防災週間(2) 避難訓練と防災講話を行いました。

 防災週間3日目。5時間目に避難訓練・6時間目に防災講話を行いました。
 5時間目の避難訓練では、地震発生直後の安全確保、校庭への一次避難、そして大津波警報が発令された想定で校舎への二次避難を行いました。放送設備が使えない設定で行われ、生徒たちは教員の指示に従い、真剣に素早く行動していました。

 6時間目は、石巻復興支援ネットワーク様、若石サロン足療夢様から、それぞれ講師の方をお招きして、「防災やっぺす」という題で講話をいただきました。

 まず、「避難所での感染対策」というテーマで、避難所が設置された場合の手指消毒の必要性や、居住区域の確保の注意点についてお話をいただきました。また衛生的な環境を維持するためには土足をしないことが大切であるということから、「新聞紙スリッパ」の作り方を学びました。「震災の時、避難所で靴を脱いだ時にとても寒かった」という実体験をもとに工夫された「新聞紙スリッパ」について説明を受けた後、全校生徒で実際に作ってみました。初めて作った新聞紙スリッパは想像以上にしっかりしていて、生徒たちはその履き心地を試していました。万が一避難所で生活をしなければならなくなったとき、「誰かが何かをやってくれるだろう」という姿勢でいるのではなく、「自分ができることをやろう」という姿勢でいることが必要だと教えていただきました。「新聞紙スリッパ」はまさに、生徒自身が避難所の環境整備のために活用できる知識になったと思います。

 

 続いて、エコノミークラス症候群を予防する手段として、マッサージの仕方を教えていただきました。東日本大震災だけでなく、昨年起こった熊本地震で、車内で避難生活を送っていた人がエコノミークラス症候群で亡くなったというのは、生徒にとっても記憶に新しい情報だったと思います。講師の先生からは「ふくらはぎは第二の心臓である」という視点から、ひざの裏、足首、ふくらはぎへとマッサージをすることで、血流をよくする方法を教えていただきました。自分のできる範囲で周囲に手を差し伸べることで、助けられる命があるということ、そして「頑張ろうね」という言葉やマッサージをする温かい手が、弱い人たちに力を与えるのだということは、被災時だけに当てはまるものでなく、日常生活にも通じることとして、生徒の心に響いたのではないでしょうか。

 最後に、備えの重要性についてお話をいただきました。ご自身の経験に基づく「自助」「共助」「公助」の説明の中で、まずは自分で自分の命を守るために知識や物を備えておこうというお話をいただきました。物を準備する際には、家に備えておくものと日常的に持ち歩くものの両面から、防災用品を準備するとよいということです。災害に備えるものとしては食べ物に焦点が当てられがちですが、除菌ジェルやマウスウォッシュのように衛生面を保つものや、アロマオイルを含ませたマスクのように自分の心を落ち着かせることができるものを準備することの必要性も教えていただきました。さらにご自身の防災用ポーチの中身を紹介していただき、具体的な使用場面や目的とともに、防災グッズの紹介をしていただきました。「備えろと言われても、何を備えればいいか分からない」という生徒にとっても大変わかりやすく、お家の方とともに各家庭における防災備蓄品を再確認する良いきっかけになるのではないかと思います。