【甲斐ある人】本校吹奏楽部が甲子園開会式で演奏!!

 客席から聞こえる拍手や歓声で吹いていてとても楽しかったです。招待してくれたことへの感謝の気持ちと東北の皆さんを元気づける思いで、明るく元気な演奏を精一杯してきました。
 

本校の吹奏楽部2名が8月6日に行われた甲子園の開会式で、東日本大震災で被災した東北3県の宮城県代表として招待され、大阪府の高校の吹奏楽部員と一緒に演奏してきました。高校野球100年を記念する盛大な特別な雰囲気の中で、とても貴重な経験をして、さまざまなことを学びました。

草刈咲樹さん(1年 石巻市立蛇田中学校出身)

 私は8月6日に阪神甲子園球場で行われた第97回全国高校野球選手権大会開会式に、東日本大震災で被災した東北3県の吹奏楽部の代表として参加してきました。高校野球100年の夏の甲子園で、大阪府26校の高校吹奏楽部員約150人と一緒に演奏しました。

 出発前、私はできることをすべてやりきって大舞台での演奏を楽しみたいという意気込みで練習しました。初日と最終日は移動で、2日目は合同練習、3日目はリハーサル、4日目が本番というスケジュールだったので、現地では個人練習をする時間がなく、出発までは意気込み通り、できる限り密度の濃い練習を心がけました。一緒に演奏する大阪の生徒の多くは、全国レベルの学校から参加していたので、少しでも足を引っ張らない演奏をするために、一緒に参加する理蘭さんと二人で曲の細かいところまで徹底的に練習しました。

 練習日は、顔合わせをしてから合奏して私たちの入場行進の練習をしました。顔合わせの時点までは、どれだけすごいところに来たのか分かりませんでした。しかし、合奏が始まった瞬間に初めて合わせたとは思えないくらいまとまった演奏で、自分の音がすごく浮いて聞こえてきて、甲子園の吹奏楽隊のレベルの高さを実感しました。

 リハーサル日は、実際に選手も入場してきての演奏でした。予想以上に選手入場が長くて、さらに35度以上の暑さの中だったので、吹いていて頭が痛くなり苦しかったですが、何とか全部通すことができました。しかし、自分のイメージしたとおりの演奏はできませんでした。

 開会式当日は、会場についてすぐスタンバイしました。リハーサルで見た甲子園は客席がガラガラでしたが、本番はほぼ満席でした。独特の熱気の中、私たち吹奏楽部の行進から開会式が始まりました。客席から聞こえる拍手や歓声で吹いていてとても楽しかったです。招待してくれたことへの感謝の気持ちと東北の皆さんを元気づける思いで、明るく元気な演奏を精一杯してきました。

 今回、二度とできない貴重な体験ができてとてもうれしかったです。これから、マーチング大会やアンサンブルコンテストなど、一人一人の実力と責任感が必要とされる行事が続き、さらに来年度は先輩という立場にもなるので、甲子園で学んだ行進練習や大人数での音のまとめ方など、私たちしか伝えられないことを部活動に大いに活かして生きたいと思います。