと思う街」について考えたとき、ただ都会のようなお店を作っても地元らしさがなくなってしまうため、この町ならではの魅力を生かした地域活性化の方法を考えることはとても大変だった。もう少し情報収集をしてより具体的な方法を考えていきたい。
・研究方法には文献調査だけではなく、アンケートやフィールドワーク、実験など様々な方法があることがわかった。それぞれの方法の良さがあると思うので、目的に合った方法で調べていけたらいいと思う。
次回以降、検証方法をより具体的に考えてくことになります。
よりよい探究活動になるよう、頑張っていきましょう。
3年次甲斐たいむ「進路探究~進路の手引き~」
6月19日(水)の3年次「甲斐たいむ」では、進路探究として配布されたばかりの最新版進路指導資料(進路の手引き)を使い、進路探究を行いました。
進路指導資料(進路の手引き)とは、進路に関する統計資料や卒業生の進路達成状況、大学・短大・専門学校の入試、大学入学共通テスト、面接の基本、就職と多種多様な進路に対応できるようにまとめられている好文生にとって欠かせないマストアイテムです。その他にも卒業した先輩の受験報告や合格体験記が収録されており、毎年、進路探究や受験対策に活用されています。
第1回考査が終了し、再び受験生としての日々が始まった3年次、ぜひこの進路の手引きを存分に活用して希望進路達成につなげてください。