創立110周年記念式典

 9月14日(水)13:00より,本校講堂にて,創立110周年記念式典が行われました。宮城県高等学校長会会長,歴代校長をはじめとした来賓,学校評議員,同窓会,父母教師会の方々の臨席のもと,全校生徒,職員一同で110年の歴史を祝い,新たな一歩を踏み出すことができました。

 式典前には,同窓会から学校へ一文字幕と袖幕が贈呈され,講堂のステージ上に,白梅の刺繍の映える紫紺の幕が披露されました。

 記念式典では,髙橋実行委員会会長と加賀谷校長が,明治44年9月14日,石巻町立石巻実科高等女学校の認可以来の歴史について振り返り,学徒勤労動員された先輩たちの記した『娘たちのネービー・ブルー』を紹介しました。髙橋会長は,校名の由来となった十訓抄の「好文木すなわち梅」について触れ,「学問を志す若者の集う場所に,新たな紅梅と白梅,ツツジを植樹しました。これからの歴史をつくるのは在校生の皆さんです。」とメッセージをくださいました。また,加賀谷校長からは,「本質を見極める力,原点回帰,創造性,助け合いの心を持って,今社会でなすべき使命を見つけるために,歩みを止めずに真っ直ぐ未来に向かって進んで欲しい。」とのメッセージをいただきました。さらに,髙橋実行委員会会長へ感謝状が贈呈され,宮城県高等学校長会会長から祝辞をいただきました。続いて,生徒会長の中村さんが「歴史と伝統を大事にすることはもちろん,より良い好文館を創る努力を全員が続けたい」との決意を話しました。

 式典に続いて,「雄勝町伊達の黒船太鼓保存会」によるアトラクションがあり,太鼓演奏が披露されました。昭和,平成卒業の先輩2人を含めた皆様の力強い演奏に,会場一同,新たな歴史を作る意欲がわきました。十年後,二十年後,これからの好文館にどうぞご期待下さい。