【甲斐ある人】本校水泳部が日本選手権に出場!!

 私と同世代の選手たちは、みんな同じ様な苦悩を味わっていることを知りました。辛い中、頑張っているのは自分だけではないんだということを改めて感じさせられた試合でした。
 

 4月7日~12日に東京辰巳国際水泳場で開催された第91回日本選手権水泳競技に本校女子水泳部が100mと50m背泳ぎに出場しました。この大会は世界選手権の代表選考会を兼ねている大会で、日本のトップスイマーが集まる日本最高峰の試合です。この大会前に開かれたジュニアオリンピックカップの50m背泳ぎで、見事「全国優勝」を成し遂げての参加です。今後の活躍に期待しましょう。
河野優美さん(2年 石巻市立石巻中学校出身)

 私は、今年の春休みまでに東京で開催された「全国ジュニアオリンピックカップ(JOC)」と「日本選手権」のふたつの全国大会に出場しました。競泳にとって重要な夏のシーズンを無事に終えたことにより少し気が抜けてしまったのか、オフシーズンに入った冬の段階でスランプに陥り、なかなかタイムが上がらない状態が続きました。スランプに陥ったことで、練習に対する気持ちもあまり入らず、思うように動かない体にいらだちを感じることや悔やむことが多くなりました。それでも、まわりの配慮やアドバイスなどを受けながら練習を重ねましたが、結局調子の上がらないまま、一つ目の全国ジュニアオリンピックカップの日を迎えました。

 『練習は嘘をつかない』 長い間競泳を続けてきた私は、その意味をずっと感じ続けてきたので、今回の大会は満足な練習ができず、よい結果など期待できるはずもありませんでした。しかし、せっかく参加するのだから、今の自分にどれだけできるのかを把握する大会にしようと思い、とにかく最大限の力を出すことだけに集中して泳ぎました。200m、100m、50mの背泳ぎに出場し、200mは予選敗退、100mは決勝8位という残念な結果に終わりましたが、50mだけは予想に反して優勝することができました。もともと得意な種目であり、大会前の練習が不調だったので、余計なことを考えず自分に向き合い集中できたことがよい結果につながったのではないかと思います。

 

 喜びに浸る間もなく1週間後には日本選手権が開催されました。この大会は世界選手権の代表選考会を兼ねているので、各種目の一流選手も出場する大きな大会でしたが、今の自分の調子が大きく好転するはずもなく、やはり前回のJOC同様に持てる力を最大限に発揮することを目標に臨みました。初めてこの大会に出場しましたが、これまでの大会とは雰囲気がまるで違っていて、メディアなどのマスコミや観客も多く、規模や注目度などすべてにおいてレベルの高さを感じました。予選では世界選手権代表となった赤瀬選手のとなりのコースを泳ぐこととなり、その速さに驚かされましたが大変貴重な経験をすることができました。結果は100m背泳ぎ27位、50m背泳ぎでは自己のベストタイムを更新し18位になることができました。調子が悪いなりに自分としては頑張れたのではないかと思いました。

 今回のふたつの全国大会に出場し、大会で顔を合わせた同世代の選手たちと話をして、みんな同じような苦悩を味わっていることを知りました。辛い思いや頑張っているのは自分だけではないんだということをあらためて感じさせられた試合でした。それと同時に、夏に向けてもう少し頑張ろうと思えました。これまでと同じ気持ちのまま、ただ何となく練習していては時間を無駄にしているだけなので、ひとつひとつの練習を集中して取り組み、特に弱点であるプル(手のかき)の強化を課題に取り組んでいます。

 今年の夏は自分にとっても大切なシーズンになります。インターハイの決勝で泳ぐことを目標に据え、言い訳や後悔をしないシーズンにするために、今まで以上に練習に励みたいと思います。そして将来、赤瀬選手のように世界で通用する選手に成長したいです。