甲斐たいむ活動報告

【甲斐TIMES】2年次甲斐たいむ 分野別課題研究基礎講習(4)・(5)

今週は甲斐たいむ2本立てとなります。

 

5/10(水)の1本目は,集めた情報を整理するために役立つシンキングツールについて学びました。シンキングツールは「考える」ことを視覚化することにより助けてくれる有効な手段です。

 

生徒たちは「ベン図」と「フィッシュボーン」に取り組みました。「散らかった部屋を片付けるにはどうしたらよい?」をテーマに「フィッシュボーン」を使って,対策をグループで話し合いました。

話し合った内容が視覚的に紙の上に整理されて残るために,ただ話し合うよりも多くのアイディアが出たり,自分が考えなかったアイディアを発見したり,生徒はイキイキと活動していました。

 

本日5/12(金)の2本目は,先週に引き続きシンキングツールの「クラゲチャート」を使い,新聞の社説の要約に挑戦。要約は苦手という高校生は多いですが,「クラゲチャート」を使い,生徒たちは最終的に文章で要約しました。「クラゲチャート」を使うことで,「言いたいことをすっきりまとめることができる」「要約の内容を聞いたときにも相手の話が分かりやすく感じた」という感想が生徒から出ていました。活動に取り組んでいる生徒の表情を見ながら,シンキングツールを一つのきっかけとして,「考える」楽しさを実感したのではないかと感じました。

【甲斐TIMES】2年次甲斐たいむ 分野別課題研究基礎講習(3)

今日で分野別課題研究基礎講習も3回目となりました。先週は,自分の興味関心から問いを立てるために必要なことを学びました。しかし,問いを立てることは簡単なことではありません。たくさんの文献や資料を読む必要があります。

今回の基礎講習では,文献や資料を学校の図書館や,地域の図書館,宮城県図書館などを活用して検索する方法を学びました。図書館のウェブサイトで提供されている蔵書検索機能を使い,自分の問いのキーワードを入れると,たくさんの文献がヒット!生徒は興味のある本や資料のタイトルをメモしていました。

 



また,信頼できるウェブサイトをどのように判断するか学びました。インターネット上のまとめサイトなどは信頼できるかどうか,生徒同士で話し合います。生徒から多くの意見が出ていた様子を見て本校生徒の情報リテラシーの意識は高い!と感心しました。インターネット上の情報も賢く活用したいものです。

【甲斐TIMES】2年次甲斐たいむ 分野別課題研究基礎講習(2)

分野別課題研究基礎講習の2回目が行われました。基礎講習1回目では,自分の興味関心を掘り下げ,キーワードを探しました。今回は自分の興味関心からどのように問い(研究テーマ)につなげるか講義を受けました。「問いはYES/NOで答えることができる疑問形にする」「大きすぎない」「専門的すぎない」などのポイントを押さえ,実際に自分で問いを作成してみます。その後,作成した問いについて周囲の人と発表し合いました。他の人の話を聞くことで,自分の問いが深めることができた人もいたようです。

 

 

また,問いにつなげるための情報収集についても学びました。スキャニング(ざっと読み)やスキミング(キーワードの拾い読み)などのテクニックを使って,限られた時間で数多くの資料に目を通せることが紹介されました。

本日の講習を受けての感想です。「1年生で学んだ社会人講話などで興味を持った分野があるので,それについて詳しく深めることができたらいいなと思いました。」(4組 熊谷陽希さん)

 

 

「研究をする上で大事なことを今回の授業で学ぶことができたのでこれからの授業で生かしていきたいと思います」(4組 山本周作さん)

自ら積極的に情報収集を行い,ぜひ自分なりの問いを深めていってください。期待しています!

【甲斐TIMES】3年次 甲斐たいむ 自己実現研究

「石巻市沿岸部に、大型アミューズメントパークができると仮定します。あなたは賛成ですか?反対ですか?」

本日の三年次「甲斐たいむ」は、上に掲げたテーマについて、意見を述べ合いました。ねらいは大きく二つです。第一に、一つのテーマについて賛成・反対の両面から意見を考えて、視野を広げること。第二に、得た情報をまとめた上で自分の立場を明確にし、相手にわかりやすく意見を伝えることです。


まず、事前に各自で考えた意見(画像は一例です)を、グループでお互いに紹介しました。自分の意見にプラスして、他の人の多くの意見に触れることができたようです。賛成意見としては、雇用創出や知名度向上による地域活性化、震災による負のイメージの払拭、などが挙げられていました。反対意見としては、開発に伴う環境破壊、震災の記憶の風化、などが挙げられていました。

次に、得た情報も参考にして「賛成」「反対」の立場を決め、わかりやすく意見を述べるための準備をしました。聞いている人たちに納得してもらうことを目指し、どの理由を挙げようか、どんな順序で話そうかを考え、発表をイメージしながらじっくりと取り組んでいました。

その後、グループのメンバーを変えて実施した発表では、それぞれが自信を持って話す姿が見られました。各教科の授業の中でもグループやクラスで意見を発表する機会が多いため、生徒たちは話すことにも聞くことにも慣れているようでした。発表者が話し終わると自然に拍手が起こる様子からは、相手を尊重する好文生の姿勢が垣間見えました。

 ところで、このクラス(在籍33人)、果たして「賛成」「反対」のどちらが多数派だったのかと言うと、8対25で、「反対」派が圧倒的に多かったです。生徒たちは現在の石巻地域に愛着があるのでしょう。「ぜひ、アミューズメントパークを!」という声が多いのではと想像していたので、この結果には少々驚きました。

どちらの立場からも、環境のこと、地域産業のこと、そして震災のことなど、幅広い視点からこのテーマについて考えていたようです。自分たちが通うこの地域について、改めて思いを巡らせる機会になったのではないでしょうか。

次回は新たなテーマで、さらに学習を深めます。

「日本に移民や難民が入国することについて、どう思いますか?」

どんな意見が飛び出すか、乞うご期待!

【甲斐TIMES】2年次甲斐たいむ 分野別課題研究基礎講習(1)

 2年次の甲斐たいむ分野別課題研究は6月頃まで基礎講習が続きます。基礎講習ではものの考え方や学び方,情報収集や整理の方法など研究に必要なことを集中的に学んでいきます。

 

 本日の基礎講習1回目では,「自分の興味関心を探る」をテーマに講習を行いました。「マインドマップ」※の手法を使って,自己分析を行い,自分の興味関心を探りました。自分の興味関心を書き出し,問い(研究テーマ)の設定につなげていきます。生徒たちは色ペンを使ってカラフルに「自分の頭の中」を絵に描き出しながら,自己分析を行っていました。

 

※Mind Map(R)およびマインドマップ(R)はBuzan Organization limited(1990)(www.ThinkBUzan.com)の登録商標です。

【甲斐TIMES】1年次 在り方生き方研究 自己分析(1)

 本日の甲斐たいむでは,AさんからFさんまでの6人の人生を読んで,自分が一番参考になるところを選び,グループ内で発表してもらいました。その後,参考になる部分を分析しながら,自分の目標を設定していきました。

Aさん 夢を持ち,それを実現するために,高校時代から将来の夢に関わる活動に積極的に取り組み,夢を実現させたところが良いと思いました。

Bさん ある出来事をきっかけに自分の将来について考えているところが良いと思いました。また,自分の学びたいことを実際に体験するなど大学で自分の思いをさらに深めているところが良かったです。

Cさん 1度自分の将来の夢を決めても,本当になりたいのかどうか考えたことで,より良い方向に行けたと思う。自分も今,同じように迷っているので参考にしたいと思いました。

Dさん 高校時代の興味にとらわれないところ。興味があることや,好きなことを将来に活かすのも良いと思うけれど,将来を一旦広い視野でみると新しい何かを得ることがあると思ったからです。

Eさん 苦手を克服したところ。そして,努力した成果がしっかりと将来につながっているのが良いと思いました。

Fさん Fさんと同じで,自分も今進路が決まらず焦っているので,自分の好きなことを深めてみるという考え方に共感でき,これからの自分にとても参考になったからです。

 6人の人生において,参考になる部分は,自分の考え方に合っている部分だと思います。長所を見出していくのか,苦手を克服していくのか,様々な人の意見を聞いて自分の在り方を考えていくのか,選択肢の中から何か1つを選ぶとき,その選び方は様々です。不正解も存在しません。ただ一方で,将来に関する選択一つで今後の在り方が変わってくるのも事実です。

 甲斐たいむの活動では,今後の自分の在り方に関して,進路指導という観点だけでなく,「社会」や「人とのかかわり」を通して考えていきます。本日は,1年間の目標と,やるべき目標を立てました。この1年で,どれだけ甲斐ある人へ近づけるのか,今後の学習も積極的に取り組んでいってください。

【甲斐TIMES】三年次甲斐たいむ、スタート

三年次の「甲斐たいむ」がスタートしました!一年次の「在り方生き方研究」、二年次の「分野別課題研究」で重ねた経験にさらに上乗せして、今年度は「自己実現研究」に取り組みます。自己実現研究では、「論理的思考力」「発展的対話力」の育成を目指し、種々の学習活動に取り組んでいきます。

 本日はまず、本年度のガイダンスからスタートしました。本校の教育目標や「甲斐たいむ」で目指すものを再確認しました。さすが三年次生、本校の校訓、校是はしっかりと身に染みているようです。マイクを向けられるとスッと発言する姿に、これまでの2年間での成長の跡がうかがえました。

 後半は「論理的思考力①」として、「相手にわかりやすく考えを伝える方法」を学びました。これも、二年次の進路学習「小論文講座」で学んだ内容だったので、「主張(結論)」「理由」「結論」という展開での意見の述べ方は、大体が理解していたようです。

 本日のメインは、「男性よりも女性が長生きする理由」について書かれた対話文を読み、その内容をまとめる、という学習活動でした。どのような展開で相手に伝えるかを各自で熟考する姿、まとめた意見をペアでいきいきと述べ合う姿が見られました。

知識も技術も、持っているだけではその価値を十分に発揮できません。それらを実際に使えるようになることを願います。今回経験した、「得た情報をまとめ、伝える」ということを、これからも様々な場面で繰り返し使いながら、身につけてほしいと思います。

 今年度も、一歩一歩「甲斐ある人」へと進み続ける、三年次生に注目してください!

「分野別課題研究・全体発表」大成功!!

3月14日(火)に12分野の代表者による分野別課題研究全体発表を体育館で実施しました。

当日は,石巻専修大学から3名の先生と本校の学校評議委員の方をお招きし,また石巻専修大学の先生方には代表者の発表の審査もして頂きました。

12名による発表は,研究内容の質が高く,パワーポイントも工夫されており,体育館にいた人たちは夢中になって発表を聴いていました。

大学の先生方による審査の結果,「歴史・文化・社会学」分野の川嶋直樹君,「法学・政治」分野の星茉奈佳さん,「経済・経営」分野の阿部愛海さんが入賞しました。
 「どの分野の発表も素晴らしく,皆さんともっと研究したい!!」と先生方が高く評価して下さいました。

受賞した3名から,感想をもらいました。

「今回の分野別課題研究は,普段の授業とは一味違う刺激的なものでした。興味を持った分野に飛び込み,多種多様な資料や文献に触れることが出来て,より一層知識を深められたと思います。私はこの研究を通し,学ぶ喜びを強く実感しました。最後に,こうした機会を与えて下さった分野担当の髙橋公先生はじめ諸先生方,友人に感謝します。ありがとうございました。」(歴史・文化・社会学分野 2年4組 川嶋 直樹君)

「分野別課題研究を0の状態から発表できる100の状態まで仕上げるのはとても大変でしたが,一つの研究を最後までやり遂げることが出来て良かったです。担当の先生,同じ分野の友達,発表を見てくれた先生方や生徒の皆さんありがとうございました。」(法学・政治分野 2年5組 星 茉奈佳さん)

「分野別課題研究の中で,様々な壁にぶつかりましたが,それらを解決するために色々な方面から考えることを繰り返すことで,多角的に物事を考える力を養うことが出来ました。興味関心があることを熱心に研究し,突き詰めることはすごく楽しいことに気づくことが出来ました。」(経済・経営分野 2年5組 阿部 愛海さん)

2年次の生徒たちは,この1年間各自が興味関心ある内容をテーマにして研究を進めてきました。研究を進めていく中で,悩んだり上手くいかなかったりした時期があったと思います。しかし,その中で充実感や達成感という経験もあったと思います。これらの経験を無駄にせずに今後の人生に役立てて下さい。そしてこれからも「甲斐ある人」を目指して頑張りましょう。1年間お疲れ様でした。

「在り方生き方発表会」開催!

2月15日、「在り方生き方発表会」が行われました。これは、1年間の「甲斐たいむ」での学習を振り返り、自分が成長できたことや感じたことを、相手に伝えることを目的としています。プレ発表会となった1月25日、生徒たちは各自で作成した原稿を基に、各クラスでの発表を行いました。そこで各クラスから選出された計15名の代表者が、体育館のステージ上で、1年次の全生徒と年次の先生方、さらには校長先生と企画研究部長を前にして、発表を行いました。

一人ひとりの発表が終わるたび、「この1年間で、こんなにも、」という生徒の変化と成長を、喜びと驚きとともに見ることができました。

壇上に登った生徒たちは多少緊張した様子を見せながらも、時に聴衆に目を向けながら、時に身振り手振りを加えながら、「甲斐たいむ」で何を学び、何を考えたかを熱を込めて話していました。「○○を聞きました」「○○を行いました」と事実を述べて終わるのではなく、そこから自分自身が何を学び、考え、どのように変化したのかを話してくれました。人前でそのような自己開示をすることはとても勇気がいることだと思いますが、その行為ができること自体が、生徒たちにとっての成長なのだと思います。

生徒自身、入学したときの自分と、好文館での1年間を経験した今の自分とで成長した部分を実感していたようです。その一方で、4月に立てた目標にはたどり着いていない自分自身にも気づき、気持ちを新たにこれからの高校生活に臨もうという前向きな声が多く聞かれました。

発表の内容、構成、そして方法に基づいて審査を行った結果、1年次主任賞を5組の阿部萌さん、企画研究部長賞を3組の長沼李緒さん、そして校長賞を3組の熊谷真莉菜さんが、それぞれ受賞しました。受賞しなかった他の生徒たちの発表も甲乙つけがたく、自分の考えを堂々と述べるその姿からは、好文生の今後の活躍に期待を抱くことができました。

 生徒たちは、来年度も「甲斐たいむ」を含む様々な学習活動を通して、一歩ずつ「甲斐ある人」へと近づいていきます!

2年次甲斐たいむ「分野別課題研究・ゼミ内発表」実施!!

2月15日(水)の5校時6校時において、各分野に分かれて分野別課題研究ゼミ内発表を実施しました。

生徒たちは興味・関心があることを、東北大学オープンキャンパス等を利用して探し、インターネットや本、アンケート調査等を利用してこれまで研究を進めてきました。

当日の発表は全員がパワーポイントを利用してこれまでの研究の成果を発表しました。

当日参加した石巻専修大学の先生方からは、「研究内容やパワーポイントに工夫がなされていて、こちらが勉強になりました。」と生徒たちの成果を高く評価して頂きました。

この個人研究を通して、物事に対しての見方や考え方をはじめ、研究する難しさや達成感を学べたと思います。いよいよ進路達成に向けて本格的に始動するので、この経験を充分に生かしてほしいと願っています。