平成27年度 日々是好文

凛と咲く白梅に見守られ離任式 

3月は人事異動の季節。
いくつもの別れを見続けてきた生徒昇降口脇の白梅が凛と咲き誇る中、今年度の退任式・離任式がおこなわれ、退任並びに転任される先生方が在校生と卒業生に別れを告げました。

 この日、退任式・離任式に臨んだ先生方は14名。
本校での思い出、生徒への励ましなどそれぞれの先生ならではのメッセージを生徒に残しました。
 これに対して、加藤生徒会長が一人ひとりの先生方に感謝の気持ちを述べるとともに、「私たちも先生方に教えていただいたことを胸に刻み頑張っていきます。期待していてください」と4月から新たな一歩を踏み出すことを誓いました。

 式後、転退職者の一人が心境を歌に詠みました。

「過ぎし日の 皆の息吹を 胸に抱き 去り行く春の 白き梅かな」

今年の春も、白梅は別れを静かに見守っていました。

この一年を締め括る修業式

 平成27年度修業式年が3月24日午前におこなわれ、この一年の学業を締め括りました。狩野校長は挨拶の中で、平成27年度を振り返り1・2年次生の成長を称賛するとともに、新年度の準備にあたり新しい目標を高々と掲げてほしいと語りました。

 修業式後、3月4日本校生徒会館2階で開催された米国高校生との交流会の報告が担当教諭よりあり、交流会の映像が紹介されました。

 この交流会は在日米国大使館の呼びかけでおこなわれたもので、ケネディー駐日米国大使が主催した詩のイベント(poetry program)で来日した米国高校生3名が大震災で被災した本校生16名と県内中高生らと詩を通じて交流しました。

 交流会のキーワードは「言葉の力」、言葉の力を信じて苦境を乗り越えることがねらいにある。戸惑っていた本校生も震災時の気持ちを英語でスピーチするなど、苦境を乗り越えた言葉を通じて米国高校生との関係性を深めて期待以上の交流となりました。

 報告の中では、ケネディー駐日米国大使の礼状も披露され、生徒は英文の礼状に食い入るように目を通していました。

レベルアップした分野別課題研究発表

2年次生が総合的な学習の時間「甲斐ある人といわれたいむ」の中で取り組んできた分野別課題研究の全体発表会が、1・2年次生全員が参加した体育館で開かれました。

発表は13分野に及び、2月下旬に選出された各代表者13名が、約半年間積み重ねてきた研究の成果をスライドで発表しました。 

発表の最後には、テーマ設定段階から指導助言等をいただいてきた石巻専修大学の吉原章教授、木村民男教授、大谷尚文教授の3氏があらためて研究者の視点で講評をおこないました。

 

  審査の結果、教育・保育分野代表千葉萌さんが発表した「石巻市に待機児童がいるのはなぜだ!」が、研究内容の具体性と聴衆を引き付ける発表方法が高く評価され、最優秀賞に輝きました。

受賞後、千葉萌さんは「研究内容を分かりやすく伝えられるように工夫した甲斐がありました。今回の研究を活かして様々なことに挑戦したい」と発表を振り返り、満面の笑みを表していました。

雅楽器を演奏体験した音楽Ⅰ特別授業

 雅楽器を演奏体験する音楽Ⅰ特別授業が2日間おこなわれました。
 昨年同様に橋渡し役を果たした石巻支援三七会を、本校同窓会関東支部が全面的に支援する形で実現した出前授業となりました。
 講師も昨年同様に、石川高さんに「笙」(しょう)、中村香奈子さんに「龍笛」(りゅうてき)、中村仁美さんに「篳篥」(ひちりき)をそれぞれご指導いただきました。

 講師の奏でる音色を聴き比べたのち雅楽器ごとに分かれ、講師の直接指導を受けながら『越殿楽』の演奏を重ねました。初めて篳篥を手にした生徒は「不思議な感じ。小っちゃいのに力強い音がでる」と感じ入っていました。
 最初は苦労したものの、最後の合奏では講師の好評を得て、生徒は思わずニンマリとしていました。

 さらには『嘉辰』の朗詠にもチャレンジ。生徒は講師の伴奏に合わせて漢詩を微妙な抑揚で歌い上げ伝統音楽を全身で体感していました。

 午後には、石巻支援三七会及び本校同窓会関東支部のコラボで雅楽鑑賞会が開催され、1・2年次生は講師の合奏に聴き入り、平安人に思いを馳せていました。

卒業式 3年次生185名が学び舎に別れを告げる

 平成27年度卒業証書授与式が3月1日、体育館でおこなわれ、3年次185名が学び舎に別れを告げました。雪による交通渋滞の影響で式が45分遅れではじまりました。クラスごと各担任が卒業生一人ひとりを呼名した後、狩野校長がクラス代表者に卒業証書を手渡しました。

 校長式辞に続いて、生徒会長加藤皓さんが送辞の中で「先輩方が受け継ぎ築き上げてきた伝統を確かに受け継ぎ、先輩方が母校を誇れるように、この好文館をさらに輝かせていく」と決意を述べました。

 これに対して卒業生を代表して前生徒会長髙橋倫平さんが「君たちなら、きっと大丈夫。この好文をもっと楽しく、笑顔にしてください。最後の約束です。今まで本当ありがとう。そして頑張れ」と在校生にエールを送るとともに、「もうすぐ今日が終わる。やり残したことはないかと考えればきりがない。しかし、私たちは前へ、また一歩前へ歩まなければならない。この先は決して平らな道ではない。けれどきっと大丈夫。私たちには過ごした3年間がある。挫けそうな時は思い出す。この校舎を、この仲間を、この好文館を」と仲間との友情と母校への誇りを新たにして学び舎に別れを告げました。

はじめての予餞会

1・2年次生が卒業する2年次生の活躍を讃え、3 年次生に感謝の気持ちを伝えるはじめての予餞会が2月26日、体育館で開かれました。

 生徒会が生徒会活動に貢献した3年次生やクラス活動に寄与した3年次生に独自の基準で感謝状を贈呈、さらに記念品として生徒会特製のオリジナルクッキーを3年次生全員に感謝の気持ちを込めてプレゼントしました。続いて、全校生徒で3年次生の3年間の高校生活を映像で振り返り、お世話になった転任者からのメッセージもあり次々と歓声を上げながら思い出を辿っていました。最後には音楽部の合唱とチェアリーディング部の演技で3年次生を送り出しました。

 

 終了後、はじめて企画運営した生徒会長加藤皓さんは「無事に終わり、ホッとしています。3年次の先輩方から『良かった』の声を多くいただき、企画運営した甲斐がありました」と顔をほころばせていました。 

石巻専修大学と連携に関する覚書締結

 本校と石巻専修大学との連携に関する覚書締結式が2月23日、石巻専修大学会議室で開かれ、狩野校長と坂田学長との間で覚書が取り交わされました。本校では、年間通じた石巻専修大学との連携・協力により教育活動を展開しており、この覚書締結で一層の連携協力関係が築かれることになります。

 調印後、坂田学長は挨拶の中で「本学は石巻好文館高校と様々な交流を重ねており、現在の『甲斐たいむ』においてはユニークな交流がおこなっています。覚書となっていますが、協定に準ずるものとして重く受け止め、今後も幅広い分野で交流が深まることを期待したい」と覚書締結の意義を強調されました。

 本校では、石巻専修大学を会場に1年次大学見学や3年次校外学習会を実施しているだけでなく、2年次生は「甲斐たいむ(総合的な学習の時間)」の分野別課題研究において石巻専修大学の先生方の直接指導を受けながら個別の課題研究を進めてきております。

幼稚園児 今年も本校で避難訓練

 訓練では、授業を通じて園児と交流があった3年次家庭選択生徒が幼稚園職員に引率された園児の列に途中から加わり、園児らと手を繋いで第2体育館(賢友館)2階に誘導しました。

 園児を誘導した生徒は「普段と違う表情で緊張している様子。でも “おはし”のルールを守って行動していた。」「私たちにとって普通の階段が年少組には大変な高さということにあらためて気づいた」などと園児が見せる普段と違う姿に多くのことを学んでいました。

1・2年次生 センターチャレンジに挑む

 1・2年次生120名がセンター試験2日目の1月17日午後、本校において前日センター試験で出題された国語と英語(リスニングを含む)の各問題をセンターチャレンジとして受験しました。

 このセンターチャレンジは1・2年次生の腕試しと進路意識喚起を目的にセンター試験の日程に合わせて毎年、実施している本校独自の取り組み。受験した2年次生は「予想されている平均点に届かなかった。志望校目指してさらに頑張りたい」と気を引き締めていました。明日18日の放課後には、17日に実施された数学の問題に立ち向かいます。

センター試験 雪模様の中ではじまる

大学入試センター試験が1月16日から2日間の日程で始まりました。この冬はじめての雪模様の中、会場となった石巻専修大学には最初の試験科目である地理歴史・公民受験者が午前8時前から姿を見せはじめ、各高校の先生方に出迎えられていました。

 本校生は出迎えた狩野校長はじめ3年次関係の先生方と元気に挨拶を交わした後、暖房が入った控室の食堂に足を運んでいました。食堂で教科書に目を通していた本校生は「さほど緊張 していません。いつもと同じ気持ちで問題に向き合います」と落ち着いて話していました。

 

 

 1日目最初の試験科目地理歴史・公民は午前9時30分から開始され、本校生19名が先陣を切って試験科目に挑みました。1日目の試験はこのあと、国語、外国語と続き午後6時10分に終了することになります。