1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動 中間発表」

 9月27日の1年次の「甲斐たいむ」は、SDGs探究活動の中間発表を行いました。各クラスにNPO団体の方をお招きし、自分たちが立てたテーマ、地域の現状、解決策、今後の課題などについて、班ごとに発表しました。その後、講師の方からアドバイスをいただきました。アドバイスをいただいたことで、自分たちに欠けていた視点に気づいたり、ものの見方が広がったり、学びの多い時間になりました。

 

【生徒の感想】

・今日の発表を振り返って、色々な対策を打ち出してみたものの、「それを実際にやっているのか」と聞かれると、そうではないことに気がつき、はっとしました。ただ調べて書くだけでなく、自分から行動したりして、自分たちが主体となって行うという意識を持つことが大切だと思いました。これからは、もっと自分たちの将来をどうしていきたいかということを考えていきたいと思います。

 

・アドバイスを受けて、自分たちはホームページやインターネットの記事を参考にしたため、少し内容が浅いと感じました。より深い課題を見つけるには、インターネットばかりではなく、直接関わっている人に聞き込みをすること、漁業に詳しい人から話を聞くといいことがわかりました。今回の気づきを生かして、よりよい発表をしようと思いました。

 

・「貧困の定義をはっきりさせた方が良い」というアドバイスをいただきましたが、たしかに、わたしたちは「どこから貧困なのか」、「どのような状態が貧困といえるのか」がふわっとしていて、あまり具体的に提示することが出来ていませんでした。これから、自分たちに置き換えて考えてみたり、インターネットを活用したり、話を聞いたりして、貧困について具体的に提示できるようにしたいです。改善案については、「寄付、ボランティアだけでは根本的な解決には至らないだろう」というアドバイスをいただき、より問題の根本に迫り、具体的な策を考えるようにしたいと思いました。

 

・ざっくりとした推測で空き家の現状を調べていましたが、「空き家の放置」について、収入と支出の関係を考えたり、具体的にどこに困っているのか原点を調べたりすることが、カギになるとアドバイスをいただきました。それらをふまえて、残りの時間を有効活用してスライドを仕上げたいです。

 

・すべてにおいて、具体例を出したり、深掘りしたりして、もっとイメージしやすくなるようにすると良いと思いました。石巻の取り組みだけでなく、他の町の取り組みにも目を向けて、その取り組みの成功例を参考にして考えていきたいと思います。また、スライドにグラフ、写真などを貼り、わかりやすくしたいなと思いました。

 

・アドバイスをいただいて、図や表、具体例などで相手に伝えやすくする工夫を学びました。また、実際の石巻の現状や活動を調べながら進めることで、自分たちが今の石巻を理解することの大切さを知りました。「自分目線で考える」ということを大事にして、アドバイスを参考にしながらスライドを完成させていきたいです。とても貴重な学びになりました。

 

・私たちの中だと考えが固定していて、深く掘り下げることができなかったけれど、アドバイスをもらい、新しい考え方を取り入れることができました。また、他にも、どう掘り下げていくべきか明確になり、これから発表までにまとめるのに、まとめやすくなりました。

  今回の中間発表でいただいたアドバイスをもとに、次回はスライドの修正を行います。地域の課題に対して「自分たちならどのように考えるか」という視点を大切に、グループの人と協力して考えを深めていきましょう!

 

ご協力いたただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ご協力に感謝申し上げます。

①にじいろクレヨン②こども∞感ぱにー③子どもにやさしいまちづくり④フィッシャーマン・ジャパン⑤TEDIC