1年次甲斐たいむ「探究ガイダンス」

 6月14日の1年次の「甲斐たいむ」は、まちづくりスポット仙台の玉田氏を講師としてお呼びし、「探究とは何か」や「探究活動の進め方」などについてお話をいただきました。玉田さんから、「「探究」の目的は「自分が前に進むため」、「支援したい人を前に進めるため」、「世の中を良い方向に変えていくため」」というお話があり、これまで持っていた「探究」のイメージが変わったという生徒が多くいました。 

 また、テーマ設定のポイントについて、「5W1H」を意識することや、「なぜ」を問い続けることなど、具体的なアドバイスをいただきました。今後の探究活動につながる、貴重な気づきや学びを得ることができました。

〈生徒の感想〉

・自分も何か人前で発表するとなった時、テーマ設定にとても悩んだ記憶があります。テーマを決めたとしても、うまく課題に辿りつけなかったり、余計なことを書いてしまったり、分かりきっているようなことばかり書いて、失敗してしまいました。問いを立てる時には、今回学んだことを手がかりに考えていきたいと思います。

・講師の方がおっしゃっていた、「探究を課題としてやらない」という言葉がとても印象に残りました。普段、探究課題などをただの課題として見ていて、「気になる」という思いで見たことはありませんでした。今回の講義では、自ら探究する姿勢が大切だということに気づくことができました。この経験を、今後に生かしていきたいです。

 ・当たり前のことを探究しても面白くないので、誰も考えたことがないテーマを探究するのが楽しそうだと思いました。疑問に思ったことから仮説を立てて発展していく過程を通して、自分自身の興味関心と向き合っていきたいです。


 

 今後は、グループに分かれて課題やテーマを設定し、いよいよ探究活動が本格化します。今回のお話を生かし、「探究」の目的を達成できるような有意義な活動となることを期待します。