ブログ

令和5年度 甲斐たいむ

1年次甲斐たいむ「地域の課題に対する解決策」を考える

 9月13日の1年次「甲斐たいむ」は、前回の続きの活動です。グループで、「地域の現状に対する解決策」、「解決策を実行することにより予想される効果」を考えました。

 「人口減少」をテーマとする班は、「関係者人口」を増やすという視点で、地域の魅力を広めるための工夫を考えています。

 次回は、各クラスにNPO団体の方をお招きし、中間発表を行います。地域の課題解決に取り組んでいる団体の方に、調べ方や考え方など、積極的に質問しましょう!そして、いただいたアドバイスをその後の探究活動に生かし、より実践的な探究成果が得られるといいですね。

 

2年次甲斐たいむ「グループごと研究活動」

 9月6日の2年次「甲斐たいむ」は、「グループごと研究活動」。分野ごとの教室に分かれてグループごとに活動しました。開始時に各班の班長のみ別室に集合して、10月の中間発表に向けてのオリエンテーションがありました。発表に必要なデータをiPadで受け取り、教室に戻って研究グループのメンバーに配布し、本格的に動き出しました。

3年次甲斐たいむ「グループディスカッション①」

3年次甲斐たいむ「グループディスカッション①」

 9月6日(水)の3年次「甲斐たいむ」では、グループディスカッションのガイダンスおよび情報収集を行いました。ガイダンスでは、「どの意見が正しい、間違っていると対立するわけではなく、意見を出し合うことで納得できる合意形成を見いだす」つまり、「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めていくことを目的としてディスカッションに取り組んでいくことや、ディスカッションの進め方や今後の活動計画が説明されました。その後、次回からの活動に向けて、情報収集を行い、この日の活動は終えました。

    

 グループディスカッションが入試に課されていて、そのために練習を重ねている人もいるようですが、将来、社会に出てから必要になる力を養っていく時間になるはずですので、しっかりと「グループディスカッション」に取り組んでほしいと思います。

1年次甲斐たいむ テーマに関する「地域の現状」を調べる

 9月6日の1年次「甲斐たいむ」は、SDGsプロジェクト立案の3回目。グループで、テーマに関する「地域の現状」を調べました。「不登校」、「肥満率」、「空き家の数」、「貧困率」など、それぞれのテーマについて、石巻市の現状や課題を考えます。全国や宮城県と比較したり、グラフを用いてポスターにまとめたりしている班がありました。

 

  身近な地域だからこそ見えてくる課題、見えにくい課題があります。これまでお話を伺ったNPO団体の方のお話を参考にしながら、高校生ならではの視点を大切に、課題解決に向けたより具体的な提案を期待しています。

 

1年次甲斐たいむ「石巻の課題を考える」

 8月30日の1年次「甲斐たいむ」は、グループで「石巻の課題」について話し合いました。「石巻の課題」として、「少子化による労働力の減少」、「一次産業従事者の減少」、「不登校出現率の増加」、「交通網や道路が整備されていないこと」、「遊び場が少ないこと」など、様々な観点から意見が出ていました。

 「石巻の課題」を出し終えた班は、「石巻の魅力を広げるために」、「課題を解決するために」という視点をふまえて、テーマを設定しました。それぞれの関心に応じた、興味深いテーマが挙がっています。次回からの本格的な探究活動が楽しみです。

1年次甲斐たいむ「石巻の魅力発見」

 7月19日の1年次の「甲斐たいむ」は、グループで「石巻の魅力」について話し合いました。前回話し合った、「興味を持ったSDGsの目標」に関連した「石巻の魅力」を、マインドマップを用いて数多く挙げていきました。自分が暮らしている身近な地域を、いつもとは異なる視点で見ることにより、石巻の新たな魅力を発見した生徒もいたようです。

 次回は、「石巻の課題」について考えます。そして、これまで考えてきた石巻の魅力や課題をふまえ、改めてテーマについて考え、調べを深めていきます。夏休み中に地域のイベントやボランティアなどに参加し、地域の魅力や課題を肌で感じてみるのも良いですね!

2年次甲斐たいむ「大学教授出前講義」

 7月19日の2年次「甲斐たいむ」は、「大学教授出前講義」。石巻専修大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学から11名の先生方にご来校いただきました。5校時は大学の先生の講義を体験し、6校時は研究グループごとにテーマを発表してアドバイスをいただきました。分野ごとにクラス分けをしていたので、生徒たちは関心の高い講義に熱心に耳を傾けており、大学の先生からは研究の手法や方向性について具体的なアドバイスをいただくことができました。お忙しい中ご来校いただいた先生方、ありがとうございました。

 ー生徒の感想ー

「何十年も研究を続けてきた方から、研究のポイントや視点の置き方について教えていただき、今までつまずいていたところから前に進めそうな気がしてきました。」

「テーマをあまり広げ過ぎずに、最も関心がある部分に絞った方がよいとアドバイスをいただきました。その方が、発表を聞いてくれる人にも分かってもらえると言われ、なるほどと思いました。」

「調査の方法について行き詰っていたのですが、公的機関の調査結果を引用する方法もあると教えていただきました。ありがとうございました。」

「やさしく相談に乗っていただき、とても楽しかったです。またお話ししたいです。」

2年次甲斐たいむ「仮説を立てる②」

 7月5日の2年次「甲斐たいむ」は、「仮説を立てる」の2回目。分野ごとに各教室に分かれ,グループごとに机を寄せて活動開始です。前回,話し合って結成した研究グループですが,個人作成テーマは同じではありません。グループ統一のテーマを作る作業ですが,かなり難航していたようです。まさに「産みの苦しみ」の1時間でした。

1年次甲斐たいむ「SDGs目標について・テーマ設定」

 7月5日の1年次の「甲斐たいむ」は、先日NPOの方々から聞いたお話をふまえて、自分が興味を持ったお話やSDGsの目標について、グループで話し合いました。興味を持ったSDGsの目標については、「3全ての人に健康と福祉を」、「4質の高い教育をみんなに」、「11住み続けられるまちづくりを」など、様々な目標が挙がっていました。

 

 

〈生徒の感想〉

 貧困、健康、福祉などに関する話や、SDGsの目標に興味を持った人が多いなと思いました。同じ分野に興味を持っていても、その理由が全員異なっていたので、他の人の話を聞いていて面白かったです。

 

 皆の意見を聞くことで、同じ考えの人や違った考えの人がいて、より自分の考えが深まりました。グループで話し合って研究テーマが決まったので、SDGsと関連付けながら、発表まで頑張ります。

 

 今回学んだ、サイクルを回すということを頭に入れ、常に考え続けながら、新たなサイクルを見つけることが重要なのだと感じました。

 次回から、本格的に探究テーマを決めていきます。探究活動を行う上で大切になってくる「テーマ設定」ですが、これまで学んだテーマ設定のポイントをふまえ、「問い」をさらに深く掘っていくことを意識して、決定していきましょう。

 

1年次甲斐たいむ「SDGs講演会②」

 6月28日の1年次の甲斐たいむは、「SDGs講演会②」を行いました。6月7日に行った時と同様に、石巻で活躍されているNPO団体の方々からお話をいただき、生徒たちは今後のSDGs探究活動につながる新たな視点を得ることができました。

〈生徒の感想〉

・二組のお話を聞いて、「知る・感じる・動く」という一連の行動や、周りの人々と協力して目標を目指すことが大切なのだということがわかりました。私は子どもが好きなため、将来は幼稚園教諭になるという目標がありますが、それ以外にも子どもと関わる機会があるのだと新鮮に感じました。

 

・今回聞いたお話の中で共通していたのが、「子どものための居場所づくりが、よりよいまちづくりにつながる」というものでした。石巻には、子どもや私たち若い世代が気軽に利用でき、大勢で集まれる場所が少なく、そこが課題だと思っていたので、新たな問題がたくさん生まれる前に改善すべきだと感じました。不登校率が高く学力が低下していることもそこが原因の一つだと思ったので、他人事と思わずまずは地域の子ども施設について調べていきたいと思いました。

 

・今回のお話で、「居場所づくり」をしたいという話にとても興味を持ちました。震災で被害にあい、不安が多かったため、その不安を少しでも和らげようとして行動している姿がとてもかっこいいなと思いました。石巻に多くの居場所をつくることができれば、石巻に残って生活する人も多くいるのではないかと思いました。

 

・今回のお話で、地域は人と人とが助け合ってできていることを改めて実感しました。また、地域とのつながりは、自分の成長に大きくつながってくるのだと思いました。一人ではなく、誰かと支え合うからこそ、よりよいものを作ることができるのだと知りました。地域や人とのつながりを持っていく中で見えてきたものを大切に、どんなことが自分に必要なのかを知ることが重要だと思いました。

 

 6月28日にご協力いたただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ありがとうございました。

① ベビースマイル石巻 ②放課後こどもクラブBremen ③TEDIC ④こども食堂バンビーニ ⑤石巻じちれん⑥子ども食堂 ぼんず⑦石巻市スポーツ協会 

2年次甲斐たいむ「仮説を立てる①」

 6月28日の2年次「甲斐たいむ」は、「仮説を立てる」の1回目。スタートは白梅ホール。これまでに学んだ「研究テーマの作成」について確認した後、個人作成テーマを分野ごとに分けた各教室に移動し、その中で研究グループを作りました。メンバーが決まったグループは再び白梅ホールに戻ってきてメンバー表を提出し、グループとしての議論を開始いたしました。 

1年次甲斐たいむ「探究ガイダンス」

 6月14日の1年次の「甲斐たいむ」は、まちづくりスポット仙台の玉田氏を講師としてお呼びし、「探究とは何か」や「探究活動の進め方」などについてお話をいただきました。玉田さんから、「「探究」の目的は「自分が前に進むため」、「支援したい人を前に進めるため」、「世の中を良い方向に変えていくため」」というお話があり、これまで持っていた「探究」のイメージが変わったという生徒が多くいました。 

 また、テーマ設定のポイントについて、「5W1H」を意識することや、「なぜ」を問い続けることなど、具体的なアドバイスをいただきました。今後の探究活動につながる、貴重な気づきや学びを得ることができました。

〈生徒の感想〉

・自分も何か人前で発表するとなった時、テーマ設定にとても悩んだ記憶があります。テーマを決めたとしても、うまく課題に辿りつけなかったり、余計なことを書いてしまったり、分かりきっているようなことばかり書いて、失敗してしまいました。問いを立てる時には、今回学んだことを手がかりに考えていきたいと思います。

・講師の方がおっしゃっていた、「探究を課題としてやらない」という言葉がとても印象に残りました。普段、探究課題などをただの課題として見ていて、「気になる」という思いで見たことはありませんでした。今回の講義では、自ら探究する姿勢が大切だということに気づくことができました。この経験を、今後に生かしていきたいです。

 ・当たり前のことを探究しても面白くないので、誰も考えたことがないテーマを探究するのが楽しそうだと思いました。疑問に思ったことから仮説を立てて発展していく過程を通して、自分自身の興味関心と向き合っていきたいです。


 

 今後は、グループに分かれて課題やテーマを設定し、いよいよ探究活動が本格化します。今回のお話を生かし、「探究」の目的を達成できるような有意義な活動となることを期待します。

1年次甲斐たいむ「SDGs講演会」

 6月7日の1年次の「甲斐たいむ」は、石巻で活躍されているNPO団体の方々をお招きしました。団体の方々から、「NPOを設立しようと思ったきっかけ」、「実際の取り組み」、「SDGs17の目標との関係」、「高校生に期待すること」などを話していただきました。生徒たちは自分の身近なことに引きつけてお話を聞き、大いに刺激を受けていました。

 

〈生徒の感想〉

・自分の行動一つで何かが変わるかもしれないということを深く実感しました。17の目標がありますが、自分が直接関われる問題とそうでない問題があるので、どんな形であっても誰かのために動こうとする気持ちが大切だと思いました。地域全体で何かを成し遂げるということは本当に難しいと思うけれど、様々な社会参加の方法があると思うので、最も良いと感じた方法で貢献したいです。

 

・自分がやりたいことを実際にやることは勇気がいることだと思います。気合だけでは乗り切れないことが多い中で、自分の意思を行動に移す方々に憧れを抱きました。

 

・団体の方々は、私たちが着目している目標をさらに具体的に考え実践されていました。「高校生に期待すること」では、地域の防災訓練への参加や、ボランティア活動への参加などが多く挙がっていたので、時間を見つけてそのような活動に取り組みたいと思いました。

 

・どの団体も、一つの問題に取り組むだけでなく、その一つの問題からつながりを見つけて複数の問題に取り組み、目標達成に向けて活動しているのが素敵だなと思いました。今後のSDGs探究活動でも、周りの人の話や考えを基に自分の考えを深め、その考えから自分はどの問題について考えていくのかを決めていこうと思いました。

 

・たくさんの地域の課題や活動を知ることができて良かったです。全ての団体に共通していたのは、「地域、周りの人との協力」でした。「一人では課題を解決することはできない」というお話が印象に残っています。今回学んだことを自分の周りの人たちに伝えていく必要があるので、どんどん伝えていきたいなと思いました。

 

「身近に潜む地域の課題」や、「自分たちにできること」を考える、貴重な機会になりました。今回いただいたお話を、今後のSDGs探究活動の課題設定にも生かしていきましょう。

 6月7日にご協力いたただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ありがとうございました。

①日和山カフェ ②やっぺす ③Switch(石巻NOTE) ④にじいろクレヨン ⑤移動支援(Rera) ⑥一歩を楽しむ石巻 ⑦石巻キャリア教育推進ネット ⑧こども∞感ぱにー ⑨石巻観光ボランティア協会  ⑩子どもにやさしいまちづくり ⑪りとりーと ⑫フードバンクいしのまき ⑬石巻震災伝承の会 ⑭Hito Reha  ⑮フィッシャーマンジャパン

2年次甲斐たいむ「研究テーマを考える④」

 6月7日の2年次「甲斐たいむ」は、「テーマを考える」の4回目。分野別課題研究のテーマ作成もいよいよ大詰めです。iPadでの検索作業もだいぶ慣れてきました。図書室にも積極的に移動し、早くもグループで協力して情報収集している人たちもいました。テーマが決まった人は、ワークシートとGoogleフォームで提出しました。

 

3年次甲斐たいむ「進路別ガイダンス」

 5月24日(水)の3年次甲斐たいむでは「進路別ガイダンス」を行いました。大学・短大、専門学校等、進学希望者は、各校の入試担当者等から学校や学部の情報、入試結果、傾向や対策、学費 や就職状況等について幅広く説明を、公務員志望の生徒は採用結果や採用予定の傾向を、それぞれ聴きました。民間就職希望生徒も求人票の見方、履歴書の書き方指導を受けました。講義形式、個別相談、オンラインなど様々な形態で行われましたが、どの会場でも熱心に聴き入る姿が見られました。いよいよ進路希望実現に向けて本番を迎えます。今回のガイダンスで得たことをぜひ、今後に生かしてほしいと思います。

 

1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動ガイダンス」

 5月24日の1年次の「甲斐たいむ」は、「SDGs探究活動ガイダンス」を行いました。担当の先生から、「SDGs17の目標」、「今後のSDGs探究活動のスケジュール」について説明があり、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

〈生徒の感想〉

 「「SDGs17の目標」が設定された理由について考える機会になりました。SDGsの主人公は「みんな」ということで、一人でも意識が変われば連鎖的に周りに広がっていき、地域、国、地球と大規模なものも変えていけるかもしれないと考えました。」

 

「自分一人が変わったところでいいとは思わず、何か他人に与える影響があるかもしれないという考えを多くの人が持つことで課題解決につながると思うので、発信力を身に付けていきたいと思いました。」

 次回の「甲斐たいむ」では、石巻で活躍されているNPO団体の方々からお話を伺います。積極的な姿勢で、より多くのことを吸収しましょう!

 

 

1年次「甲斐たいむ」自己分析発表会

 5月17日の1年次の「甲斐たいむ」は、各教室で自己分析発表会を行いました。「今年1年間でやるべきこと(目標)」を、クラスメイト全員の前で発表しました。主に学習面・部活面・生活面での目標を共有し、生徒同士で良い刺激となった様子でした。将来、自分自身がどのような人生・生活を送りたいか想像し、そのためには今何ができるか、何をすべきか、精一杯考えて行動に移しましょう。

2年次甲斐たいむ「続・研究テーマを考える」

 5月24日の2年次の「甲斐たいむ」は、前回のレクチャーを踏まえて、分野別課題研究のテーマ作成を進めました。各自が興味を持ったキーワードについて、iPadで検索して調べる人、図書室に行って関係のある本を探す人、友人同士で情報交換する人など、アクティブに探究する姿が見られました。どんなテーマが出てくるのか楽しみです。

3年次甲斐たいむ「論文作成」

 5月17日(水)の3年次甲斐たいむでは、2年次から取り組んできた分野別課題研究の論文作成を行いました。ちょうど1年前に本格的にスタートした課題研究でしたが、テーマ・仮説設定、そして調査・研究を経てまとめ上げたものを3月、4月にポスター発表でその成果を披露し、さらに先日、これから課題研究に取り組む2年次に向けて助言を行いました。1年にわたる課題研究も論文作成でまとめとなります。

 今回は論文について説明を受けた後、全員で論文作成に取り掛かりました。皆、熱心に取り組んでいました。

 

2年次甲斐たいむ「研究テーマを考える」

 5月17日の2年次の「甲斐たいむ」は2年生全員が白梅ホールに集合し、分野別課題研究のテーマ設定についてレクチャーを聞きました。「よい研究テーマの条件」「やめた方がいいテーマ」などの話を聞いた後で、自分のマインドマップからキーワードをみつけて「問い」をつくる作業をしました。また、先行研究の情報を得るための「論文検索」については、図書館司書の先生から詳しい説明がありました。どんなテーマにしようか、みなさん真剣に悩んでいます。