甲斐たいむ活動報告

2016年6月の記事一覧

3年次甲斐たいむ~ディベートを実践しました!

6月22日5校時,初めてのディベートを行いました。テーマは「優先席は必要である」「ボランティア教育を義務化すべきである」です。

 最初は緊張してぎくしゃくしていた様子もありましたが,次第に慣れてきて「なるほど」と感じさせる意見も出ました。ボランティアや教育の定義を示したり,インターネットで調べた『優先席に座るか?』というアンケートの結果を提示したりするなど,自分の主張を裏付けるための根拠を事前に準備するチームもあり,議論が盛り上がりました。

 ディベートではどちらの意見がより論理的で納得できたのかを基準に判定を出します。今回の判定では,「(優先席があると)妊婦や高齢者の負担が混雑のとき少なくなるという意見が優先席の意義をわかりやすく示していて納得できた」「ボランティア教育(義務化)はボランティアに対する教育を学ぶことを義務化しているだけでボランティアは自らやるものということが変わるわけではないという意見に納得した」などが出ました。ジャッジの判定により選ばれた意見が「正しい」「優れている」というわけではありません。肯定側・否定側の両方の意見を聞いて,自分の考えを深めていきましょう。

 次回は6月29日,テーマは「原子力発電所は再稼働すべきである」「少年法適用を18歳未満に引き下げるべきである」です。どちらも世間で話題となっている社会問題です。自分の意見を持つためには,テーマについて事前に現状や背景を調べておかなければいけません。どんな議論が展開されるのか,結果は次週報告します!

3年次甲斐たいむ~テーマは「自己実現研究」

3年次生にとって一番の話題は進路達成です。目指す進路を実現するために,3年次の甲斐たいむでは発展的対話力・論理的思考力・論理的文章作成能力を高めることを目標に活動を行っていきます。

 4月12日に行われた最初の活動は「自分の考えをわかりやすく相手に伝える方法を学ぶ」でした。相手を納得させるには<自分の主張→理由・根拠→自分の主張>の順で話すこと,具体例を示して論理的に説明することです。実際に「日本人の朝食に適しているのはご飯かパンか」について,グループで意見交換をしました。圧倒的に「ご飯」派が多い結果となりました。

 4月13日・20日の2回にわたって,テーマの賛否について自分の意見とその根拠を発表する活動を行いました。与えられたテーマについて,賛成か反対か自分の立場を明確にしてその根拠を発表しました。

1回目は「一人っ子は得である」がテーマでした。それぞれの立場から挙がった理由は,

賛成「経済的な負担が少ない」「兄弟と比べられることがない」

「親と接する時間が多くなる」   など

反対「寂しく感じることがある」「(兄弟がいると)何かあったときに助け合える」

「同じ目線で話してくれる人がいない」   など

でした。

2回目のテーマは「ゴミの有料化」でした。前回に比べて社会的な問題がテーマであり,意見も分かれました。

「私はゴミの有料化について賛成だ。その理由は2つある。1つめは,有料化をするというルールのおかげで今までリサイクルや分別をしてこなかった人たちも取り組むようになるからだ。(中略)しかし,問題もたくさんある。ポイ捨てなどを掃除したときには誰がお金を払うのかなどである。こうした問題が起こらないように解決策を考えなければいけないが,ゴミを減らしきれいな社会を作るためにも私はゴミの有料化について賛成である。」

「私は、ゴミの有料化について反対だ。理由は2つある。(中略)2つめは不法投棄が増えてしまうということだ。料金を支払うことが今までなかった分,それから逃げようと考える人が出てきてしまうと思う。不法投棄をすれば,環境に悪影響が出てきてしまう。」

どちらの意見にも良い面と悪い面があります。賛否どちらの意見を聞いても納得できるものでした。賛成・反対両方の意見を聞くことで自分の意見とは逆の考えを知ることができます。逆の立場を知ることは自分の考えを深めることにつながります。小論文を書くときにも役立つので活用していきましょう。

 そして,3年次甲斐たいむのメインは「ディベート」です。賛成側・反対側に分かれて議論を交わします。5月18日にガイダンスを行い,担任・副担任の先生が模擬ディベートを実践しました。実際にやってみて,決められた時間内で意見をまとめ発表するためには,事前に自分の立場について意見を考えておくこと,相手側の発言した内容をしっかりと聞き取りメモをすることが重要だと感じました。次回の甲斐たいむではいよいよ「ディベート」に挑戦します!6月22日,1回目のテーマは「優先席は必要である」「ボランティア教育を義務化すべきである」です。さて,結果はどうなるでしょうか?

2年次甲斐たいむ、「分野別課題研究」スタート!!

2年次は、1年次の「在り方生き方研究」で学んだ内容を基に、自分の興味関心のある学問領域を研究して、「分野別課題研究」という名の基で「甲斐ある人」を目指して学んでいきます。

4・5月に実施した甲斐たいむの内容を紹介します。

4月13日の第1回甲斐たいむでは、「研究とは何か?」について学びました。生徒の多くは普段の学校での「学習」と「研究」との違いを知るきっかけとなっていました。

4月の後半は自分の興味のある分野を調べて、その分野が学べる大学を見つける活動や、小論文を読んで内容をまとめる活動を行いました。生徒たちは、自分の進路実現に向けて真剣に取り組んでいる様子が伺えました。

5月の甲斐たいむは、3年次に必要な科目を各自の進路先と照らしながら選択する活動を実施しました。生徒たちは本気で進路達成に向けて、最適な科目選択になるように積極的に先生方に相談していました。

そして6月は、7月に行く東北大学オープンキャンパスに向けての計画や夏休み以降から始まる自分の興味関心のある学問領域を研究する「個人研究」のガイダンスがあります。

今後も、生徒たちが自発的に進路実現へ向けて活動していき、「甲斐ある人」へ成長していく姿が楽しみです。

1年次の甲斐たいむ、「自己発見研究」からスタート!!!

一年次は、「在り方生き方研究」の名の下に、本校の校是にある「甲斐ある人」を目指し、自分自身のあるべき姿、人生に臨む態度やその方法を、学び、身につけていきます。

 4,5月の1年次・甲斐たいむを、生徒の言葉とともに振り返ります。

 4月13日の第1回甲斐たいむは、オリエンテーション。その初日から、早速グループワークを行いました。この日のテーマは、「高校生活での目標と、そのために努力すること」。各自1分間の時間を与えられ、グループ内でのスピーチに取り組みました。入学後数日しか経っていないクラスメートとのグループワークは、多少の恥ずかしさと緊張があったようですが、次第に打ち解け、お互いの考えに拍手を送り合う姿も見られました。

「私の目標は、勉強と部活を両立させることです。そのために、毎日を大切に過ごせるよう、流されるような日々を送るのではなく、自分が確実に出来るような計画を立てて、こつこつ積み重ねていこうと思います。」

「できるだけ人と関わることで、価値観や考えの違いを知りたいです。また将来は心で向き合える人になりたいので、その人の一番素直な状態が見られるよう、まずは自分が素直でいられるようにしたいです。」

「今自分に出来ることを見つけて、1分1秒を無駄にせずに過ごしていくことが、3年間を充実させていくのに大切なことだと思います。」

「周りのみんなのために行動できるようになりたいです。今までは自分が優先で行動してきたけれど、社会に出るにあたって人のために役立つ人間になりたいと、「甲斐ある人と言はれなむ」を聞いて思いました。」

また、「この1年間の決意表明」を書きました。これは今年度の終わりに振り返る予定です。入学直後の、この熱い思いを忘れることなく、高校生活を充実させてほしいです。

「自分のハードルを常に下げず、甲斐たいむのような時間を大切にしていく。自分のプラスになることに取り組んでいきたいです。」

「自分のことや地域のこと、社会のことについて学び、将来に生かせるような力を少しでも身につける。」

「自分自身としっかりと向き合い、やりたいことや目標を見つける。積極的に人と関わって、いろいろな人の長所を見つける。」

「自分の夢を出来るだけ明確に決め、自分の考えや感情などを、素直に筋道立てて、周りの人に自信を持って言えるようになりたいです。」

 4月の後半には、2回にわたって「自己分析」を行いました。「何になるか」「どう生きるか」を考えるためには、自分自身を客観的に把握することが必要です。高校入学までの自分自身を振り返り、プラスの経験を数多く思い出すことから、自分の長所を探し出します。また、自分が大切にしていることや興味関心など、現在の自分の内面を理解することも通して、「自分の目標」をまとめました。2時間目には、その「自分の目標」をグループで、さらにはクラスの前で発表しました。他の人の意見を聞くことで新たな視点を得たり、他の人に自分の意見を伝えることで自分の頭の中を整理したりすることが出来ます。

人前で話すチャンスがなかなかない生徒にとっては、甲斐たいむの時間は成長の機会になることでしょう。

「私は、小さい子でもお年寄りの方でも楽しく使え、役に立つモノを作る仕事に就きたいです。そのためには、色彩の勉強や心理学の勉強など、たくさんの勉強も必要ですが、一番大切なのは自分から行動していくことだと思います。だから、この高校生活3年間は何事も積極的に全力で取り組み、後悔のないものにしていきたいと考えています。そして自分だけで行動するのではなく、周りと協力して楽しく充実した生活にしていきたいです。」

「私は具体的な夢を、高校3年間で見つけたいです。そのためには、好きなことだけでなく、苦手なこと、得意としないことも積極的に取り組みたいです。例えば、数学の予習・復習は大嫌いだし、やりたくないですが、自分の将来のために今からきちんと学んでいきたいです。まだどんな職業に就くか決めていない分、やりたい職業に就けないようなことにはなりたくないです。」

そして6月は、「社会人講話」。様々な立場で活躍されている社会人の方々を招き、その職に就くまでにどのようなことを学び、身につけてきたか、その職のやりがいは何か、など、これから先に控える進路選択の糧にします。

5月の甲斐たいむの中で、18人のバリエーション豊富な講師陣の中から、どの講話を聴講するかを決めているところです。6月22日実施の社会人講話で、生徒がどのように変化していくのか。今から楽しみです!