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1年次甲斐たいむ「在り方生き方研究 年次発表会」

 2月7日、1年次の甲斐たいむは、「在り方生き方研究 年次発表会」を行いました。先日行ったクラススピーチで選ばれた各クラスの代表者3名による発表は、各々の成長や今後への決意が具体的に述べられ、とても聞き応えのあるものでした。

  スピーチの聴衆として参加した生徒たちは、同じ学年の仲間の考えに、真剣に耳を傾けていました。また、人前で堂々と自分の思いを伝える発表者の姿を見て、刺激を受けたようでした。

 

 [発表した生徒の感想]

 ・年次全体の前で発表するという良い機会を与えていただき、多くのことを得ることができました。今回自分がいいなと思った人たちの良いところを吸収したり、何か機会があればフィールドワークやボランティアなど経験値を高められるような挑戦をして、新しい自分を見つけたり、成長したりできたらいいなと思います。

 

[発表を聞いた生徒の感想]

 ・クラス代表の発表は、甲斐たいむを通して、自分に足りないことや、新しく学んだことが具体的に述べられていた。自分が過去に感じた悔しかったことと、将来の夢を結びつけているのもとても良かった。発表者が言っていた、「遠回りが一番の近道」という言葉が印象に残った。無駄だと思ったことも何かにつながるかもしれない、もっと良い考え方が見つかるかもしれないと思いながら、自分の今後の在り方、生き方に活かしていきたい。

 

・発表を聞いた中で、「無駄なこと、関係ないと思っていることでも必ず、目標や、達成すべきところまでつなげることができる」という話や、「経験を大切にし、その機会を逃さないことが大切だ」という話が心に残りました。私は、目標などを目指す際に、関係無いと思っていることはすぐに辞めてしまったり、人前に出たりするなどの活動が苦手で、経験を大切にしなかったりしてしまいます。そのため、代表の話を聞いて、関係のないことでも、目標につながると信じて、経験を大切にしていきたいと感じることができました。今回の発表から得た、目標に近づくための行動を、今後の生活に活かしていきたいです。

 

・話す速度や声量、緩急の付け方が上手で、アナウンサーのような聞きやすい話し方をしている人もいて、心に残った。「人に伝えたい」という思いが大事なのだなということが、今回の発表でわかった。伝えるためには、経験したことや具体的なことを言う必要があると思う。この気づきを、次の分野別の探究活動で活かしていきたい。積極的に動こうと思う。

 

・こんなに将来のビジョンがはっきりしている人が同い年にいることに衝撃を受けた。そして、これからすべきことも明確になっていて、自分には持っていないものをたくさん持っていて素敵だった。自分が学んだことを行動に移せている人と、移せていない人では、学習度が全く異なるし、自分は後者なので、自分が大切だと感じたことを整理し、実行できる人間になりたいと思った。

 

・今回発表していた人全員が、今の自分と向き合い将来のことと結びつけていたのが印象的でした。私も、口だけでなく行動に移して、堂々と過ごせるよう頑張ります!!

 

・他校に発表をしに行って感じたことを振り返っていた人もいて、心に残りました。自分たちでは納得のいく内容に仕上げられていても、他の人からの様々な視点から見ると、多くの足りない部分を知り、次に活かし、自分の成長に繋げることができるということを、改めて知ることができたからです。学校の外へ出て、多くの意見を取り入れ、自分の成長に繋げていきたいです。

 

・発表者が言っていた、「無駄に見えることでも何らかのつながりがある」という言葉が印象に残りました。私は、結果を求めることに囚われてしまうことがあり、近道することを考えたり、楽に解決できる方法を考えたりしてしまうことがあったので、この言葉から、結果を出すためには、それに見合う努力や苦労をしなければならないと学ぶことができました。努力や苦労は、来年度以降や将来の自分に直結するものなので、近道ではなく遠回りをして時間をかけていく考え方や、楽だけを考えず自分と向き合って苦労する道も選択していくということを、今後の活動につなげていきたいです。

 

・「与えられたことだけをこなしている」という言葉にはっとさせられました。社会に出ると、与えられたことだけをこなしても足りないと思います。これからは、私生活でも、一回り先を考えて行動できるようになりたいです。

 

 年次代表15名の発表が終わると、先生方の審査により「最優秀賞」、「優秀賞」、「審査員特別賞」が選ばれました。受賞した生徒は、校長先生から表彰を受けました。

 

 閉会式での講評では、審査員の先生から、「学んだことを「教科の学び」、「進路」、「来年度の探究」に活かすこと」や、「将来の目標や夢を明確に定め、それに近づくために「何を」「どれくらい」「どのように」取り組むのか具体的に考え、行動に移すこと」などのお話をいただきました。来年度の「甲斐たいむ」でも、「甲斐ある人」を目指して自分の目標やその達成のためにやるべきことを具体的に定め、できることから行動に移していきましょう!