甲斐たいむ活動報告

甲斐たいむ活動報告

2年次甲斐たいむ、「分野別課題研究・中間発表」実施!!

10月26日(水)5校時6校時の2時間で分野別課題研究の中間発表がありました。

短い期間での準備でしたが、生徒たちはインターネットや本で調べるだけでなく、各分野に詳しい人に話を聴いたり、昔と今の変化に関して数値で表現したりと工夫を凝らした研究発表をしている生徒もいました。

発表後は石巻専修大学からお越し頂いた先生方からご指導やアドバイスを頂き、生徒たちから「研究していて悩んでいた部分が解消されました。」・「先生方のアドバイスで今後の研究がはかどりそうです。」と言った感想を聴くことが出来ました。

今後は今回の発表で得た情報をまとめて、各自で設定したテーマ及び仮説を元に更に質の高い研究を進めていく予定です。

それぞれのテーマや仮説と向き合っていくことで、悩んだり考えたりすることかと思いますが、その経験が課題解決だけでなく、一人一人の今後の成長へと繋がっていくことを願っています。

1年次後半戦は、「ボランティア体験活動」!

1年次生「甲斐たいむ」の後半戦は、「ボランティア体験活動」です。生徒たちは、夏休み明けから11月のボランティア活動実施日に向けて、話し合いを中心とした準備を続けているところです。

8月末のガイダンスで、生徒は「好文館のボランティア体験活動」について学びました。東日本大震災で被害を受けた本校は、5年前より国内外から様々な支援をいただいています。それらの支援に対する感謝の念を行動に表わしたいという思いが、2012年から始まった、本校のボランティア体験活動のスタート地点です。さらに、校是「甲斐ある人(真心をもって、世のため人のために尽くす人)と言はれなむ」を実現することが大きな目的です。単なる体験にとどまることなく、様々な情報を収集し、他者と共同して計画を立て実践し、行ったことを整理・分析して表現するという一連の活動を行います。

どんなボランティア活動をするかを考えるために、各生徒は「今、身近で必要なボランティアは何か」というテーマで、自分の身近な人への聞き取り調査を行いました。今年度のボランティア体験活動で特に重視している点が、この「自分たちが、地域から求められていること」という視点です。「自分たちがしたいこと」「自分たちができること」「自分たちが求められていること」の3つの観点に基づき、生徒は自分たちが何をするかを考えていきます。生徒それぞれが調査した結果は、1年次生全員分をまとめた資料として、その後の話し合いに生かされました。

10月前半の2回の「甲斐たいむ」では、それぞれのグループがどこで何をするかを検討しました。生徒たちは「したいこと」「できること」に注目しがちで、「求められていること」という視点から活動内容を考えることが難しかったようです。しかし、年次担当の教員のアドバイスを受けながら、自分たちのボランティア体験活動のアイデアを少しずつ具体化しつつあります。

好文館のボランティア体験活動は、「ボランティア活動をすること」と同様に、「何をするか考えること、計画すること」を重視しています。生徒たちが協力しながら、頭を働かせ、自分たちの思いを形にできる方法を模索していくことで、主体性やコミュニケーションの力が育つと考えています。今年度で4回目を迎えるこの学習活動は、地域の皆様のご協力を得ながら、生徒たちの成長の場となっています。11月11日の実施日には、地域の各所にご迷惑をおかけいたしますが、将来この地域の力になる人材、「甲斐ある人」を育てるという趣旨をご理解の上、ご協力いただければ幸いです。

2年次甲斐たいむ、「大学教授出前講義」実施!!

9月14日(水)の午後から、石巻専修大学の各分野の教授の方々をお呼びして、1年次2年次を対象に出前講義を実施しました。

分野は【文学・語学】【歴史・文化・社会学】【芸術(音楽・美術)】【心理学】【教育・保育】【法学・政治】【経済・経営】【工学】【理学】【家政学】【医療(医歯薬・放射線)】【看護】の12分野に分かれ、2年次はこれから始まる「個人研究」に繋がる分野を受講して、1年次は現段階の興味関心がある分野を受講しました。

講義後、生徒たちに感想を聞いてみました。

【教育・保育】を受講した生徒

「現段階で強い意志があれば、教員になれる話をしてくれました。これから諦めずに自分がなりたい理想の大人、学校の先生になれるように自分の意思を持って必要なことを精一杯やっていきたいです。」

【看護】を受講した生徒

「研究する上での手順、テーマ設定の仕方に関して学べました。長い文章を起承転結で整理しまとめることも学べました。仮説を立てて、結論をしっかり出せるテーマをみつけ中身が詰まった研究をしていきたいです。」

今回の大学教授出前講義で得た知識や情報をこれからの甲斐たいむで有効活用するだけでなく、各自の進路達成に向けても生かしてほしいと思います。

2年次甲斐たいむ、「東北大学オープンキャンパス」行ってきました!!

7月26日(水)に総合的な学習の時間通称「甲斐たいむ」の一環として2年次全員で東北大学のオープンキャンパスへ行ってきました。

生徒たちは、夏休み明けから本格的に始動する分野別課題研究「個人研究」のテーマ設定ができるように各自の研究分野に関連する学部学科の講義に参加して情報収集していました。

普段過ごしている学校と違い、敷地の広さや建物の多さに驚きを感じ、また模擬講義や模擬実験では初めて聞く内容や初めて見る実験器具に興味や関心が高まっていました。

生徒たちの中から、「自分の進路と結びついている内容を聞くことができてとても良かった。」・「疑問に思っていた内容が解決されて、すっきりしました。」・「後期から始まる個人研究に結びつきそうな内容を聞くことができて有意義でした。」などの感想を聞くことができました。

この東北大学オープンキャンパスで得た情報をこの夏休み中に各自が整理して、後期の個人研究にうまく結びつけてほしいと思います。

3年次甲斐たいむ~ディベートを実践しました!2

6月29日5校時,2回目のディベートを行いました。
今回のテーマは「原子力発電所は再稼働すべきである」「少年法適用を18歳未満に引き下げるべきである。」です。前回に比べると社会的な内容になり,事前にどれだけ情報収集をしているかどうかが勝負となりました。

 原発再稼働については,肯定側の主張は「温室効果ガスが出ないので環境に優しい。」「発電効率が良い。」など原子力発電のメリットが上げられました。一方,否定側の主張は「使用済み核燃料の処分が難しい。」事故が起これば環境汚染が起こる。」など東日本大震災のあと特に問題になっているデメリットが上げられました。

 少年法適用年齢引き下げについては,肯定側から「未成年とはいえ罪を軽くするのはおかしい。」「重罪でも少年法によって罪が軽くなってしまい被害者側の家族はどうなるのか。」,否定側からは「実名報道となれば社会復帰が難しくなる。」という意見が出ました。

 どのチームも事前に調べてこのディベートに臨んだのですが,やはり質問されると言葉に詰まることもありました。ディベート終了後に書いた感想の中でも,「難しかった。」という声が多く見られました。
 さらに「事前に調べるか調べないかで主張の説得力が全然違うし,聞いている側も具体的な数値があるだけでより論理的だと感じた。」「主張するにも反論するにも,テーマの知識や現状が頭にないと発言できないと思った。」と,情報収集の重要性を再認識できたという感想もありました。

 2回のディベートを終えて,生徒が書いた感想の一部を紹介します。

 「人の数だけ意見があるのだと思った。素直に受け入れすぎるのも良くないが,まずは他の人の意見や考えを聞くべきだと思う。」

  「長々と述べるよりも簡潔に述べた方が相手に伝わりやすいと感じた。自分では気づかなかった意見もあり,いろいろな人の意見を聞くことで新しい発想が生まれた。」

  「事前に調べること,順番を決めて話すことが必要だと感じた。質問をするにもちゃんと相手の話を理解していなければいけないので,話す・聞く・考えることを同時に意識して行う良い機会だった。」

 文化祭も終わり,3年次は受験に向けて準備が本格化していきます。面接やグループディスカッション,小論文などで今回の甲斐たいむで学んだことを役立てていきましょう。

「人生の先輩からのメッセージを聞いて、これからの高校生活にどう臨むかを考える ~社会人講話を実施しました!」

6月22日、18講座、総勢19人の講師の先生をお招きして、1年次「甲斐たいむ」の前期一大イベント、「社会人講話」が行われました。現在、様々な場面で活躍されている「社会人」の皆さまからは、その仕事の内容ややりがい、苦労話はもちろん、高校時代や大学時代に何を考え、どのような学びをして、今に至っているのかを聞くことができました。中には本校OGの方もいらっしゃり、同じ学び舎で高校時代を過ごした先輩の話として、身近に感じることもできたようです。生徒はそれぞれ2つの講話を聴き、これからどのようにして高校生活へ臨んでいくかを考えることができました。

本校で学校事務としてご勤務の菅原惇也さんからは、高校時代に学校事務を志した理由や、仕事をしていて充実を感じること、大変なことなどをお話しいただきました。学校事務になるために、いつ頃からどのような勉強をしていたのかというお話は、学校事務になりたいと思っている生徒にとっては、大変貴重な情報だったと思います。また、学校の窓口として「日々元気で明るく、丁寧に」を心がけているという言葉からは、自らの職に対する真摯な姿勢が感じられました。最後には、「何事にも果敢にチャレンジしてほしい」「高校生活をエンジョイしてほしい」というメッセージをいただきました。

今回の甲斐TIMESでは、講師の先生からの感想をご紹介したいと思います。まずは、本校OGでもある吉田晴香さんの感想です。吉田さんは、以前本校で英語を教えていらっしゃいました。現在はNHK仙台放送局にご勤務で、夕方放送の「てれまさむね」にもご出演されています。

「一人ひとり、希望に満ちた瞳で、または少し不安そうな表情で、一生懸命に、じっと聞き入ってくれました。一年生のうちから、将来について真剣に考えようという姿勢が見え、それに応えようと私も熱くなってお話ししました。私にとっても、自分のこれまでを振り返り、仕事の志を再確認する大事な機会となりました。後輩の皆さんには、どんな道を選んでも、その仕事に誇りをもち、堂々と胸を張って歩んでいってほしいと思います。心から応援しています!」

次に、TBCの天気予報でおなじみ、「マサ君」こと佐藤正則さんです。仙台市内の大学に在学されている間に難関の「気象予報士」の資格を取得されました。穏やかな口ぶりの中に、強い信念が感じられるお話でした。

「去年に続いての講話でしたが、今年も生徒のみなさんは真剣な表情で耳を傾けてくれ、メモを取っていた様子がとても印象的でした。自分の高校生活を振り返ってみると、いろいろ経験しておけばよかったと思うことが数多くあり、不完全燃焼ともいえる3年間でした。長いようで短い高校生活、生徒のみなさんには悔いなく過ごしてもらいたいですし、今回の講話から少しでも自分の将来探しに役立つヒントを見付けてもらえたらと願っています。」

 

次回の甲斐TIMESでは、生徒からの感想をご紹介します!

 

 

 

3年次甲斐たいむ~ディベートを実践しました!

6月22日5校時,初めてのディベートを行いました。テーマは「優先席は必要である」「ボランティア教育を義務化すべきである」です。

 最初は緊張してぎくしゃくしていた様子もありましたが,次第に慣れてきて「なるほど」と感じさせる意見も出ました。ボランティアや教育の定義を示したり,インターネットで調べた『優先席に座るか?』というアンケートの結果を提示したりするなど,自分の主張を裏付けるための根拠を事前に準備するチームもあり,議論が盛り上がりました。

 ディベートではどちらの意見がより論理的で納得できたのかを基準に判定を出します。今回の判定では,「(優先席があると)妊婦や高齢者の負担が混雑のとき少なくなるという意見が優先席の意義をわかりやすく示していて納得できた」「ボランティア教育(義務化)はボランティアに対する教育を学ぶことを義務化しているだけでボランティアは自らやるものということが変わるわけではないという意見に納得した」などが出ました。ジャッジの判定により選ばれた意見が「正しい」「優れている」というわけではありません。肯定側・否定側の両方の意見を聞いて,自分の考えを深めていきましょう。

 次回は6月29日,テーマは「原子力発電所は再稼働すべきである」「少年法適用を18歳未満に引き下げるべきである」です。どちらも世間で話題となっている社会問題です。自分の意見を持つためには,テーマについて事前に現状や背景を調べておかなければいけません。どんな議論が展開されるのか,結果は次週報告します!

3年次甲斐たいむ~テーマは「自己実現研究」

3年次生にとって一番の話題は進路達成です。目指す進路を実現するために,3年次の甲斐たいむでは発展的対話力・論理的思考力・論理的文章作成能力を高めることを目標に活動を行っていきます。

 4月12日に行われた最初の活動は「自分の考えをわかりやすく相手に伝える方法を学ぶ」でした。相手を納得させるには<自分の主張→理由・根拠→自分の主張>の順で話すこと,具体例を示して論理的に説明することです。実際に「日本人の朝食に適しているのはご飯かパンか」について,グループで意見交換をしました。圧倒的に「ご飯」派が多い結果となりました。

 4月13日・20日の2回にわたって,テーマの賛否について自分の意見とその根拠を発表する活動を行いました。与えられたテーマについて,賛成か反対か自分の立場を明確にしてその根拠を発表しました。

1回目は「一人っ子は得である」がテーマでした。それぞれの立場から挙がった理由は,

賛成「経済的な負担が少ない」「兄弟と比べられることがない」

「親と接する時間が多くなる」   など

反対「寂しく感じることがある」「(兄弟がいると)何かあったときに助け合える」

「同じ目線で話してくれる人がいない」   など

でした。

2回目のテーマは「ゴミの有料化」でした。前回に比べて社会的な問題がテーマであり,意見も分かれました。

「私はゴミの有料化について賛成だ。その理由は2つある。1つめは,有料化をするというルールのおかげで今までリサイクルや分別をしてこなかった人たちも取り組むようになるからだ。(中略)しかし,問題もたくさんある。ポイ捨てなどを掃除したときには誰がお金を払うのかなどである。こうした問題が起こらないように解決策を考えなければいけないが,ゴミを減らしきれいな社会を作るためにも私はゴミの有料化について賛成である。」

「私は、ゴミの有料化について反対だ。理由は2つある。(中略)2つめは不法投棄が増えてしまうということだ。料金を支払うことが今までなかった分,それから逃げようと考える人が出てきてしまうと思う。不法投棄をすれば,環境に悪影響が出てきてしまう。」

どちらの意見にも良い面と悪い面があります。賛否どちらの意見を聞いても納得できるものでした。賛成・反対両方の意見を聞くことで自分の意見とは逆の考えを知ることができます。逆の立場を知ることは自分の考えを深めることにつながります。小論文を書くときにも役立つので活用していきましょう。

 そして,3年次甲斐たいむのメインは「ディベート」です。賛成側・反対側に分かれて議論を交わします。5月18日にガイダンスを行い,担任・副担任の先生が模擬ディベートを実践しました。実際にやってみて,決められた時間内で意見をまとめ発表するためには,事前に自分の立場について意見を考えておくこと,相手側の発言した内容をしっかりと聞き取りメモをすることが重要だと感じました。次回の甲斐たいむではいよいよ「ディベート」に挑戦します!6月22日,1回目のテーマは「優先席は必要である」「ボランティア教育を義務化すべきである」です。さて,結果はどうなるでしょうか?

2年次甲斐たいむ、「分野別課題研究」スタート!!

2年次は、1年次の「在り方生き方研究」で学んだ内容を基に、自分の興味関心のある学問領域を研究して、「分野別課題研究」という名の基で「甲斐ある人」を目指して学んでいきます。

4・5月に実施した甲斐たいむの内容を紹介します。

4月13日の第1回甲斐たいむでは、「研究とは何か?」について学びました。生徒の多くは普段の学校での「学習」と「研究」との違いを知るきっかけとなっていました。

4月の後半は自分の興味のある分野を調べて、その分野が学べる大学を見つける活動や、小論文を読んで内容をまとめる活動を行いました。生徒たちは、自分の進路実現に向けて真剣に取り組んでいる様子が伺えました。

5月の甲斐たいむは、3年次に必要な科目を各自の進路先と照らしながら選択する活動を実施しました。生徒たちは本気で進路達成に向けて、最適な科目選択になるように積極的に先生方に相談していました。

そして6月は、7月に行く東北大学オープンキャンパスに向けての計画や夏休み以降から始まる自分の興味関心のある学問領域を研究する「個人研究」のガイダンスがあります。

今後も、生徒たちが自発的に進路実現へ向けて活動していき、「甲斐ある人」へ成長していく姿が楽しみです。