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令和5年度 甲斐たいむ

2年次甲斐たいむ「仮説を立てる①」

 6月28日の2年次「甲斐たいむ」は、「仮説を立てる」の1回目。スタートは白梅ホール。これまでに学んだ「研究テーマの作成」について確認した後、個人作成テーマを分野ごとに分けた各教室に移動し、その中で研究グループを作りました。メンバーが決まったグループは再び白梅ホールに戻ってきてメンバー表を提出し、グループとしての議論を開始いたしました。 

1年次甲斐たいむ「探究ガイダンス」

 6月14日の1年次の「甲斐たいむ」は、まちづくりスポット仙台の玉田氏を講師としてお呼びし、「探究とは何か」や「探究活動の進め方」などについてお話をいただきました。玉田さんから、「「探究」の目的は「自分が前に進むため」、「支援したい人を前に進めるため」、「世の中を良い方向に変えていくため」」というお話があり、これまで持っていた「探究」のイメージが変わったという生徒が多くいました。 

 また、テーマ設定のポイントについて、「5W1H」を意識することや、「なぜ」を問い続けることなど、具体的なアドバイスをいただきました。今後の探究活動につながる、貴重な気づきや学びを得ることができました。

〈生徒の感想〉

・自分も何か人前で発表するとなった時、テーマ設定にとても悩んだ記憶があります。テーマを決めたとしても、うまく課題に辿りつけなかったり、余計なことを書いてしまったり、分かりきっているようなことばかり書いて、失敗してしまいました。問いを立てる時には、今回学んだことを手がかりに考えていきたいと思います。

・講師の方がおっしゃっていた、「探究を課題としてやらない」という言葉がとても印象に残りました。普段、探究課題などをただの課題として見ていて、「気になる」という思いで見たことはありませんでした。今回の講義では、自ら探究する姿勢が大切だということに気づくことができました。この経験を、今後に生かしていきたいです。

 ・当たり前のことを探究しても面白くないので、誰も考えたことがないテーマを探究するのが楽しそうだと思いました。疑問に思ったことから仮説を立てて発展していく過程を通して、自分自身の興味関心と向き合っていきたいです。


 

 今後は、グループに分かれて課題やテーマを設定し、いよいよ探究活動が本格化します。今回のお話を生かし、「探究」の目的を達成できるような有意義な活動となることを期待します。

1年次甲斐たいむ「SDGs講演会」

 6月7日の1年次の「甲斐たいむ」は、石巻で活躍されているNPO団体の方々をお招きしました。団体の方々から、「NPOを設立しようと思ったきっかけ」、「実際の取り組み」、「SDGs17の目標との関係」、「高校生に期待すること」などを話していただきました。生徒たちは自分の身近なことに引きつけてお話を聞き、大いに刺激を受けていました。

 

〈生徒の感想〉

・自分の行動一つで何かが変わるかもしれないということを深く実感しました。17の目標がありますが、自分が直接関われる問題とそうでない問題があるので、どんな形であっても誰かのために動こうとする気持ちが大切だと思いました。地域全体で何かを成し遂げるということは本当に難しいと思うけれど、様々な社会参加の方法があると思うので、最も良いと感じた方法で貢献したいです。

 

・自分がやりたいことを実際にやることは勇気がいることだと思います。気合だけでは乗り切れないことが多い中で、自分の意思を行動に移す方々に憧れを抱きました。

 

・団体の方々は、私たちが着目している目標をさらに具体的に考え実践されていました。「高校生に期待すること」では、地域の防災訓練への参加や、ボランティア活動への参加などが多く挙がっていたので、時間を見つけてそのような活動に取り組みたいと思いました。

 

・どの団体も、一つの問題に取り組むだけでなく、その一つの問題からつながりを見つけて複数の問題に取り組み、目標達成に向けて活動しているのが素敵だなと思いました。今後のSDGs探究活動でも、周りの人の話や考えを基に自分の考えを深め、その考えから自分はどの問題について考えていくのかを決めていこうと思いました。

 

・たくさんの地域の課題や活動を知ることができて良かったです。全ての団体に共通していたのは、「地域、周りの人との協力」でした。「一人では課題を解決することはできない」というお話が印象に残っています。今回学んだことを自分の周りの人たちに伝えていく必要があるので、どんどん伝えていきたいなと思いました。

 

「身近に潜む地域の課題」や、「自分たちにできること」を考える、貴重な機会になりました。今回いただいたお話を、今後のSDGs探究活動の課題設定にも生かしていきましょう。

 6月7日にご協力いたただきました団体は次のとおりです(敬称略)。ありがとうございました。

①日和山カフェ ②やっぺす ③Switch(石巻NOTE) ④にじいろクレヨン ⑤移動支援(Rera) ⑥一歩を楽しむ石巻 ⑦石巻キャリア教育推進ネット ⑧こども∞感ぱにー ⑨石巻観光ボランティア協会  ⑩子どもにやさしいまちづくり ⑪りとりーと ⑫フードバンクいしのまき ⑬石巻震災伝承の会 ⑭Hito Reha  ⑮フィッシャーマンジャパン

2年次甲斐たいむ「研究テーマを考える④」

 6月7日の2年次「甲斐たいむ」は、「テーマを考える」の4回目。分野別課題研究のテーマ作成もいよいよ大詰めです。iPadでの検索作業もだいぶ慣れてきました。図書室にも積極的に移動し、早くもグループで協力して情報収集している人たちもいました。テーマが決まった人は、ワークシートとGoogleフォームで提出しました。

 

3年次甲斐たいむ「進路別ガイダンス」

 5月24日(水)の3年次甲斐たいむでは「進路別ガイダンス」を行いました。大学・短大、専門学校等、進学希望者は、各校の入試担当者等から学校や学部の情報、入試結果、傾向や対策、学費 や就職状況等について幅広く説明を、公務員志望の生徒は採用結果や採用予定の傾向を、それぞれ聴きました。民間就職希望生徒も求人票の見方、履歴書の書き方指導を受けました。講義形式、個別相談、オンラインなど様々な形態で行われましたが、どの会場でも熱心に聴き入る姿が見られました。いよいよ進路希望実現に向けて本番を迎えます。今回のガイダンスで得たことをぜひ、今後に生かしてほしいと思います。

 

1年次甲斐たいむ「SDGs探究活動ガイダンス」

 5月24日の1年次の「甲斐たいむ」は、「SDGs探究活動ガイダンス」を行いました。担当の先生から、「SDGs17の目標」、「今後のSDGs探究活動のスケジュール」について説明があり、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

〈生徒の感想〉

 「「SDGs17の目標」が設定された理由について考える機会になりました。SDGsの主人公は「みんな」ということで、一人でも意識が変われば連鎖的に周りに広がっていき、地域、国、地球と大規模なものも変えていけるかもしれないと考えました。」

 

「自分一人が変わったところでいいとは思わず、何か他人に与える影響があるかもしれないという考えを多くの人が持つことで課題解決につながると思うので、発信力を身に付けていきたいと思いました。」

 次回の「甲斐たいむ」では、石巻で活躍されているNPO団体の方々からお話を伺います。積極的な姿勢で、より多くのことを吸収しましょう!

 

 

1年次「甲斐たいむ」自己分析発表会

 5月17日の1年次の「甲斐たいむ」は、各教室で自己分析発表会を行いました。「今年1年間でやるべきこと(目標)」を、クラスメイト全員の前で発表しました。主に学習面・部活面・生活面での目標を共有し、生徒同士で良い刺激となった様子でした。将来、自分自身がどのような人生・生活を送りたいか想像し、そのためには今何ができるか、何をすべきか、精一杯考えて行動に移しましょう。

2年次甲斐たいむ「続・研究テーマを考える」

 5月24日の2年次の「甲斐たいむ」は、前回のレクチャーを踏まえて、分野別課題研究のテーマ作成を進めました。各自が興味を持ったキーワードについて、iPadで検索して調べる人、図書室に行って関係のある本を探す人、友人同士で情報交換する人など、アクティブに探究する姿が見られました。どんなテーマが出てくるのか楽しみです。

3年次甲斐たいむ「論文作成」

 5月17日(水)の3年次甲斐たいむでは、2年次から取り組んできた分野別課題研究の論文作成を行いました。ちょうど1年前に本格的にスタートした課題研究でしたが、テーマ・仮説設定、そして調査・研究を経てまとめ上げたものを3月、4月にポスター発表でその成果を披露し、さらに先日、これから課題研究に取り組む2年次に向けて助言を行いました。1年にわたる課題研究も論文作成でまとめとなります。

 今回は論文について説明を受けた後、全員で論文作成に取り掛かりました。皆、熱心に取り組んでいました。

 

2年次甲斐たいむ「研究テーマを考える」

 5月17日の2年次の「甲斐たいむ」は2年生全員が白梅ホールに集合し、分野別課題研究のテーマ設定についてレクチャーを聞きました。「よい研究テーマの条件」「やめた方がいいテーマ」などの話を聞いた後で、自分のマインドマップからキーワードをみつけて「問い」をつくる作業をしました。また、先行研究の情報を得るための「論文検索」については、図書館司書の先生から詳しい説明がありました。どんなテーマにしようか、みなさん真剣に悩んでいます。