全校集会
7月26日、全校集会が行われました。
まず、校長先生から、カナダのビクトリア大学のトム・ライチェン教授の「クマの行動」に関する研究が紹介されました。ライチェン教授によると、海の栄養をサケが川に運び、そのサケをクマが捕って森に持ち帰り、その食べ残しが森の栄養になります。クマは繁殖を終えたサケを主に捕食し、食べ残しが他の動物のエサとなることで生態系の維持に貢献しているのです。地球上の恵みは、それぞれの種が特性を生かして協力し合うという「共存・共生」のもとに成立するということは、みなさんの総合的な探究の時間の活動にもつながります。フィールドワーク、分野別課題研究では、些細な違和感から仮説を立て、客観的な検証を経て解決策を導き出すことが求められます。外での活動の機会が増える夏休みを大いに利用し、今より成長した「甲斐ある人」の姿のみなさんに再会したいというメッセージをいただきました。
次に、生徒指導部から、総体や体育祭を振り返った後、「本気で何かに取り組もう」との話がありました。本気で取り組むにはモチベーションが大事であり、目標を持って行動することが必要です。必ずしも成果が出るわけではありませんが、取り組みの過程、プロセスは必ず、自分の財産になります。命を大切にして夏休みを過ごし、元気な姿で会いましょう。
夏季休業明けの8月20日、一まわり成長したみなさんに会うのが楽しみです。