令和6年度 甲斐たいむ

3年次甲斐たいむ「これまでの振り返り」

 10月16日(水)の3年次甲斐たいむは、「これまでの振り返り」を行いました。

 4月10日にスタートした今年度の甲斐たいむは、「分野別課題研究まとめ」「進路探究」「表現力を鍛える」「グループディスカッション」の4つの探究活動を柱に、自己実現研究に取り組んできました。今回は、今年度の甲斐たいむを通じてどのような力をどれだけ身に付けることができたかを振り返り、それを文章にまとめました。まとめということもあり、皆、真剣に取り組んでいました。

 10月半ばを過ぎ、石巻好文館高校での生活も残り少なくなってきました。進路決定はもちろんですが、3年間の「甲斐たいむ」も振り返り、「甲斐ある人」として巣立っていくことができるようこれからの学校生活に臨んでいってほしいと思います。

2年次甲斐たいむ「分野別課題研究中間発表」

 10月9日の2年次「甲斐たいむ」は、石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学から12名の先生方をお招きし、「分野別課題研究中間発表」を行いました。

 生徒たちは、7月に大学の先生からアドバイスをいただいて深化させた「研究テーマ」、「研究動機」、「仮説」、「検証方法」等を発表しました。

 大学の先生からは、改善された点や今後の課題など、丁寧にご指導いただきました。中間発表を終えた生徒たちの表情は、今後の研究への希望に満ちたものでした。お忙しい中ご来校いただいた先生方、ありがとうございました。

 

〈生徒の感想〉

 今回の中間発表で他の班の発表を聞き、自分たちと重なるテーマの話を見つけ、自分たちにはなかった研究方法を知ることができた。また、「仮説に対する研究方法を考える」ということに改めて気づかされ、自分たちの研究方法を見直すべきだと思った。発表を聞いていただくことで自分たちの内容について客観的な意見をもらったので、その意見を基にこれから自分たちの調べたい本質を見直したり、様々な方向から調べたりして、より伝わる研究を作っていきたい。

  質問や指摘を受け、自分たちが研究に熱中しているうちには気づかなかった改善点や課題が多くあり、さまざまな視点からの見方・考え方を知ることができた。客観的に自分たちの研究を見直すことを常に意識し、誰が聞いても納得のいく研究・発表を目指していきたい。また、他のグループの研究内容と関連する部分が多くあったので、互いに情報や考察結果を共有し合い、協力していくことで自分たちの研究における思考力や視点も更に広げていけたらと感じた。

  中間発表を通して、言葉の定義づけの大切さが改めて分かりました。きちんと定義を示すことで、結論も少し違ったものになると思ったし、理解を深められるなと思いました。また、私の研究では予知・予測といったキーワードがカギになるのですが、予知と予測の若干のニュアンスの違いが研究方法や結論に影響するので、予知か予測かのどちらかに統一してまとめた方がいいのかなと感じました。

 

 中間発表で自分たちの発表をして、今後の課題が明確になった。問題や結果、考察をまとめるときに、主語と述語を忘れずに、何に対しての説明なのか言葉不足にならないように注意する。発表で、ところどころ声が小さくなったり、相手に伝わるように前を見て発表できなかったので、研究を進めつつ発表の仕方も工夫し改善していきたい。

  大学の先生に質問されたことで、より自分の研究方法等が明確になった。今後の研究では、「テーマを仕上げればよい」という意識から、「早く研究したい!面白い!」と研究を楽しむ意識に変え、「理解できる」発表より「聞いていて興味深い」という発表に仕上げたい。

  中間発表で先生方からいただいたアドバイスをふまえ、今後は具体的な調査、考察に入ります。試行錯誤することを楽しみながら、計画的に進めていきましょう!

3年次甲斐たいむ「グループディスカッション④」

  10月9日(水)の3年次甲斐たいむは、先週に引き続き「グループディスカッション」でした。

 前回と同様に各クラス5~6人のグループを組み、各クラス同時進行でグループディスカッションを行いました。今回のテーマは「幸せの定義とは?」です。2回目ということもあり、各グループともスムーズに役割分担が行われ、活発な意見交換、グループとしての結論の出し方、また、提案の発表にも工夫が見られ、前回よりも充実したグループディスカッションが実践できたようでした。

「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めていくことを目的として取り組んできた「グループディスカッション」ですが、今回の実践を自分自身のためだけではなく、社会にどう貢献していくことができるかにつなげていってほしいと思います。次回は今年度の甲斐たいむの振り返りを行います。もう一度、自身の実践を振り返り、自分の将来や社会に対してそれをどう生かしていくかを考えていきましょう。

3年次甲斐たいむ「グループディスカッション③」

 10月2日(水)の3年次甲斐たいむでは、グループディスカッション③として「グループディスカッションⅠ」を行いました。 各クラス5~6人のグループを組み、同時進行でグループディスカッションを行いました。今回のテーマは「10年後に流行っているものは?」です。司会進行、書記、タイムキーパー、発表者等の役割を決め、ディスカッションに入りました。テーマについて自分の考えやアイディアを付箋に書き出し、記録用紙に同じ内容をまとめて貼り、グループ化してタイトルをつけたり、グループの関係性を線や矢印でつないだりして意見やアイディアを整理していきました。

そこからグループの新しいアイディアや提案を作り出し、最後に全体で発表し、この日の活動を終えました。この日も前回のディベート同様に各クラスとも活発な討論が交わされていました。

 

次回も「グループディスカッション」に取り組みます。新しいグループ、テーマとなりますが、さらに実りあるディスカッションになるように頑張りましょう。

3年次甲斐たいむ「グループディスカッション②」

 9月25日(水)の3年次甲斐たいむでは、グループディスカッション②として「ディベート」を行いました。

 ディベートのテーマは「日本の死刑制度は廃止するべきか」です。各クラス10チームに分かれ、同時進行で5試合を行いました。前回のガイダンス終了後に「死刑制度」について情報収集を行い、今回はその情報をチームで共有してからディベートを開始しました。内容としては、普段の会話ではなかなか話題に取り上げることは少ないと思いますが、どのクラスも活発なディベートが繰り広げられました。

 次回から2週連続で「グループディスカッション」に取り組みます。ディベートとは形式が異なりますが、「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めることを意識して臨んでほしいと思います。