令和元年度芸術鑑賞が行われました。

10月9日(水)午後,本校体育館で劇団銅鑼の「いのちの花」公演が行われ全校生徒が鑑賞しました。劇団のパンフレットに従い,あらすじを紹介します。
                                                   

                                       「劇団銅鑼」提供


 『青森県立三本木農業高校。その敷地面積は,東京ドーム11個分!
 その広い広い大地と青空の下,希望に胸を膨らませて動物科学科に
 入学したマナミたち。1年目は寮生活。可愛い制服を着ることもなく,
 毎日作業着で,早朝から糞の臭いにやられながらも家畜たちの世話に励む日々。
 そして,東日本大震災
 ある日,見学に訪れた動物愛護センターで,殺処分された動物たちの骨が
 「ゴミ」として捨てられていることを知る。
 自分たちにできることはないだろうか?疾走する5人の女子高校生の真実の物語。』
 
 非常に難しいテーマを抱えながらも,女子高生が家畜の世話に真剣に取り組む姿にユーモアも交ぜながらいきいきとした姿が演じられました。その中で家畜,ペット,そして人間にもつながる「生命の重さ」への問い。行動。感動。
 休憩なしの約100分の公演でしたが,真剣な鑑賞態度でした。公演後の片付け,シート撤去も図書委員,ボランティア,体育館使用の運動部員が一生懸命取り組み,予定時刻よりかなり早く復元を完了しました。
 
感想文の一部
「今までたくさん殺処分の話を聞いてきて,かわいそうとか信じられないとか思っていたけれど,今日の演劇を見て,自分にも何かできることはないのかなという考えに変わりました。いのちに対しての考え方がより深まり,これから生きていく上でもっともっといのちに感謝していこうと思いました。」(1年)

「鑑賞して,改めていのちの大切さを知りました。殺処分を受けて,骨になった動物がゴミとして扱われると聞いたときはびっくりしました。それを聞いて命は一番大事だということを学びました。軽々と殺されていい命はないということも教わりました。自分がもし動物を飼ったりしたら,大事に育てて愛情を注いであげたいなあと思いました。」(2年)

「この演劇を見て,人間の行動が動物の命と関わっていることを学びました。人間の無責任な行動が動物を傷つけているので,1つ1つのことに責任を持つことが大切だと思いました。」(3年)

 

                  図書委員長からの御礼の挨拶と花束贈呈