令和7年度 日々是好文

フィッシャーマン・ジャパンによる調理実習が行われました

3年次フードデザインの学習で、フィッシャーマン・ジャパンの方を講師に迎え、食材の特徴や調理方法について学びました。

初めて扱う食材に苦戦する場面もありましたが、丁寧にさばき方を教えていただき、生徒たちは美味しい料理を完成させることができました。

本時の献立は、「イカと里芋の煮物」と「つみれ汁」です。

調理実習に加え、石巻地域の漁業の現状や魚文化についても学ぶことができ、生徒にとって大変貴重な学習の時間となりました。

 

2年次進路ガイダンス

12月17日(水)の5・6校時目に「進路ガイダンス」を実施しました。生徒の進路ニーズに応えるものでもあり、約40校の大学、短大、専門学校、看護専門学校による対面での説明やオンラインでの説明が行われました。今年ももう少しで終わります。来年は、いよいよ自分の夢に向かって進路を実現する年となります。好スタートを切れるよう、将来の自分を考える良いきっかけとなりました。

青森視察

 今年度、本校は宮城県自主研修事業(特色ある学校づくり)の指定を受け、総合的な探究の時間や各教科をはじめ、さまざま教育活動の改善に取り組んでいます。その一環として、今回は探究活動で先進的な取り組みが行われている青森県立青森中央高等学校、青森県立青森南高等学校の2校を視察してきました。

 

 1日目の青森中央高等学校は学校閉鎖の時期と重なってしまい、総合探究「あすなろ発表会」を見学することはできませんでしたが、現在の取り組みに至るまでの課題や改革策、4分野18のゼミに分かれて行う「地域探究」の活動をお伺いすることができました。青森中央高校の探究活動の方針「みつける・かかわる・とびだす」は、生徒自身に当事者意識を持たせ、自分の興味・関心に基づき課題に主体的に関わっていこうとする「総合的な探究の時間」の本質を端的に示していると感じました。

 

 2日目に伺った青森南高等学校は、普通科とグローバル探究科があり、国際バカロレアに認定されている学校です。探究活動を学校の軸としており、生徒は興味関心に基づいたテーマを設定し、探究に取り組んでいるとのことでした。また、外部の方と連携をすることで、探究活動を深めており、実社会で生かせるスキルを身に付けられることを目的として取り組んでいる様々な工夫を教えていただきました。

 

 2日間を通して、探究活動における様々な取り組みを学びました。本校の探究活動を改めて振り返り、今後の活動を深く考えることのできる有意義な時間でした。我々も、生徒みなさんが興味をもって活動できるような仕組みや実社会で生かせるスキルを磨けるような取り組みを考え、最高の甲斐たいむを探究していきたいと思います。

 

 お忙しい中対応してくださった、青森中央高等学校、青森南高等学校の先生方に、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

 

みやぎのこども未来博に参加しました

12月13日(土)、県内の中学生、高校生が夏休みの自由研究や総合的な探究の時間などの取組について、意見交流や中間発表、成果発表を県庁講堂で行いました。本校でも

「現在神道の信仰は減少しているのか?また、減少しているならその原因は何か?」

「パフォーマンスを上げつつ次の日まで疲労が残らないようにする方法はあるのか~1ヶ月の体幹トレーニングを通して~」

「石巻の海をより豊かにするためには」

の3つの探究グループが参加し、他校との交流を深めました。

【生徒の感想】

・人前で発表するのが苦手で気が重かったが、人前で発表する事に少し慣れることが出来ました。

・最初はどのようなイベントになるのか予想がつかず緊張していましたが、グループワークや他の学校の発表を聞いて、より学びを深めることができ、有意義な時間になりました。

・他校と交流でいろんな意見を聞いたり協力して頑丈な橋を作るのが楽しかったです。発表ではアドバイスを貰い改善点を見つけられたり、ほかの発表を聞いて沢山参考になる点があったので来年に活かしていきたいです。

協働ワークショップポスター発表①ポスター発表②ポスター発表③

学校設定科目「保育・福祉」VR体験

12月12日(金)、福祉や医療への理解を深める取り組みの一環として、3年次の学校設定科目「保育・福祉」を選択している生徒を対象に、VRゴーグルを用いた認知症体験学習を実施しました。このプログラムでは、認知症の方が日常生活で直面する困難を、仮想現実を通じて体感します。今回は、「認知症による視空間失認」と「レビー小体型認知症による幻視」の2つの症状を体験しました。この2つの体験から、認知症の方がどのように感じているのか、そして周囲の人にどのように接して欲しいと思うのかを考えました。生徒はVRゴーグルを装着し、認知症の方がどのように世界を感じているのかを疑似体験しました。この学習を通じて、「認知症の方はどのように接してほしいと思っているのか」を考え、理解と共感を深めることができました。