2023年9月の記事一覧

1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動 中間発表」

 9月27日の1年次の「甲斐たいむ」は、SDGs探究活動の中間発表を行いました。各クラスにNPO団体の方をお招きし、自分たちが立てたテーマ、地域の現状、解決策、今後の課題などについて、班ごとに発表しました。その後、講師の方からアドバイスをいただきました。アドバイスをいただいたことで、自分たちに欠けていた視点に気づいたり、ものの見方が広がったり、学びの多い時間になりました。

 

【生徒の感想】

・今日の発表を振り返って、色々な対策を打ち出してみたものの、「それを実際にやっているのか」と聞かれると、そうではないことに気がつき、はっとしました。ただ調べて書くだけでなく、自分から行動したりして、自分たちが主体となって行うという意識を持つことが大切だと思いました。これからは、もっと自分たちの将来をどうしていきたいかということを考えていきたいと思います。

 

・アドバイスを受けて、自分たちはホームページやインターネットの記事を参考にしたため、少し内容が浅いと感じました。より深い課題を見つけるには、インターネットばかりではなく、直接関わっている人に聞き込みをすること、漁業に詳しい人から話を聞くといいことがわかりました。今回の気づきを生かして、よりよい発表をしようと思いました。

 

・「貧困の定義をはっきりさせた方が良い」というアドバイスをいただきましたが、たしかに、わたしたちは「どこから貧困なのか」、「どのような状態が貧困といえるのか」がふわっとしていて、あまり具体的に提示することが出来ていませんでした。これから、自分たちに置き換えて考えてみたり、インターネットを活用したり、話を聞いたりして、貧困について具体的に提示できるようにしたいです。改善案については、「寄付、ボランティアだけでは根本的な解決には至らないだろう」というアドバイスをいただき、より問題の根本に迫り、具体的な策を考えるようにしたいと思いました。

 

・ざっくりとした推測で空き家の現状を調べていましたが、「空き家の放置」について、収入と支出の関係を考えたり、具体的にどこに困っているのか原点を調べたりすることが、カギになるとアドバイスをいただきました。それらをふまえて、残りの時間を有効活用してスライドを仕上げたいです。

 

・すべてにおいて、具体例を出したり、深掘りしたりして、もっとイメージしやすくなるようにすると良いと思いました。石巻の取り組みだけでなく、他の町の取り組みにも目を向けて、その取り組みの成功例を参考にして考えていきたいと思います。また、スライドにグラフ、写真などを貼り、わかりやすくしたいなと思いました。

 

・アドバイスをいただいて、図や表、具体例などで相手に伝えやすくする工夫を学びました。また、実際の石巻の現状や活動を調べながら進めることで、自分たちが今の石巻を理解することの大切さを知りました。「自分目線で考える」ということを大事にして、アドバイスを参考にしながらスライドを完成させていきたいです。とても貴重な学びになりました。

 

・私たちの中だと考えが固定していて、深く掘り下げることができなかったけれど、アドバイスをもらい、新しい考え方を取り入れることができました。また、他にも、どう掘り下げていくべきか明確になり、これから発表までにまとめるのに、まとめやすくなりました。

  今回の中間発表でいただいたアドバイスをもとに、次回はスライドの修正を行います。地域の課題に対して「自分たちならどのように考えるか」という視点を大切に、グループの人と協力して考えを深めていきましょう!

 

ご協力いたただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ご協力に感謝申し上げます。

①にじいろクレヨン②こども∞感ぱにー③子どもにやさしいまちづくり④フィッシャーマン・ジャパン⑤TEDIC 

1年次甲斐たいむ「地域の課題に対する解決策」を考える

 9月13日の1年次「甲斐たいむ」は、前回の続きの活動です。グループで、「地域の現状に対する解決策」、「解決策を実行することにより予想される効果」を考えました。

 「人口減少」をテーマとする班は、「関係者人口」を増やすという視点で、地域の魅力を広めるための工夫を考えています。

 次回は、各クラスにNPO団体の方をお招きし、中間発表を行います。地域の課題解決に取り組んでいる団体の方に、調べ方や考え方など、積極的に質問しましょう!そして、いただいたアドバイスをその後の探究活動に生かし、より実践的な探究成果が得られるといいですね。

 

2年次甲斐たいむ「グループごと研究活動」

 9月6日の2年次「甲斐たいむ」は、「グループごと研究活動」。分野ごとの教室に分かれてグループごとに活動しました。開始時に各班の班長のみ別室に集合して、10月の中間発表に向けてのオリエンテーションがありました。発表に必要なデータをiPadで受け取り、教室に戻って研究グループのメンバーに配布し、本格的に動き出しました。

3年次甲斐たいむ「グループディスカッション①」

3年次甲斐たいむ「グループディスカッション①」

 9月6日(水)の3年次「甲斐たいむ」では、グループディスカッションのガイダンスおよび情報収集を行いました。ガイダンスでは、「どの意見が正しい、間違っていると対立するわけではなく、意見を出し合うことで納得できる合意形成を見いだす」つまり、「発展的対話力」と「論理的思考力」を高めていくことを目的としてディスカッションに取り組んでいくことや、ディスカッションの進め方や今後の活動計画が説明されました。その後、次回からの活動に向けて、情報収集を行い、この日の活動は終えました。

    

 グループディスカッションが入試に課されていて、そのために練習を重ねている人もいるようですが、将来、社会に出てから必要になる力を養っていく時間になるはずですので、しっかりと「グループディスカッション」に取り組んでほしいと思います。

1年次甲斐たいむ テーマに関する「地域の現状」を調べる

 9月6日の1年次「甲斐たいむ」は、SDGsプロジェクト立案の3回目。グループで、テーマに関する「地域の現状」を調べました。「不登校」、「肥満率」、「空き家の数」、「貧困率」など、それぞれのテーマについて、石巻市の現状や課題を考えます。全国や宮城県と比較したり、グラフを用いてポスターにまとめたりしている班がありました。

 

  身近な地域だからこそ見えてくる課題、見えにくい課題があります。これまでお話を伺ったNPO団体の方のお話を参考にしながら、高校生ならではの視点を大切に、課題解決に向けたより具体的な提案を期待しています。

 

1年次甲斐たいむ「石巻の課題を考える」

 8月30日の1年次「甲斐たいむ」は、グループで「石巻の課題」について話し合いました。「石巻の課題」として、「少子化による労働力の減少」、「一次産業従事者の減少」、「不登校出現率の増加」、「交通網や道路が整備されていないこと」、「遊び場が少ないこと」など、様々な観点から意見が出ていました。

 「石巻の課題」を出し終えた班は、「石巻の魅力を広げるために」、「課題を解決するために」という視点をふまえて、テーマを設定しました。それぞれの関心に応じた、興味深いテーマが挙がっています。次回からの本格的な探究活動が楽しみです。