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2023年10月の記事一覧

1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動発表会」

 10月21日(土)の1年次の「甲斐たいむ」は、「SDGs探究活動発表会」を行いました。当日は、気仙沼高校・石巻高校の代表生徒、NPO団体、保護者をお迎えし、1年次生徒がこれまでの探究成果をポスターを用いて発表しました。また、本校2年次生徒も発表会に参加し、後輩に向けてアドバイスを行いました。 

  第1部のステージ発表では、気仙沼高校と本校の代表生徒が、これまでの探究活動の成果を発表しました。他校や学年代表の発表に、大いに刺激を受けました。

 第2部のポスター発表では、本校生徒、気仙沼高校と石巻高校の代表生徒が、グループごとに発表を行いました。地域に根付いた興味深いテーマが多く、発表者も聴衆も、新たな気づきを得ていました。

 

【生徒の感想】

 ・最初はとても緊張していましたが、発表回数を重ねるにつれてハキハキと話せるようになりました。今回の発表で気づいた課題は、聞いている人たちの方をあまり見ることができなかったこと、インターネットで調べたことばかりで自分たちが実際に聞きに行ったりすることができなかったこと、ポスターに文が多く見やすくなかったことです。今回の発表を通して、新たな課題に気づくことができたし、他の班の発表を見て、参考になることもたくさんあったので、次に生かしていきたいです。

 

・今回の発表会を終えて、来年度の分野別課題研究に生かしたいことを二つ思いつきました。一つ目は、自分の好きなものと社会問題を同時に考えることです。これは、他校の発表を聞いて気づきました。二つ目は、結論や結果だけでなくそれに至る過程も重視することです。これは、閉会式のお話から得ました。これらのことを、来年度につなげたいです。

 

・今回、他校の発表と私たちの発表を聞き比べて思ったことは、フィールドワークを行っているかどうかが違うということです。私たちはwebサイトで調べ、地域の写真を撮りに行って終わりでしたが、他校の方は、実際に現場に行き、問題を見つけていました。Webサイトで調べただけなのと、実際に現場に行ったり、活動を行っている人に話を聞いたりするのとでは、その問題への理解度が全く違うと思いました。現場を見ずして問題解決をするのは不可能に近いと思います。来年度の分野別課題研究では、探究テーマとしたものの現場を実際に訪れ、理解度を高め、より深く現実的な解決策を考えていきたいです。

 

・今回、たくさんのアドバイスや質問をいただけたことで、自分たちの中では見つけられなかった視点から、改めてテーマを考え直すことができました。自分たちの中で、不登校の原因や舞台は学校が中心だったけれど、病気や家庭環境など、別の原因もあり、それは自分たちが出した解決策ではどうにもできませんでした。また、自分たちが出した改善策にも穴があり、質問に答えられなかったこともありました。このことから、来年度はもっと視点を増やし、一つ一つの問題に合った改善策を見つけていきたいです。

 

・SDGsの問題は一人では解決できないけれど、一人一人が真剣に考えてこそ解決できることなので、これからも自分事として捉えて生活していきたいです。また、NPO団体の方や他校生、2年次の先輩からのアドバイスは、参考になるものばかりでした。いただいたアドバイスを参考にして、来年度の分野別課題研究に取り組んでいきたいです。

 

 今回のSDGs探究活動では、NPO団体の方をはじめ、たくさんの方々にご協力いただきました。ご協力いただいた方々への感謝を忘れず、今回の振り返りを、来年度の分野別課題研究に生かしていきましょう!

 

ご協力いたただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ご協力に感謝申し上げます。

①やっぺす ②移動支援Rera ③一歩を楽しむ石巻 ④石巻キャリア教育推進ネット ⑤こども∞感ぱにー 

⑥石巻観光ボランティア協会 ⑦子どもにやさしいまちづくり ⑧りとりーと ⑨フードバンクいしのまき 

⑩Hito Reha ⑪フィッシャーマン・ジャパン ⑫TEDIC ⑬放課後こどもクラブBremen ⑭まちづくりスポット仙台

2年次甲斐たいむ「分野別課題研究 中間発表」

 10月11日の2年次「甲斐たいむ」は、「分野別課題研究中間発表」。石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学から12名の先生方にご来校いただきました。分野ごとに12の部屋に分かれ、各部屋に1人ずつ大学の先生をお招きし、ご指導いただきました。グーグルドキュメントに研究内容をまとめたものを黒板に投影し、ぎこちないながらも一生懸命に説明しました。とても貴重な経験です。大学の先生からは、改善されてよくなった点や今後改善すべき点など、丁寧にアドバイスをいただきました。お忙しい中ご来校いただいた先生方,ありがとうございました。

 

1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動 クラス内発表」

 10月11日の1年次甲斐たいむは、「SDGs探究活動 クラス内発表」を行いました。各班の生徒全員で、作成したスライドを見せながら発表を行い、疑問点や感想を伝え合いました。

 【生徒の感想】

・SDGs探究活動を振り返って、地域の現状を実際に見て確かめ、考えてみると、新しい発見があると思いました。自分たちの班は石巻のゴミについてのテーマでしたが、「グリーンロード」に行ってみるとかなりの量のゴミが捨てられていて驚きました。自分たちの町でも詳しく見ないとわからないこともあると感じました。

 

・今回調べたことはすでに出ている数値、現状のみでしたが、今後は当事者に実際にお話を聞いたり、生徒に協力してもらったりすると、よりリアルで共感しやすい調査報告ができるのではないかと思いました。若者の影響力を、いい方向に持っていきたいです。

 

・SDGs探究活動を振り返って、最初はテーマがまとまらず、スライドが完成するのか不安だったけれど、各メンバーが協力しなんとか形にすることができて良かったです。活動を行うごとにグループの協調性が高まっていき、互いに苦戦していた時は助け合えるようになりました。21日の全体発表に向けて、班のみんなで改善点や工夫点について話し合ったり、発表原稿を作ったり、緊張しないように何度も練習したりして、今までの活動の集大成を見せられるように頑張ります。

 ・写真、グラフなどを使って主張を裏付ける根拠を強めたり、調べた内容に真実味を持たせたり、見づらい資料を拡大して見やすくしたりと様々な工夫があり、とてもわかりやすかったです。自分たちも、NPO団体の方のアドバイスを参考に、文章だけでなくグラフを入れたり、重要なところの文字を色分けしたりと、様々な工夫をしてわかりやすくするようにしました。今日の発表で、資料だけでなく話し方によって興味がわくかどうかが変わると感じたため、話し方も意識して発表を行いたいです。

 

・前回、NPO団体の方からアドバイスをいただいて解決策を考え直し、自分たちにもできる解決策を考えましたが、同じテーマで調べたグループでも、視点が少し違うだけで考えられる解決策も違ってくることを知りました。今回は1つのテーマに絞って調べてみましたが、他の16の目標も詳しく知り、調べ、そこから自分に何ができるかを考え、行動に移していきたいです。

  次回(10月21日(土))は、2年次、保護者、NPO団体の方に向けて、全体発表を行います。今回の反省をふまえてスライドの内容を修正するとともに、相手にわかりやすく伝える発表を意識して、準備を進めていきましょう。今回のクラス内発表に磨きをかけた次回の全体発表を、楽しみにしています!!

1年次甲斐たいむ「ポスター(スライド)総仕上げ」

 10月4日の1年次「甲斐たいむ」は、「ポスター(スライド)の総仕上げ」を行いました。前回(9月27日)の中間発表で、NPO団体の方にいただいたアドバイスをふまえ、内容を再度検討したり、ポスターの見やすさを追究したり、次回のクラス内発表に向けて各班協力して準備を進めていました。

 次回は、クラス内発表を行います。これまでの探究の成果をクラスの人にわかりやすく伝え、他班の発表から得られる気づきや学びを大切にしましょう!

2年次甲斐たいむ「中間発表に向けて」

 10月4日の2年次「甲斐たいむ」は、「中間発表に向けて」。分野ごとの教室でグループごとに活動しました。研究内容をグーグルドキュメントのシートにまとめ、発表の役割分担を決める作業です。来週の中間発表にむけて、各班急ピッチで作業を進めていました。完成した班から別室に移動し、プロジェクターで黒板に映してリハーサルをしました。あと1週間、頑張りましょう。